秋晴れのなか、日本政治学会@中京大学に行ってきました。
地下鉄駅から直結したキャンパスに入ると、大学院同期や研究仲間が事務局として大活躍。ごくろうさまです。ありがとうございます。
報告者ではないので悠々と思っていましたが、討論者を頼まれていました。セッション名は「近代日本の政権交代と官僚制―内務省の事例から」。報告者は博士論文公刊直前、博士号取得直後、博士論文審査中という、まさに一番勢いのあるお三方。港湾行政、党派人事、社会運動取締と、多角的な報告が続き、面白く議論させて頂くことができました。報告者の黒澤さん、稲吉さん、宮地さん、司会の中静先生、討論の中澤さん、おつかれさまでした。
1日目に行われたセッション「『内閣主導』のアナトミー」も刺激的でした。矢野さん、村井(哲)さんの精緻な歴史研究に、野中先生の現代研究、歴史に深い理解を持つ行政学者である岡田先生、牧原先生のコメント。統治のあり方について根本的に考え直すきっかけをいただきました。
現実政治の変動がなせる技でしょうか。いつもの学会と異なり、今回は現実政治への貢献を視野に入れた、熱の入った報告が多かったように思います。多くの刺激を受けた3日間でした。