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「日本の選挙区はどう作られたのか」『年報政治学』2016-2(12月10日)

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 ここ数年取り組んできた選挙区制度の研究がようやくかたちになりはじめました。第一弾として、「日本の選挙区はどう作られたのか―空間的政治制度の始点を考える」が日本政治学会『年報政治学』2016-2に掲載されました。

 とても思い入れのある研究が公表できたことに加え、同号には兄弟子の奥健太郎さん、初弟子の三谷宗一郎くんの論文も掲載。とりわけうれしいできごとになりました。

 ご高覧いただければ幸いです。

 http://www.bokutakusha.com/announcement/2016_announce.html#link12

年報政治学2016-Ⅱ政党研究のフロンティア 目次
はじめに 待鳥聡史
<特集論文>
日本の選挙区はどう作られたのか: 清水唯一朗
 空間的制度の始点を考える
選挙制度改革の政治学: 西川 賢
 カリフォルニア州のプライマリー改革の事例研究
サルトーリ再考 岡﨑晴輝
20世紀ヨーロッパにおける政党デモクラシーの現実モデル: 網谷龍介
 H.ケルゼンの民主政論を手がかりに
政党の選挙戦略と党内の資源配分: 藤村直史
 内閣総理大臣による選挙期間中の候補者訪問
自民党結党直後の政務調査会: 奥健太郎
 健康保険法改正問題の事例分析
左翼ポピュリズムという幻影 中島晶子
 ギリシアの急進左翼連合とスペインのポデモスから
政党支持は投票行動を規定するのか 善教将大
 サーベイ実験による長期的党派性の条件付け効果の検証
ボリビア小選挙区比例代表併用制における投票行動 舟木律子
 白票を含む分割投票の規定要因について
<公募論文>
「学力」をめぐる政治: 坂部真理
 アメリカ初等中等教育改革をめぐる「社会的学習」の交錯
医療保険政策をめぐるアイディアの継承と変容: 三谷宗一郎
 なぜ保険者入院事前審査制度は導入されなかったのか
「『総評―社会党ブロック』と『同盟―民社党ブロック』の対立」成立の萌芽: 堀内慎一郎
 独立青年同盟の結成と排撃
英国における所得税廃止論争(1816年)の再検討: 板倉孝信
 麦芽税廃止論争との関連性を中心に
日米関係における「価値観の共有」 1973-1976年: 長 史隆
 冷戦変容期における同盟の基盤
リアリズムにおける慎慮(プルーデンス)の意味内容に関する一考察: 宮下 豊
 H・J・モーゲンソー、R・アロン、永井陽之助、高坂正堯を対象として
影響を受ける者が決定せよ: 松尾隆佑
 ステークホルダー・デモクラシーの規範的正当化
2015年度学界展望 文献委員会
2016年度日本政治学会総会・研究大会日程 事務局
日本政治学会規約・その他 事務局
日本政治学会倫理綱領 事務局
論文投稿規程 事務局
査読委員会規程
『年報政治学』の著作権に関する規程 事務局
 

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2016年12月11日 21:39に投稿されたエントリーのページです。

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