有形/無形・デジタル/アナログをさまざまに綜合し、あたらしいコミュニケーションのカタチを実現することを、研究と実践の目的としています。
「メタ・メディア」という言葉があります。
メディアアートを手がける際には、自分自身が使っている/作ってきたメディアは何なのだろうか?という問いかけになるようなものを作りたいと思っています。
単なるテクノロジーアートやインタラクティブアートとしてだけではなく、メタ・メディアとしてのメディアアートを作りたい。
空間デザインにおいても、デジタルとアナログなメディアが連係したマルチスケール・マルチメディアをデザインすることで、メタ・メディア的な視点を提供したいと考えています。
■ dawn (2010/2-2010/3)
平野啓一郎氏、森野和馬氏、ケンイシイ氏と共同制作。
東京都現代美術館「サイバーアーツジャパン」にて展示。
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■ 記憶の告白 - reflexive reading (2007/12-2008/2)
平野啓一郎氏と共同制作、東京都写真美術館「文学の触覚」にて展示。
紙の上に静止した文字とスクリーン上で動く文字の違いを通して、
身体とことば・ことばと記憶・記憶と意味・意味と身体などの関係をテーマにした。
作品を体験されたこの方の感想がとても印象的。
■ Monologue as media Face to face (2004/02-03)
顔じゃないと思った顔だけを撮るカメラと、そのトータルな体験としての空間。
カメラと鏡の違い、自分の知っている自分と他人が知っている自分の違い、をテーマとした。
NTT ICC にて展示。
■ NarrativeHand (2001/08)
指先のスピードに宿る感情と衝動を表現しようとしたインタラクティブなビデオアート。
ノンバーバルなコミュニケーションにおける身体の速度をテーマにした。
画像処理による高速な手指認識システムを用いたEnhancedDeskプロジェクトのひとつ。
SIGGRAPH2001にて展示。第5回文化庁メディア芸術祭審査員推薦作品。
■ 見知らぬカゾク
見知らぬ人どうしで位置情報を交わし合う、淡いコミュニティ。
「時空間のパターンを共有する」ということはそもそもどういうことか?を問うたテレマティックアート。
見知らぬカゾク@minken.net
■ MirageCity
NTT ICC オープニング展「海市 -もうひとつのユートピア」にて展示。
情報社会における都市のあり方を示そうとした都市シミュレーション。
市場での売り買いのパターンを近い人と戦略の交換を通じて自己を進化させていくエージェントたち。
環境が動的に変化していく中では『最適化』という概念自体が無効であるということを表現しようとした。
■ POST OFFICE - ワークスペース改造計画 , INAX出版(2006)
ワークスペース改造計画のためのアイデア集。
スペース・スタイル・システムの集合体としてのオフィスの提言。
■ Enhanced Room
空間的情報システムの研究とデモを行う空間を設計(電気通信大学大学院情報システム学研究科小池研究室)。
松川昌平、赤崎光基らと共同設計・製作。
■ decfive
402本のワインすべてをグラスで飲めるワインバー。情報空間と実空間とを当初から一体として設計を行った。
検索システムとしてのWebとバーカウンターとカードを連携させたマルチスケールでマルチメディアなシステム(現在はすでに閉店)。
000studio(倉持正之・松川昌平)、加古藤郁と共同設計。
■ PAO Room
■ Awarerium
□ 東京時層散歩 @CET 東京時層地図開発メンバー(元永二朗,杉浦貴美子,石川初)と一緒に,iPhoneを持ち歩きながらCETエリアを散歩.
□ 「壁」採集 × ワークショップ:杉浦貴美子,元永二朗と共同制作,CET (Central East Tokyo)2008 (2008/12).
□ BRAUN展 - 形を超えたデザイン:織咲誠,柳沢潤,松川昌平らと共同制作,AXISギャラリー(2005/09-).
□ 《Horizontal Tone》:實松亮,NTT Inter Communication Center (2001/06).
□ 伊東豊雄展 - Blurring Architecture - :伊東豊雄, 000STUDIO他と共同制作, Suermondt-Ludwig-Museum (Aachen, Germany), Louisiana Museum of Modern Art (Copenhagen, Denmark), TN Probe (Tokyo, Japan) 他にて展示(2000/10-2001/12).