研究プロジェクトU
研究プロジェクトB(2) (古石 篤子)

    「新しい外国語学習環境の創出(1)」

目的・内容

     目的・内容

       この研究プロジェクトは國枝孝弘研究プロジェクトとの合同プロジェクトです。木曜5限が國枝による理論編、同曜日6限が古石による実践編になります。履修を考える学生には、この2つの研究プロジェクトを履修することを強く勧めます。とりわけ「実践編」を履修する場合には「理論編」と合わせて履修することが必要となります。

      <目標・内容>
        この研究プロジェクトの目的は次の2つです。
      1)新しい技術や新しいメディアにふさわしい学習環境、学習リソースを構築する。
      2)新しい外国語カリキュラムの設計、新しい教授法の開発

        外国語教育は、カセット、ビデオ、WEBなどの新しい技術の導入と歩調をあわせて、新たな教育法、教材、学習環境を作り上げてきました。また湘南藤沢キャンパスは他大学にはみられない、先進的な外国語教育の取り組みをこれまでしてきました。その理由はこのキャンパスが多様な興味を持った人間、そして様々な専門領域がクロスオーバーする場所だからです。外国語の学習環境を作り上げるためには、実は様々な知見と、つねに外へと開かれている好奇心が必要なのです。

        この研究プロジェクトが求める人材は、たとえば次のようなプロフィールの人が考えられます。
      ・言葉への興味を持つ人
      ・デザインに興味を持つ人
      ・コミュニケーションに興味を持つ人
      ・プログラミング技術の実践的応用に興味を持つ人
      ・BlogsなどWEBの新しい利用の仕方に興味を持つ人

        こうした関心を持つ人が集まり、一緒に研究していくことが、この研究プロジェクトの目的です。例えば次のようなプロジェクトがあります。
      1)WEB教材の開発
      2)遠隔テレビ会議の実践
      3)LMS(learning management system)による外国語能力評価システムの開発
      4)携帯電話による外国語学習
      5) Pod-castを用いた外国語情報番組の発信

        なおこの研究プロジェクトでは外国語としてフランス語を対象にしますが、フランス語の知識は必ずしも必要としませんし(もちろんフランス語に興味を持つ学生も大歓迎ですし、将来フランス語の教師になりたいという人がいれば、理想的です)、ドイツ語、中国語の研究プロジェクトとも連絡を緊密にとりながら、汎用的な研究を目指していきます。

      <形式・技法>
        教材を作成するだけでなく、必要に応じて教育、コンピュータに関する文献、論文を読みながら、皆の問題意識の共有化もはかりたいと思います。
        輪読、教材評価などは、担当を決めて全員で行います。それと平行して自分の研究テーマを決めてもらい、中間発表を経て、秋学期最後には、実際の学生を相手にしてプレゼンテーションをしてもらいます。自分のデザインした教育プラン、教材が実際に学習者にどのように評価されるのかを知る機会としてこのプレゼンテーションを行います。

      <成果>
      これまでの成果を見たい方はネットでフランセ(http://www.aura.sfc.keio.ac.jp/netdes/)および研究会ホームページ(http://www.aura.sfc.keio.ac.jp/)をご覧ください。

授業形式・形態

    ディスカッション・グループワーク・演習

評価方法

    輪読、教材評価などは、担当を決めて全員で行います。それと平行して自分の研究テーマを決めてもらい、中間発表を経て、春学期最後には、実際の学生を相手にしてプレゼンテーションをしてもらいます。自分のデザインした教育プラン、教材が実際に学習者にどのように評価されるのかを知る機会としてこのプレゼンテーションを行います。

履修条件

      特にありません。フランス語を学びたい人、コンピュータ言語、あるいはオーサリングツールを使って何かを制作をしたいと考えている人など大歓迎です。必要なのは何かを創造していこうとする意欲です。学ぶという行為は知識の吸収だけではなく、その知識を具体的な形に実現することではないでしょうか?個々人の研究が実際に教材という作品として実現する、そしてすぐにフランス語を学ぶ学生からその作品にたいして反応が返ってくる。モノをつくるよろこびは使用者に評価されたとき、何倍も大きくなります。この喜びを皆さんも体験してみませんか?クリエーターとユーザーが同じ学生である−そんな空間を作ることが理想です。

受入予定人数

    15名

最低受入人数を超えた場合の選考方法

    履修希望者は3月15日までにメールでその旨を担当教員まで知らせること。(akak@sfc.keio.ac.jp, kunieda@sfc.keio.ac.jp)

関連プロジェクト

    國枝孝弘研究プロジェクト

連絡先

    akak@sfc.keio.ac.jp

研究室ホームページ
来期の研究プロジェクトのテーマ予定

    新しい外国語学習環境の創出(2)

その他・留意事項

    木曜日6限に行います。