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Februar 22, 2007

HINTS

うまく寂しさを隠せないまま
四丁目の坂を急ぐ

もう一緒には笑えないよと
君は笑いながら話してくれた

どんな意味があるのと
聞くことも出来ずに
曖昧に先を急がせた

バス停には夢がひとつ
君の背中には明日ひとつ

もう取り戻せない日々が
眩しく滲んだ夜空が薄れる

静かにあふれる新しい夜明け
それでいいよと不器用に笑い返す

どこへ続くんだろう
12番出口はまだまだ遠いや

10年先の話をするように
僕たちは笑いあっていた

投稿者 POE : 10:09 EM | コメント (0)

Februar 16, 2007

終われない

終わりはいつだって苦手だ。

終わる間際の感覚はとても好きなのに、
全ての幕をうまく下ろしてしまえない。

もちろん、自分で何かを終えなくても、
物事は勝手に終わってゆく。

ただ24時間座っていれば一日は終わるし、
ただ生きていることだけで、命なんて終わっていく。

だったらなおさら、
自分で物事を戦略的に終わらせなくちゃとも思うのだけど、
それが、うまくできない。

だから続けていくしかない。
むしろ受動的に続いていく世界を、能動的に守ると言ってもいい。

というわけで......

(うまく終わらせられないので、途中で終えてみた)

投稿者 POE : 11:36 FM | コメント (0)

Februar 15, 2007

untitled

笑顔さえなく遠ざかっていけるようになる午前4時前の首都高の片隅で聞こえた歌声の行き先は秒速2メートルで遠ざかっていく懐かしい日々のような場所で憧れていた淡く遠く鮮やかな第五バース先へと続く東京湾の先っぽだと君が教えてくれたあの8月の夜まで戻ることが出来たらと今も思わずにはいられないけれどもたとえどこまでも日々を巻き戻せても同じような道を同じような顔で選んでしまうんだろうなと最近ではうまく諦められるようになってしまったけれどわずかでも通り過ぎるその顔の意味を知りたくて仕方がない気持ちだけは変わらずにもっていられる気がするから夢の終わった国道1号沿いのTSUTAYAでこんなにもたやすく夢を叶えることで終えてゆく人たちを指をくわえて眺めている姿がたとえどんなにくだらなくて無様だとしてもきっとつながっていける場所があるんだろうと誰かに話しながら自分へ何度も言い聞かせていた朝を繰り返すことに躊躇いはいらないとまた歩き出していけるはずとテレビの向こう側の砂漠で叫び続けるあの子たちの言葉が再び重なるところまで行けるだろうと思えるのは笑顔さえなく遠ざかっていけるようになる午前4時前の首都高の片隅で聞こえた歌声の続きを紡げそうになる午前4時27分の六本木一丁目に始発が到着する前の夜明けの色を信じられたから。

*

僕たちが笑顔さえなく遠ざかっていけるようになる午前4時前
首都高の片隅で聞こえた歌声の行き先は
秒速2メートルで離れていく懐かしい日々

憧れていた淡く遠く鮮やかな第五バース先へと続く東京湾の先っぽ
君が教えてくれたあの8月の夜まで
戻ることが出来たらと今も思わずにはいられない

だけどどこまでも日々を巻き戻せても
同じような道を同じような顔で選んでしまうんだろうと
最近ではうまく諦められるようになってしまった

わずかでも通り過ぎるその顔の意味を
知りたくて仕方がない気持ちだけは変わらずにもっていられる気がする

だから夢の終わった国道1号沿いのTSUTAYAで
こんなにもたやすく夢を叶えることで終えてゆく人たちを指をくわえて眺めてた

その姿がたとえどんなにくだらなくて無様だとしても
つながっていける場所があるんだろうと
誰かに話しながら自分へ何度も言い聞かせていた

朝を繰り返すことに躊躇いはいらないと
また歩き出していけるはずと
テレビの向こう側の砂漠で叫び続けるあの子たちの
言葉が再び重なるところまで行けるだろうと思える

笑顔さえなく遠ざかっていけるようになる午前4時前の首都高の片隅で
聞こえた歌声の続きを紡げそうになる午前4時27分の六本木一丁目
始発が到着する前の夜明けの色を信じられたから

午前4時前の首都高片隅で聞こえた歌声は
秒速2メートルで遠ざかっていく懐かしい日々のよう

淡く遠く鮮やかな第五バース先へと続く
東京湾の先っぽにいた8月の夜

どこまでも日々を巻き戻せても
同じような道を同じような顔で選んでしまう

うまく諦められるようになってしまった
けれどわずかでも通り過ぎるその顔の意味を知りたくて

僕の夢の終わった国道1号沿いのTSUTAYAで
たやすく夢を叶えることで終えてゆく人たち

テレビの向こう側の砂漠で叫び続けるあの子たち
その言葉が再び重なるところまで行けるだろうか

笑顔さえなく
遠ざかっていけるようになる午前4時前の首都高の片隅

聞こえた歌声の続きを
紡げそうになる午前4時27分の六本木一丁目

始発が到着する前の夜明けの色を
信じ切れずにいる

午前4時前の首都高
聞こえた歌声は

まるで秒速2メートルで遠ざかっていく
懐かしい日々のよう

鮮やかな第五バースへと続く
東京湾の先っぽにいたあの8月の夜

どこまでも日々を巻き戻せても
同じような道を、きっと同じような顔で選んでしまう

そんな風に毎日をうまく
諦められるようになってしまった

けれどわずかでも
通り過ぎてきたその顔たちの意味を知りたくて

僕の夢の終わった
国道1号沿いのTSUTAYAで

指をくわえながら眺めている
夢を叶えることで夢を終えた人たちの流れ

まだ終わりそうもないな
もう一度走らないといけないかな

今日もまた笑顔さえなく
遠ざかっていける午前4時前の首都高の片隅

聞こえた歌声の続きを
紡げそうになるのは午前4時27分の六本木一丁目

始発が到着する前の夜明けの色を
僕はまだ信じ切れずにいる

投稿者 POE : 07:02 EM | コメント (0)

Februar 12, 2007

暇なんです。

(浜崎あゆみ風)
これからもずっとずっと
君たちの旅路が続きますように
まるで石のかけらが
やがて大きく大きくなっていくように

(小室哲哉風)
あなたの日々がこれからも
そう小さな石が
いつか大きな岩になるように
ずっときっと続いていくといいよね


(B'z 風)
おまえの世界が
続いてくといいのにな
Like small stones
turning into boulders

投稿者 POE : 11:15 FM | コメント (0)

Februar 09, 2007

there but here

同じ改札を通り抜け
閉まる寸前のドアに駆け込む
間に合うことに慣れすぎて
だけど代わり映えしない日々を拒んでいた
いつかはたどり着けるだとか
ここは私のいる場所じゃないとか

だけど今日も一日の終わりは
見慣れたこの街

風の中も 闇の中も 空の中も
ビルの中も 君の中も 今日の中も
知り尽くしてしまったささやかな日常

いつもならきっと笑えてた
君に優しくも出来ていたよね


あの日立ち止まったまま見てた明け方の空
いつかに憧れた未来は
今も見つけられないままでいる
こんな風に走り続けているうちに走る意味も
忘れてしまいそうになると
ひとり焦っていた うずくまりながら

だけど探すのをあきらめたとき
はじめて出会えた

風の中に 闇の中に 空の中に 
ビルの中に 君の側に 今日の中に
どこにだって欲しかったものならあふれてた

いつもならきっと笑えてた
だけど今日は笑えなくていいよね


風の中に 闇の中に 空の中に 
ビルの中に 君の側に 今日の中に
どこにだって欲しかったものならあふれてる

いつもならきっと笑えてた
だけど今日も笑えなくていいよね

投稿者 POE : 04:43 EM | コメント (0)

Februar 04, 2007

サウダージ

あの日むすんだひかり
遠くウェストファリアのかなた

やがて、たどりつける日は
来るように思われて仕方がなかった

指の隙間は、あまりにも広すぎて
小石さえもつかめなくても

やがて、たどりつける日は
来るように思われて仕方がなかった

夢が終わるとき、
君はまた、ただの旅人にもどる

夢を見続ける彼を
笑うこともなく
夢を見たことさえ忘れた彼女と
共に歩くのでもなく

昨日までの君を信じ続ける彼らを
あきらめることさえもなく

夢が終わるとき、
君にはまだ、聞こえるのだろうか

ありえることはないと思われた、
たとえば潮風のかまびすしさを

投稿者 POE : 08:31 EM | コメント (0)