井庭崇のConcept Walk

新しい視点・新しい方法をつくる思索の旅

2010年度春学期「シミュレーションデザイン」シラバス抜粋版

2010年度春学期の「シミュレーションデザイン」のシラバスの抜粋版を掲載します。履修に際しては、必ず公式の詳細なシラバスを参照してください。

「シミュレーションデザイン」(担当:井庭 崇, 古川園 智樹)

主題と目標
複雑で動的に変化するシステム———例えば生命や社会など———を理解するためには、それに見合う道具立てが必要になります。そのような「思考の道具」として、本科目では「コンピュータ・シミュレーション」に着目します。コンピュータ・シミュレーションとは、理解したい対象の仮説的なモデルをつくり、そのモデルをコンピュータ上で動かしてみることで、その理解を深めるという方法です。
 本科目では、どのようにモデル化を行い、どのようにプログラムを構築するのか、どのようにシミュレーション実験を計画し、どのように実行・分析するのか等を、講義と演習によって身につけていきます。最終的には、各自の学術的研究で活用できる力をつけることを目指します。なお、必要なことはすべて授業で取り上げるので、プログラミングの知識・スキルは前提としません。
 今年度取り上げるのは、「ネットワーク科学」(Network Science)の研究です。近年、自然や社会における物事の関係性の構造に共通の特徴があることがわかり、「スケールフリーネットワーク」として注目を集めています。授業では、スケールフリー・ネットワークの生成原理をめぐるシミュレーション研究を追体験します。

教材
  • "Linked" (Albert-Laszlo Barabasi, Plume, 2003)
  • 『すべての人のためのJavaプログラミング』(立木秀樹, 有賀妙子, 第2版, 共立出版, 2007)

    提出課題・試験・成績評価の方法
  • 授業中の演習への取り組み、宿題、ファイナルプロジェクトの発表/レポートから、総合的に評価します。
  • ファイナルプロジェクトでは、ペアもしくは個人で、簡単なシミュレーション研究に取り組みます。テーマは自ら決めるか、あるいはこちらで用意したものから選択できます。

    履修上の注意
  • 授業中の演習やファイナルプロジェクトにおいて、各自のノート型パソコンを用いたシミュレーションデザインを実践します。各自PCを用意してください(MacとWindowsのどちらでも構いません)。
  • この授業では、プログラミングや数学の事前知識・スキルは求めません。ただし、学期中に「シミュレーション研究に必要なプログラミング」についての知識やスキルを身につけてもらいます。授業スタッフも、できるかぎりサポートします。

    授業計画(詳細については、公式シラバス参照してください。)
    第1回 イントロダクション
    第2回 シミュレーションの基礎
    第3回 ネットワーク科学とシミュレーション(1)
    第4回 シミュレーションプログラミングの基礎
    第5回 ネットワーク科学とシミュレーション(2)
    第6回 ネットワーク科学とシミュレーション(3)
    第7回 ネットワーク科学とシミュレーション(4)
    第8回 ネットワーク科学とシミュレーション(5)
    第9回 ネットワーク科学とシミュレーション(6)
    第10回 ファイナルプロジェクトのテーマ発表会
    第11回 ネットワーク科学とシミュレーション(7)
    第12回 シミュレーション研究の実践技法
    第13回 ファイナルプロジェクト発表会
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