こちらは3年ぶりとなるベルリン。ベルリン自由大学日本学科で"Bureaucrats as Japanese Political Elite, 1867-2014"と題してお話しさせていただきました。昨秋に私のゼミ生たちとともに神保町ブックツアーに参加してくれたカーチャ・シュミットポット先生の指導のもと、多くの学生が日本のことを真剣に学んでいました。
思いを深くしたのは、この大学の名前です。かねてからベルリンにあったのはフンボルト大学のみ。東西分裂後、同大学は東ベルリンに属していました。これに対して、西側の支援を受けて創設されたのがベルリン「自由」大学なのだそうです。多くの理系の研究所がある、とても落ち着いた環境のなか、充実した先生方のもとで日本研究が進んでいることをとても心強く感じました。
とりわけうれしかったのは、同大学に留学しているゼミ生の奮闘ぶりを見られたことです。ハレからも2人のSFC生が、以前ドイツからSFCに留学していた学生とともに駆けつけてくれました。今回の一杯は、そんな懐かしいメンバーといただきました。おいしかった。