システム工学と万葉集
卒論の時にお世話になった三浦宏文先生の先生が、渡辺茂先生という方である。卒論はロボットをやろうと思って三浦・下山研究室に入ったのだが、三浦先生の授業の中で紹介されたシステム工学というものに興味を持ったのは、研究室に入ってからの4年生の時だった。渡辺茂先生の著書「システム工学とは何か」NHKブックスはいまでも大事にしている本のひとつでもある。
デジタル・アナログを問わず手のひらスケールから都市スケールまでの様々な要素をまとめ上げてひとつのシステムとしてデザインしたい、もしくは、どういう要素をどう組み合わせるとひとまとまりのシステムになるのか?という今の関心の大きな源流は、システム工学への興味なんだろうなと思う。
で、Amazonでいろいろと本を探していたら、その渡辺先生が万葉集に関する著書を書かれていたということを知り購入。
歌人の穂村弘さんといろいろ雑談をさせていただくことがあって短歌もオモシロいなぁなどと思っていたけれど、自分の興味の幅なんてまだまだ小さいもんだ、と思った。深々と頭を垂れたい。