“Politics and Youth in Modern Japan”(3月10日)

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(左:世界遺産に登録されたサン・パウ病院、右:会場となったCIDOB本部)

 マドリードから戻り、再びバルセロナへ。講演旅行の最後はCIDOB(バルセロナ国際問題研究所)でのセミナー”Retos de la política internacional de Japón en Asia-Pacífico(アジア太平洋における日本の国際戦略が抱える課題)”。CIDOBのディレクターであるJordi先生、Oriol先生、Sean先生、バルセロナ自治大学のBlai先生、Artur先生、Lopez先生、ベルリン自由大学のCoreyさん、京都大学(LSEに留学中)の奈良岡さん、阿川先生と報告が目白押しです。
 午前中のセッションで、阿川先生の安保法制と東アジア、奈良岡さんの第一次世界大戦と日中関係に続いて、震災後の日本の政治と学生についてお話しさせて頂きました。16世紀に教会として建てられたという本部ホールでの講演は、大学での講演とはまた違った心持ちにさせてくれました。
 この1週間、政府関係者ではなく、日本研究者や日本に関心のある学生さんに対して講演を続けてきましたが、その中で強く感じたのは、イメージによる支配が、とりわけ安全保障をめぐる問題については大きいことでした。アメリカで感じたこととは異なる、EU圏から見たアジア圏の国際関係の捉え方が何となく掴めてきたように思います。

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 バルセロナといえば、パンコントマテ。メールアドレスでも「.cat」と自治強化の動きを示唆するカタルーニャ。2014年のスコットランド、2015年の台湾、2016年のスペインと回らせていただいたことで、国民と国家について、思いを新たにすることができました。パンコントマテの味がさまざまなように、人も国も。
 


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