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Januar 07, 2006

ひかりだとか。

電車やビルから眺める街の灯。マンションからもれる光。

その光の数だけ、そこには誰かの生活が存在しているはずなのに、その光はときにとても無機質だ。それは群集の中にたたずむときと同じで、そこにはたくさんの人がいるはずなのに、そこで結ばれる関係が匿名的なゆえに、そこにぬくもりを感じられない。淋しい。

だけど、そのどれかの光に、自分の知っている人が生きていると知ったとき。その光を無意識に探してしまうとき。それだけで一気に、無機的だった光が急にあたたかみを帯びてしまう。

無規則に並んでいるように見えたマンションの光だって、誰か知り合いのいる場所を知ったとき、昨日までただの光だったそれが、その人を伝えるシグナルになったりする。もう帰っているだ、とか今日は遅いなだとか。

きっと、そういう簡単なものなのだと思う。こっち側でも、あちら側の問題でもない。そこで結ばれた関係の問題なんだと思う。

投稿者 POE : Januar 7, 2006 08:41 EM

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