Desember 03, 2005
ぶー
なんだかぼーっと。うとうと夢うつつ。
テスト勉強しなくちゃいけないのに。
でも勉強はじめたら楽しい。後期近代とか単語だけでわくわく。
来年の科目を考え始める。
頭の片隅で、3月までに終わる科目だけをとって
4月にもう帰っちゃおうかなとか。
難しいことはまだわからない。
わかるのは、ここは少しだけ日常からずれた場所で、
そして帰ってもそこはきっと日常からずれているんだろうということ。
みんなにまっすぐな線路を見せてくれた近代はもう
ほんのわずかしか残されていなくて、
その幻にのるのをどこかで拒否して、ここまで来たことを少し思い出す。
だけど線路の外側って、たいていは荒地なんだよね。
*
たとえばこの手を差し出すことで
僕が消え、君が残るならば
不確かだった僕がこの世界に
意味をも残すことになるのかな
いつか席を立つ日が誰にも訪れるのならば
その席を誰かのために残したいと
笑っていたあの人の場所には今
見たこともない誰かがすまし顔で座る
聞いたこともない言葉で
親しげに部屋の空気を取り仕切る
席を立つ日を選ぶことが出来ながら
多くはただ名前を呼ばれる日を散漫に待ち続ける
まるでそこに座ることが当たり前で
世界がその部屋でもあるというように
席取りゲームはまだ
世界中で続いているらしい
知らない部屋の誰かを守るために
今日もまた知らない子どもが借り出されたらしい
ぼくはただ足早に抜けてゆく
あやふやな世界を窓から眺めながら
昨日の夜のことや
来年の夏のことを眺めていた
あの頃はまだ
予約などできるわけもない
未来への投機のように
ここにいることの意味を
あるはずもないのに探し続けた
意味があるよといってくれる人を
失うたびに消えてしまうほどの意味でも
それをほしがり続けた
意味なんてないよねと
笑える強さはまだ風の最中
たとえばこの手を差し出すことで
僕が消え、君が残るとして
僕が消えるだけかも知れない
そうおびえる今はもう
隣の席の彼や彼女と
それが誰であっても微笑みあうことが出来る
彼や彼女が去ったあとの
彼や彼女ともきっと微笑みあうことが出来る
投稿者 POE : Desember 3, 2005 09:24 EM
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