ディベートの仕組み-The Mechanics of Debate-



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ディベートの仕組み-The Mechanics of Debate-

はじめてスポーツに参加するとき、そのゲームが進行の遅い、難しいものであることを感じることがある。専門用語は見知らぬものが多いし、ルールは新しく、その範囲は余り知られていないことが多い。しかし、そのゲームとそのルールの背後にある概念に精通してからは、そのスポーツが易しくかつ楽しめるものであることがわかることがしばしばである。ある意味では、ディベートもまたゲームであり、最初は難しいが練習によって易しくなる。この章では、ディベートの基本を紹介しようと思う。この基本を理解してからは、章を追うごとに、議論をプランニングし、準備し、発表するときに、それらを結び付けて使えるようになれるだろう。そうするために、次の用語を理解する必要がある。:

ディベートは多くの異なった部分から成り立っている。それらの部分には専門用語、概念、手順が含まれている。ディベーターはこれら各要素を知り、理解しなければならない。この章では、まず始めに、問題領域、論題(命題)、肯定側、否定側、流れ図(flow sheeting)に目を向ける。これらは、ディベートの基本的な要素である。




Mineichiro Yamakoshi
Sat Dec 16 12:20:50 JST 1995