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10年度担当講義

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 新学期になりました。
 私の本年度担当講義は以下のとおりです。

<春学期>
  ・総合政策学の創造
    1年生の必修講義。今年も、講義内で政策コーカスを実施します。コーカスも3年目です。
    今年度は國領二郎先生、竹中平蔵先生、廣瀬陽子先生がご担当。
    私は政策コーカス担当のみのお手伝いです。

  ・近代史(日本政治外交史)
    現代日本は、どのように形成されてきたのか。現在存在する日本の政治構造の
    長所短所は、いつから、なぜ、このような形を取ることとなったのか。
    そうした、統治構造、リーダーシップ、政治判断、人材育成、社会構造といった問題を
    幕末維新から、明治、大正、昭和、戦後復興までを射程に、考えることを重視した
    講義を行います。

  ・政治史(東洋英和大)    
    SFC近代史に準じます。

  ・ライティング技法ワークショップ
    オーラル・ヒストリーの実践を軸とした、仮説発見、技法獲得のためのワークショップ。
    座学→実践の繰り返しで、研究をつかんでいきましょう。
    今年も楽しくやりたいと思います。

  政策構想ワークショップ
    外交政策を深く考え、実践する機会を提供します。
    前外務次官・谷内正太郎特別招聘教授がご担当、阿川尚之先生と私でサポートします。

  ・研究会1(日本政治外交研究)
    現代日本の政治構造、政策課題を、近代・現代の歴史的視野にたち、事実経過・
    経緯を重視しながら理解し、解法を探っていきます。
    春学期は、基礎的な構造・形成過程の理解を深めるため、輪読とディスカッションを
    中心に進めていきます。4年生の卒業論文報告も交えます。
    秋学期は、個別事例のケーススタディを行い、翌年度の個人研究に繋げていきます。

  ・研究会2(オーラル・ヒストリー)
    オーラル・ヒストリーを用いた個人研究、共同プロジェクトを実施します。
    加えて、「聞くこと」の意味、「聞くこと」の方法を吟味していきたいと思います。
    2年目の今年、なにができるか楽しみです。

  ・卒業制作
    卒業制作指導を希望される方は、原則として、いずれかの研究会を履修して下さい。

<秋学期>
  ・方法論探求
    リサーチモデルを構築し、研究を推進するために必要な、オーソドックスな方法論を
    伝授します。

  ・現代日本の政治(東洋英和大)
    太平洋戦争で敗れた日本が戦後復興を果たし、高度成長を経て、今日に至るまでの
    歩みを論じ、現代日本の諸問題を体系的、有機的に理解する材料を提供します。
    近代史と同様に、「考える」ことを重視する形態で進めます。

  ・福澤諭吉と現代1
    第一線で活躍する研究者、政治家、官僚、経済人をお招きし、福澤が掲げた
    「民の自立」の観点から議論します。阿川尚之先生との共同担当です。 

  ・福澤諭吉と現代2
    同上講義の延長戦として、宿泊形式で熱く語り続けます。
    こちらも阿川先生との共同担当です。

  ・研究会1、2、卒業制作
    春学期を参照してください。

<大学院>
  ・インターヒストリー―地域・理論・政策
    歴史、地域、理論を重層的に積み上げ、ぶつけ合っていこうという、知の闘技場を
    模索するプロジェクト。土屋大洋先生、加茂具樹先生、神保謙先生、阿川先生と
    共同担当で行います。
    09年度からの、新規開講プロジェクトです。

  ・グローバル・ガバナンスとリージョナル・ガバナンス
    研究計画書、中間研究報告、最終研究報告を行います。
    GRプログラムの全体会合です。

  開講日・詳細は、時間割・シラバスを参照して下さい。
  今年もヴィヴィットで面白い学生諸君とお目にかかれることを楽しみに。

  清水 拝

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2010年04月02日 00:21に投稿されたエントリーのページです。

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