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Juni 05, 2005

江ノ島

昨日、授業で江ノ島まで行って来ました。授業で、というところが哀しいですけれど、江ノ島も同じくらい哀しい場所でした。

江ノ島には2年位前、夜に来たことがあります。猫と神社と民家が不思議に混在していてあまり悪い印象はなくて、むしろ島全体が神社のような、空間の境目にできる特有な雰囲気には好感をもてました。

で、はじめての昼間の江ノ島。

片瀬江ノ島駅を降りた時から嫌な予感はしていたんです。天候も湘南に相応しい晴天でした。それが一層まずさに拍車をかけました。年齢の高いカップルや、親子ずれ、年配の人たちが島に近づくにつれ、増えていきます。そして島に到着した人々をまず迎えるのは日本の観光地にはどこにでもあるおみやげ物屋の列。

懐かしいバタ臭さ全開です。バタ臭いとは西洋風という意味だけど、たとえば西洋直輸入のはずのスターバックスやマックには使いません。「風」が大事なんです。真似をしようとして、でも無理で、そこに残るのは融合した文化で、もはやそれは日本そのものといっても信じてしまいそうなもので。

湘南はそもそも米軍基地(西洋発)とパラレルに歴史を歩んできた場所です。
たとえばサーフィンも米兵が戦後持ち込んだのを起源として、今の湘南=サーファーのような図式が出来上がったわけだし、1960年代は「湘南を日本のマイアミに」というコンセプトで開発が進められたといいます。

しかし今はもうマイアミの面影を残すものといえば、江ノ島マイアミコンテストとかいうミスコンくらい。おみやげ物屋に飾られていたポスターのやけに寂しそうなミス江ノ島の、褪せた顔立ちが印象的でした。

年配の人が多いのも理由がわかったような気がします。
たぶん、TUBEのようなものなんでしょう。

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残された道がたった一つに
なってしまった今だから
伝えたいこと溢れ出す

傷付いたボクらだけの
優しすぎるストーリー

時つ海を包む夏の地平線
東からの朝の群れが
引き連れる懐かしい感覚


癒された傷跡をたどれば
いつでもあの日の情景
でも後悔は不思議と無くて

知りすぎたボクらだけの
悲しすぎる終わり方

時つ風が訪れる海岸線
西からの夜の気配
もうこれ以上嘘はつけない

描かれた未来だけは
いつまでも残ってる

時つ海を包む夏の地平線
東からの朝の群れを
浴びるのは残された者だけ

投稿者 POE : Juni 5, 2005 02:36 EM

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