井庭崇のConcept Walk

新しい視点・新しい方法をつくる思索の旅

パターンランゲージ 2010 @iTunes U

僕の授業「パターンランゲージ 2010」の配信が iTunes Uで始まりました。

実践知の言語化の考え方と方法に興味がある方は、ご覧ください。

パターンランゲージ 2010 @iTunes U → http://itunes.apple.com/itunes-u/id415430585

PatternLanguage_iTunesU.jpg


「パターンランゲージ」[井庭 崇
(慶應義塾大学 総合政策学部・環境情報学部 2010年度秋学期開講)

この授業では、創造・実践のための言語として「パタ-ンランゲ-ジ」を取り上げ、その考え方と方法を学びます。パタ-ンランゲ-ジは、創造・実践の経験則 を「パタ-ン」という単位にまとめ、それを体系化したものです。かつて、建築家のクリストファ-・アレグザンダ-は、建物や街の形態に繰り返し現れる関係性をパタ-ンとしてまとめました。その後この考え方は、ソフトウェア開発の分野に応用され、成功を収めました。SFCでは、「SFCらしい学び」のパタ-ン・ランゲ-ジとして、「学習パタ-ン」(Learning Patterns)が制作・配布されています。この授業では、パタ-ンランゲ-ジの考え方を学びながら、創造的コラボレ-ションや社会デザイン、ものづくりなど、新しい分野において、自らパタ-ン・ライティングできるようになることを目指します。

第01回 Introduction
この授業の内容と進め方について説明します。

第02回 Philosophy of Pattern Language
パターン・ランゲージの背景にある思想・哲学について学びます。

第03回 Pattern Forms / Case: Learning Patterns
パターンの形式について理解します。事例として、SFCで制作・配布されてい る「学習パターン」を取り上げます。

第04回 The Nature of Order
パターン・ランゲージを提唱したクリストファー・アレグザンダーの思想や その可能性について考えます。(ゲスト対談:中埜博 氏)

第05回 Pattern Mining
対象のなかからパターンを見つける方法について学びます。

第06回 Pattern Writing (1)
パターン・ランゲージを記述する方法について学び、作成演習を行ないま す。

第07回 Toward a Pattern Language for Policy Making 【補講:10月7日休講分】@τ12
自生的な社会を実現するための「政策」をつくるパターン・ランゲージの可 能性について考えます。(ゲスト対談:竹中平蔵 氏)

第08回 Toward a Pattern Language for Policy Making 【補講:11月4日休講分】@τ12
自生的な社会を実現するための「政策」をつくるパターン・ランゲージの可 能性について考えます。(ゲスト対談:竹中平蔵 氏)

第09回 Pattern Writing (2)
パターン・ランゲージを記述する方法について学び、作成演習を行ないま す。

第10回 Media for Creation and Imagination
パターン・ランゲージや、そこから派生したツール/方法論について考えま す。(ゲスト対談:江渡浩一郎 氏)

第11回 Writer’s Workshp 【補講:12月16日休講分】
グループワークで作成しているパターン・ランゲージを、履修者同士でレビ ューし合う「ライターズ・ワークショップ」を行います。

第12回 Final Presentation
グループワークで作成してきたパターン・ランゲージの発表を行います。

第13回 Final Dialogue Workshop
各グループが作成したパターン・ランゲージを用いて、ワークショップを行 ないます。



なお、引き続き SFC-GC(Global Campus)でも映像と資料を公開しています( → http://gc.sfc.keio.ac.jp/cgi/class/class_top.cgi?2010_25136 )。お好きな方でご覧いただければと思います。
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