ディベーターがスピーチする時間を守らせるために、タイム・キーパーが使われる。タイム・キーパーの役目は、スピーチする時間や作戦タイムがオーバーしないよう、ディベーターに知らせることであり、時間が示されたカードを使ってこの役目を遂行する。時間は、最後の1分まではあと何分かをコマ切れにした時間(8分、7分・・・1分など)でカウントされ、それからは30秒ごと(1分、30秒・・・終了)にカウントされる。割り振られた時間を使い終えたとき、ディベーターはその最後のセンテンスで終えることが許されるが、それ以上は許されない。タイムキーパーがいないときは、次の2つのどちらかの方法で時間を守らせることができる。そのひとつは、ジャッジがタイムキーパーの役目をする方法であり、もう一つは、肯定側・否定側それぞれが、自分達自身で時間を守る方法である。後者の方法は、他にとるべき手段がないときにのみ、とられるべきである。個々のスピーチをする時間の制限、準備時間(作戦タイム)、そしてディベーターの責任を支配しているルールについては、第3章において詳細に述べられる。