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Oktober 20, 2005
またぐだぐだ
徴兵。これもね、いつかきちんと考えたいんだけど、まだうまく出来ない。
たとえば、男女同権をうたう北欧の男だけの徴兵制度って何なんだよ、とかね。もちろん志願制に移行しようという議論はずっとあるんだけど、人口を考えると難しいです、というのがよく聞く答え。結局、労働力の確保・国力の維持のための男女同権で、その趣旨にかなわないものは認めないのかな。
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友達のとっている授業がGender and Conscription in South Koreaみたいなテーマでゲストレクチャーを呼んでいたので受けてきた。講師の人は韓国出身のジェンダー研究が専門の社会学者。韓国の学者は、アメリカで博士号をとって韓国の大学で教員になるというコースが一般的なのだけど、彼女はアメリカにそのまま残って教授になったらしい。
軍隊が男らしさ(Masculinityの日本語訳ってこれでいいの?)が生産され、通過儀礼的な役割を果たしている、というよくある話からはじまって、話題の中心は韓国の人気番組の紹介へ。
<韓国の徴兵制>
■概要
すべての男子は、18才から30才のうちに約2年(陸軍:24ヶ月・海軍:26ヶ月・空軍:28ヶ月)兵役義務をおう。多くは大学2年のあとにこの期間を消費する。朝鮮戦争は終わっておらず、ただ中断しているという立場。
■問題点
○良心的兵役拒否のシステムが公式にはないこと(個別のケースでは係争中;基本的には1年6ヶ月刑務所へ行かないてはいけない)
○北朝鮮が名目の徴兵制でalternative wayを公式に採用するのが難しいこと
○政治家や有名氏族のみ兵役以外のオプションを使いやすいというアンフェアな状況。
○徴兵制を維持するためのコスト
○経済力の損失
○大日本帝国に似た旧態依然とした軍事システム
○専門化・ハイテク化が進む中で軍隊の錬度が必要とされること
投稿者 POE : Oktober 20, 2005 05:43 EM
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