« 2008年10月 | メイン | 2008年12月 »

2008年11月 アーカイブ

2008年11月04日

著書―長野県近代史研究会編『長野県近代民衆史の諸問題』

%E7%94%BB%E5%83%8F%20004.jpg
 長野県近代史研究会編『長野県近代民衆史の諸問題』(龍鳳書房、2008年)

 5年前から参加させて頂いている長野県近代史研究会の論文集が刊行になりました。このなかで「近代日本官僚制における郷党の形成と展開―長野県出身官僚を事例に―」 と題して、

 1,近代化を進める日本の中で、地方の青年はどのようにして中央の官僚となっていったのか。
 2,官界中央において、地域閥が形成される姿はどのようなものだったのか。
 3,中央の官僚は、出身地の政治にどのような関わりを持ったのか。

という三つの問いを立て、長野県を事例に明らかにしました。

 すでに拙著『政党と官僚の近代』でも引いた論文で、同業者各位からは「あれはいつ出るの?」と問われることしばしばであった一本だけに、今回の刊行には深い感慨があります(原稿を出してから刊行まで、種々の要因があって3年かかりました)。

 同会会長の上條宏之先生の古稀記念出版ということもあり、ほとんど書店には出回らず、出版社からの直販になるようです(そんななか、すでに店頭に出しているジュンク堂は、さすが。http://www.junkudo.co.jp/detail2.jsp?ID=0011037760)。

 先月末から今月始めにかけて、2本原稿を書きました。こちらは年明け、年度末にお目にかけられる予定です。
 

2008年11月16日

頂き物―御厨貴『表象の戦後人物誌』

%E8%A1%A8%E8%B1%A1%E3%81%AE%E6%88%A6%E5%BE%8C%E4%BA%BA%E7%89%A9%E8%AA%8C.jpg  御厨貴『表象の戦後人物誌』(千倉書房、2008年)
 
 著者の御厨先生から頂きました。ありがとうございます。

 徳川義寛、徳富蘇峰、卜部亮吾、富田朝彦、笹川良一、石原廣一郎、渡邉恒雄、庄司薫、六人の政治家(岸信介、河野一郎、福田赳夫、後藤田正晴、田中角栄、中曽根康弘)、危機の宰相(池田勇人、田村敏雄、下村治)、石原信雄、そして平成くんこと御厨ゼミ生という「人」から戦後が写し出されていきます。先日、麻生首相が八重洲ブックセンターで購入した本だとは、知る人ぞ知る。

 これらが書かれていたころ、助手として先生のお話をしばしば伺う環境にあったので、そのころの記憶と重ねながら読みました(庄司薫を知ったのは、まさにこの文章だったなぁ、などなど)。
 それにしても、一冊一冊を読んでいた時との感覚の違いは、なんなのだろう。簡単に見えながら難しい、人を介する視座への、してやられた感なのだろうか。


%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E3%81%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%AE%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E6%97%A5%E6%9C%AC.jpg  五百旗頭眞『歴史としての現代日本』(千倉書房、2008年)

 同時に、同じ版元、同じ編集者の手で刊行された、こちらは書評集成。当の編集者殿から頂きました。ありがとうございます。

 人を介して、書評を介して時代を照射した2冊の本を目の前にして、その企画意図にも「してやられた」感を抱く。偶然やアクシデントにどう対応出来るかは、日々の蓄積と、一貫した視点であるのだな、と。
   

About 2008年11月

2008年11月にブログ「研究室通信」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2008年10月です。

次のアーカイブは2008年12月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.36