Desember 05, 2005
バナナ
バナナを食べながらアイスバーンの道を歩いていたら転んだ。
何も知らずにぼくを目撃した人には、バナナでこけたと思われるのだろうか。そもそもバナナですべるというギャグはこのくににもあるのか。そんなことを転んだ瞬間は冷静に考えていました。今度からは道を歩くときはりんごにします。
*
どこに向かうのかって少し気になる。ただ自分で歩いている感覚は希薄だから、どこへ連れて行かれるかと言い換えたほうが正確かも知れないけれど。
別に運命論者じゃないけれど、限りない可能性が存在したとして、結局自分の手元に残されるのがいつも一つだけなら、偶然も必然もそこに大きな差はない。ならば、ふざけて行く末を見届けていよう、それだけなんだけどね。
ただそれでも衝動だとか、覚えてしまった嗜好はあるわけで、それらと付き合ってゆく中で、どこへ行くのだろうかということはやっぱり大事じゃないとはいえない。どこまで自分がその操縦に関わるのかは別として。
*
3年前くらいに書きなぐった言葉が見つかったので、ついでに。
2003年の2月19日。
珍しくもない普通の冬の日だったはず。
*
一通り聞き飽きたアルバムみたいに
毎日も積み重なってホコリ被っていく
溢れていた刺激も
今じゃただの気休めにしかならない
君の胸は温かいけど
新しい風景がもう見つからない
冬ももう終わるんだ
どこかへ行きたい
あの頃よく呟いていたっけな
行くあてもない奴ほど
旅をしたがるけれど
帰る場所がある奴は
結局旅立つことさえ不器用で
懐かしいフレーズが
ぼくにとっては呪文だったんだ
何でも叶う気がしてた
何度でも祈っていたよ
「***********」
だけど今でも臆病なままさ
手に入れたはず
栄光の日々が崩れる音は
いつも背中で聞く
この手で勝ち取ったものは
欲しいものは何だったのか
わからずに全て消えていくのか
足りないものを補うように生きてきたはずが
無いものねだりばかりしてた
誰かの持ち物ばかり手に入れて
扱いに困っては
新しい日々を手に入れた気になってた
所詮、他人のものは他人のものでしかないんだろう
だから今ここには何もないんだ
それでも刺激を欲しがる
満たされていたのは
こころじゃなくて欲望だけだったね
君の胸は温かいけれど
新しい風景がもうわからない
冬ももう終わるんだ
投稿者 POE : Desember 5, 2005 12:01 FM
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