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参加方法はどうなっているんだろう?

太郎君:僕も「母と子の自然教室」に参加したいな。

うま兄博士:最初の年は太郎君みたいな一般の人たちの参加もできたんだ。で もそれではあまりにも大変だということになった。なにしろ3泊4日を10回、最 初の3泊4日が午前中に終わったと思うと、午後に次の3泊4日が始まるわけだか らね。それで今は限られた人たちだけに参加を呼びかけているんだ。それには 東京都社会福祉協議会から地域の社会福祉協議会におろしてもらって地域の母 子会でPRしたり、広報誌に載せてもらったりする方法をとっているよ。だから 残念だけど、太郎君は参加できないだろうな。

太郎君:残念。じゃぁ僕でも参加できるようなことはやってないの?

うま兄博士:たとえば「春の自然教室」というものがある。これもキャンプな んだけど養護施設の子どもたちを対象としているんだ。これは春休みに行うか ら学生のボランティアの皆さんに参加してもらっているんだ。だから太郎君も もう少し大きくなったら、ボランティアとして参加してみないかい?他にも、 多摩川の土手の掃除をする「多摩川クリーンアップ」 などには、社員と一緒に参加できるよ。今度つれていってあげよう。

太郎君:うん。でもうま兄博士、学生のボランティアってどこで募集している の?僕のお姉さんに教えてあげたいんだけど、ホームページには載ってなかっ たよね?そういう情報をホームページに載せればいいのに。

うま兄博士:そうだね、太郎君。学生ボランティアは今は東京ボランティアセ ンターに登録されている若い人に手紙を出したり、教育学科のある大学に告知 したりして募集しているんだ。でもそれだけでも募集の倍以上の学生が応募し てくれるんだよ。だからホームページに載せるのはいいんだけど、今以上に窓 口を広げたらせっかくボランティアをしたいと思っている人を選ぶことになっ てしまう。それでは失礼だよね。それに運営上、あまりたくさんのボランティ アがいてもやりにくいんだ。

太郎君:そうなんだ。ただたくさん人が集まればいい、ってものではないんだ ね。

うま兄博士:その通り。僕たちは世間一般の人がボランティアをする機会を提 供するっていう考えではなくて、活動をするときに人が足りない、じゃあうち の社員でやってみない?っていう発想でやってるからね。分かるかい?


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