渡米手続きの開始
MITでお世話になりたい旨、サミュエルズ教授に告げると、事務担当のロバートを紹介してくれた。ビザ取得のための手続きは彼と行うことになる。ビザ取得の手続きがとても面倒なことは分かっていたので早めに動き出した。求められたのは、パスポートのコピー、大学から資金手当てがあることの証明、サバティカルの間の給与についての証明、銀行の預金残高の証明である。これらを郵送やメール添付という形で送る。比較的順調に手続きは進み、11月末にはビザ取得に必要な書類がMITから送られてきた。
在日米大使館のホームページで非移民ビザの申請について情報を集める。これがなかなか複雑だ。意味不明の書類をたくさん書かなくてはいけないし、どれくらいの時間でビザが出るのかもはっきりしない。年内に西海岸への出張があるから、それが終わってからビザを申請するのがいいだろう。
問題はアパート探しである。2001年にワシントンDCに行ったときにはアパート探しに大変苦労した。今度は同じ失敗を繰り返したくない。しかし、3月という時期はアメリカの大学でアパートを探すには良い時期とは言えない。日本なら年度末で人の動きもあるだろうが、アメリカでは夏に人が動く。官庁からボストンに派遣している人が動く可能性もなくはないが、役所の人事も通常は6月とか7月だからあまり期待できない。
ロバートに相談すると、6週間前から探すといいという。しかし、絶対に物件を見ないで借りてはいけないというアドバイスをもらった。3月はじめに入居するとして6週間前となると1月である。1月20日ぐらいまで授業があるし、その後は試験や大学院修士の最終発表、ゼミ合宿などが続くのでまとまった時間をとるのは難しい。
ゼミ合宿が終わってすぐに、ヨーロッパへ出張に行く話がある。これに合わせてボストンまで出向き、アパートを探すということも考えたが、6週間前ではなく2週間前になってしまう。たぶん、時間的余裕があったほうが良い物件が見つかるだろう。MITのウェブにも情報が載っているらしいが、MITのIDをもらってからでないと具体的な物件を見ることができない。ボストン在住日本人向けの掲示板もあるので、そちらも定期的に眺めることにしよう。
ビザがいつ出るかはっきりしないのにアパート探しをするのも何だか難しい。複雑な連立方程式を解く気持ちだ。それも答えが複数あるからなかなか決まらない。
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