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頂き物―『変貌する日本政治』『政治の終わり、政治の始まり』『東アジアの国際関係』

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 御厨貴編『変貌する日本政治―90年代以後「変革の時代」を読みとく』勁草書房、2009年

 執筆者のみなさんからいただきました。ありがとうございます。
 政治学を中心に、宗教学、経済学、若手からベテランまでのメンバーで開かれた「90年代研究会」の成果。当初、私もメンバーに入れていただいていたのですが、今回はオブザーバーにしてもらいました。しかし、この出来映えを見ると、自分ももう少しがんばっておけばよかったかと悔やまれます。

 目次
  序 章 九〇年代とは何か(御厨 貴)
  第1章 自民党政治自壊の構造と過程(菅原 琢)
  第2章 小沢一郎と政界再編(山本 健太郎)
  第3章 国民政党に脱皮できなかった公明党と創価学会(島田 裕巳)
  第4章 もうひとつの政界再編(砂原 庸介)
  第5章 内閣官房の組織拡充(高橋 洋)
  第6章 だれが「更迭」されるのか(手塚 洋輔)
  第7章 安全保障政策の変容と行動空間の拡大(佐橋 亮)
  第8章 「先送り」の研究(竹中 治堅)
  第9章 日本銀行法改正による政策決定過程の変化(翁 邦雄)
  第10章 九〇年代のバブル崩壊と二一世紀の投票行動(小幡 績)

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 御厨貴『政治の終わり、政治の始まり―ポスト小泉から政権交代まで』藤原書店、2009年

 著者の御厨先生からいただきました。ありがとうございます。
 帯の吹き出し「グッバイ、自由民主党!」で一躍話題に。話題といえば、先日の『日経』経済教室の「学級会政治」も話題でした。

<出版社サイトより>
 自民党の「末期3政権」とは何だったのか?
 「政権交代」の行方を見据えるための必須の「総括」。

 目次
  本書関連年表(2005~2009)
  序 政治の終わり、政治の始まり
  1 安倍晋三政権――イデオロギーの空転
  2 福田康夫政権――末期自民党政治の「小春日和」
  3 麻生太郎政権――グッドルーザー
  終 「壊死」した国家を再生できるか――明治維新の原動力を振り返る
  〔附〕宰相の器を問う〈連続インタビュー〉
   中曽根康弘/塩川正十郎/渡邉恒雄 聞き手=御厨貴
  歴史と現代の往還――あとがきにかえて

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 大矢根聡編『東アジアの国際関係—多国間主義の地平—』有信堂、2009年

 著者のおひとり、土屋大洋先生からいただきました。ありがとうございます。
 国際政治学会のセッションが元になっているとのこと。すばらしい。

 序章 東アジア地域協力の展開——多国間主義の視点による分析へ:大矢根聡
 第1章 中国の多国間主義:現実的リベラリズム?——「中国の台頭」下における新たな役割の模索:浅野亮
 第2章 貿易分野における中国の多国間主義——「協力と自主」の現れとしてのWTO対応:川島富士雄
 第3章 世界情報社会サミットと中国外交——インターネット・ガバナンスをめぐる単独主義?:土屋大洋
 第4章 多国間主義とインド外交——核保有と経済成長:竹中千春
 第5章 大国化するインドにおける多国間主義の動揺——現代「実利」外交の展開:伊藤融
 第6章 韓国におけるFTA戦略の変遷——多国間主義の推進と挫折:磯崎典世
 第7章 タイの多国間主義外交——経済外交の変化と持続:永井史男
 第8章 オーストラリア対外経済政策の転換——多国間主義から二国間主義へ:岡本次郎
 第9章 ASEAN外交の改革と東アジア共同体の功罪——政府志向の多国間主義から市民志向の多国間主義へ:勝間田弘
 第10章 アメリカの多国間主義をめぐるサイクル——消極的関与と急進的追求の振幅とその背景:大矢根聡

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2010年01月30日 21:38に投稿されたエントリーのページです。

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