これからの図書館・書店の攻め方・魅せ方を実践してみる!11/22-23@六本木
今週11/22(金)・23(土・祝)に六本木で開催される SFC Open Research Forum (ORF2019) の井庭研ブースでは、「クリエイティブ・ラーニング図書館」ということで、僕らが考えるこれからの創造的な時代における図書館・書店の攻め方・魅せ方を実践してみます。
このクリエイティブ・ラーニング図書館では、創造社会と創造的な学びに関係する書籍を集めたライブラリなのですが、一般的な図書分類で言うと、あちこちに分散してしまう本たちを、創造的な「未来のかけら」を感じられるものとして、集めて棚をつくっています。この棚づくり自体が、新しいコンセプトでつくられた図書館・書店の未来像を予感させるものになると思います。
このような「独自に攻めた棚のつくり方」「本の魅せ方」こそが、これからの図書館・書店には必要ではないか、という僕らなりの問題提起を込めた企画なのです。先日の図書館総合展の講演でも語りましたが、図書館や書店が、既存の(過去の)図書分類やコードに囚われていては、魅力的な場にはなれないと僕は考えています。
確かに一つの分類基準に従っていれば、効率的に探すことができるし、自分で考えて分類する労力もなくて済みます。しかし、そういう「わかりやすく効率的」にとどまっている限り、図書館や書店という場は、過去のストックを置いている場ということになってしまってうのではないか(分類管理・検索はコンピュータでできますから、もはや棚でそれをやる必要はありません)。
司書さんも書店員さんも、もっと自分たちの感覚で未来を取り入れ、攻める棚・魅せ方をつくるべきではないか。そうすれば、図書館や書店がもっとクリエイティビティを刺激するワクワクする空間になれると思うのです。
そのような思いを体現した企画が、今回の「クリエイティブ・ラーニング図書館」です。その未来像を自分たちでプロトタイプ・実験としてやってみよう、というわけです。
さらに、今回置く本には、どういう意味でこの本が重要なのかを井庭研メンバーが書いたオリジナルの「帯」をつけてあります。店員のおすすめPOPの帯版です。そして、実は、帯の半分は井庭研メンバーのおすすめコメントが書いてありますが、残りの半分は白紙になっていて、そこには、来場者がその本の良さについて書き込めるようになっています。
ただ本を探して読むだけでなく、参加し、書き加えることができる本の場所です。また、本だけでなく、創造実践を支援するパターン・カードも棚に置きます。
これからの図書館・書店は、調べたり知識伝達する場ではなく、創造性を誘発し、創造的な活動を支援する場になる。そのために、棚のつくり方・置くものはこういうふうにすべきではないか。この、僕らが考える未来の図書館・書店のあるべき姿を、ぜひ見て体験しに来てください。
SFC Open Research Forum (ORF2019)
東京ミッドタウン・イーストB1F ホールA
展示ブース No.E01:井庭崇研究室
https://orf.sfc.keio.ac.jp/2019/exhibition/e01/
このクリエイティブ・ラーニング図書館では、創造社会と創造的な学びに関係する書籍を集めたライブラリなのですが、一般的な図書分類で言うと、あちこちに分散してしまう本たちを、創造的な「未来のかけら」を感じられるものとして、集めて棚をつくっています。この棚づくり自体が、新しいコンセプトでつくられた図書館・書店の未来像を予感させるものになると思います。
このような「独自に攻めた棚のつくり方」「本の魅せ方」こそが、これからの図書館・書店には必要ではないか、という僕らなりの問題提起を込めた企画なのです。先日の図書館総合展の講演でも語りましたが、図書館や書店が、既存の(過去の)図書分類やコードに囚われていては、魅力的な場にはなれないと僕は考えています。
確かに一つの分類基準に従っていれば、効率的に探すことができるし、自分で考えて分類する労力もなくて済みます。しかし、そういう「わかりやすく効率的」にとどまっている限り、図書館や書店という場は、過去のストックを置いている場ということになってしまってうのではないか(分類管理・検索はコンピュータでできますから、もはや棚でそれをやる必要はありません)。
司書さんも書店員さんも、もっと自分たちの感覚で未来を取り入れ、攻める棚・魅せ方をつくるべきではないか。そうすれば、図書館や書店がもっとクリエイティビティを刺激するワクワクする空間になれると思うのです。
そのような思いを体現した企画が、今回の「クリエイティブ・ラーニング図書館」です。その未来像を自分たちでプロトタイプ・実験としてやってみよう、というわけです。
さらに、今回置く本には、どういう意味でこの本が重要なのかを井庭研メンバーが書いたオリジナルの「帯」をつけてあります。店員のおすすめPOPの帯版です。そして、実は、帯の半分は井庭研メンバーのおすすめコメントが書いてありますが、残りの半分は白紙になっていて、そこには、来場者がその本の良さについて書き込めるようになっています。
ただ本を探して読むだけでなく、参加し、書き加えることができる本の場所です。また、本だけでなく、創造実践を支援するパターン・カードも棚に置きます。
これからの図書館・書店は、調べたり知識伝達する場ではなく、創造性を誘発し、創造的な活動を支援する場になる。そのために、棚のつくり方・置くものはこういうふうにすべきではないか。この、僕らが考える未来の図書館・書店のあるべき姿を、ぜひ見て体験しに来てください。
SFC Open Research Forum (ORF2019)
東京ミッドタウン・イーストB1F ホールA
展示ブース No.E01:井庭崇研究室
https://orf.sfc.keio.ac.jp/2019/exhibition/e01/
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