某財団での講演、阿川先生の退職謝恩会、オーラル・ヒストリーの集いと慌ただしく過ごしたあと、スペインに飛び、3カ所で講演をさせていただく機会を得ました。
最初の会場はバルセロナ自治大学翻訳・通訳学部(la Facultat de Traducció i Interpretació, Universidad Autónoma de Barcelona)。なんとこの学部に東アジア学科があり、日本研究が盛んに行われているとのことで呼んでいただきました。
この日は“Changing Youth in Contemporary Japan: After 5 years from the Great Earthquake”と題して、震災後5年間における、日本政治と学生の関係について、政治チャネルと非政治チャネルからお話しさせて頂きました。小さな教室に80人ほどの学生さんが(なんと、着物をお召しになったスペインの学生さんも!)。
この内容は、今学期を台湾で過ごすなかで見出したもので、政治に深くコミットしていく台湾の学生と、政治とは距離を取りつつも目の前にある課題に政策チャネルから取り組んでいく日本の学生を対比して論じたものです。
これまで、SFCをはじめとする、身近な学生たちの活動について話すことには妙な迷いがありました。それが、台湾での経験を通じて、これは伝えるべき、発信すべきことなのではないかと思えるようになりました。
学術的にどこまで詰まっているかと言われるとまだまだ改善の余地がありますが、近々、活字にしていきたいと思っています(スペイン語になることは確定したようです!)。
スペインと言えば、生ハムですよね。コクを共感できる国の食事はすばらしい!!