近代社会研究

1、主題と目標

 この研究会は、履修者が自分の研究テーマについて発表し、それについて担当者のコメントと関連講義、そして全体の討論を行なうという、いわば通常の大学院などでよく行なわれるゼミ形式で進行させる。

 ここSFCでは卒業論文を必修とはしていないが、大学4年間で一つのテーマを研究し完成させる経験をもつことは、その後にどんな分野に進んでも役にたつ。研究テーマについては各自の関心によるものでよいが、近代社会および近代国民国家の問題点を問う社会科学的なテーマであることが望ましい。担当者は社会学・思想史・歴史学などの分野では指導できるが、昨年の研究会でどのような研究発表がなされていたかは、研究会ホームページを参照してもらいたい。

 ここでは具体的なテーマについての報告と討論によって、近代社会の問題点を多角的に問い、関連の社会科学の知識を増大させることを目標とする。あわせて、研究の進行のさせ方、論文の書き方についても指導を行なう。あまり大人数でないメンバーで、時間をかけた相互のコミュニケーションと討論がはずむ研究会にしたい。

4/17 「老い」と近代−労働と「生きがい」を通して−(服部友紀子)
4/24 母親が18歳の学生の進路選択に対していかなる影響を及ぼすか(坂田理成)
5/8 郊外住宅地のポジショナリティの行方(村上愛花)
5/22 日の丸・君が代の歴史と法制化(上野陽子)
5/29 日本映画の中での在日コリアンの表象(押川淳)
6/5 家庭でも学校でもない、子どもの居場所−横浜の学童保育のゆくえ(貴戸理恵)
6/12 電子コミュニティーにおけるコミュニケーション(丹羽大介)
6/19 他者 意味・力・自由(奥雄太郎)
6/26 脱病院化をめざす人々〜脱病院化は可能か・主婦による「健康運動」の例〜(伊澤花文)
7/3 日本人の性愛空間とラブホテル(鉄本紘子)
7/10 近代日本における「愛国」の変遷:民主主義の媒介としての愛国主義(山本武秀)


日の丸(画像)

君が代(フェントン、明治3年)
君が代(ウェブ、明治15年)
君が代(『音楽初歩』明治23年)
君が代(『徳育唱歌』明治35年)
君が代(『東亜音楽論叢』昭和11年)
君が代(陸上自衛隊のラッパ)
君が代(小學唱歌集初編)