5月9日(土)、晴天に恵まれたなか、日本行政学会研究大会 分科会C「日本の政官関係は変化したのか?」で「政官関係の歴史的展開―行政国家の誕生と政党政治の創業―」と題して報告させていただきました。拙著『政党と官僚の近代』の議論をベースにしながら、行政国家、官僚、政治家、政党政治が相互作用しながら誕生してきたことを論じ、その後の政党政治期(二大政党制)における政権交代と官僚の関係についての問題提起を行いました。
報告予定者がおひとり辞退されたため、私(歴史)と京都大学法学研究科の南先生(韓国)による報告となりましたが、司会の建林先生、討論者の牧原先生をはじめ、フロアからも積極的にご質問を頂いて、得るところの大きい研究報告でした。お越し頂いたみなさんに改めて御礼申し上げます。
何より、行政学においても歴史研究、歴史的視点が重要であるということを、お越し頂いたみなさんに共有していただけたことは、嬉しいことでした。引き続き、研鑽を積んでいきたいと思います。
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今回が初の広島行きだったので、江田島(旧・海軍兵学校)に行ってきました。親族が海龍に乗組む予定だったこともあり、感慨深く見学しました。