肯定側は、論題を受け入れるのに充分な理由を提供しなければならない。これを、
と呼ぶ。これは常に肯定側にある。法廷では、被告人が罪を犯したという充分な疑惑を背景にしてこれを立証する検察側の責任が、それにあたる。ディベートの試合においては、肯定側が検察側の役割を負い、変革は不可欠であることを立証しなければならない。肯定側がもしも変革の必要性を充分に正当化しなかった場合は、立証責任を満たしていないといえる。
否定側は自分達の主張を立証しなければならないが、論題の受け入れを立証しようとする立場は、絶対に取らない。たとえ否定側が現状の変革の必要性を主張したとしても、否定側なら、ディベートの論題で示唆されている特定の変革を支持する主張は決してしないだろう。もしそれをしてしまったら、ディベートでなくなってしまうであろう。
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