ある程度、ディベートは
で成り立つ。全てのスピーチがディベートが始まる前(第一肯定側立論を除いて)に書かれているわけではない。聴衆に感銘を与えるディベーターになるためには、演台に立つ前に、幾ばくかの時間で話す材料を組み立て、まとめなければならない。スピーチとスピーチの間に準備のために使われる時間は、
と言われる。試合で無制限に時間が与えられるのは理不尽であるから、試合ごとにその主催者が時間制限を設ける。準備時間には3つの型があるが、それをここで議論しよう。
に適用される。その試合で、8分の準備時間を好きなように使うことができる。スピーチした人が座ってから次のディベーターがスピーチし始めるまでが準備時間として計算される。経過時間はタイムキーパーが(いないときは、ジャッジが)記録し、それぞれの経過時間を教える。例えば、否定側が第一立論の前に4分使ったら、第二立論の前には1分、第一反駁の前には1分、第二反駁の前には2分というようになる。肯定側が反駁スピーチの前に準備時間を使い果たしたいと思うのは、重要なスピーチは入念にプランニングしておくことができるからだ。一方のチームが8分をフルに使ってしまったら、オーバーした分の準備時間はその後のスピーチ時間から引かれる。使わずに余った準備時間は、別の試合の為にとっておくことはできない。その時間は単なるロスト・タイムである。
このルールには、5分ルールと10分ルールという2つのバリエーションがある。手順はまったく同じで、その長さが短かったり長かったりするだけだ。採用される時間は、試合の主催者の自由裁量に委ねられる。