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2008年07月 アーカイブ

2008年07月07日

SFC七夕祭(7月5日)

hanabi.jpg 七夕祭といえば、花火(島津さん撮影)

 今日は七夕ですが、一昨日、SFCで七夕祭が行われました。かつては7月7日に行っていたものが、土曜に実施されるようになったもの。昨年は都合がつかず、今年が初参加となりました。
 三田祭とは趣を異にして、学生と地元が一体になったフレンドリーなお祭りでした。今年は湘南台駅に横断幕を張ったこともあってか、集客もなかなか。

 普段、講義やゼミでしか会わない学生さんの素顔が見られたのも嬉しいことでした。彼らのお店で買い食いを続けた結果、お腹のなかは佐世保バーガー、地野菜カレーから、ミーゴレン、ケバブ、チジミ、焼き鳥、シードル、白玉と世界旅行でした。吹奏楽、ジャズ、花火打ち上げ部隊もおつかれさまでした。

 今年のテーマは「とどけ、ココロ」。みなさんのココロは、どこに届いたかな。僕のお腹には、しっかりと届きましたよ(笑)。

2008年07月19日

大正の鬼才 河野通勢展

0806_13_kouno.jpg 梅雨明け前のむせかえる街の空気から逃げ出して、渋谷・松濤美術館に行ってきました。

 目的は、「大正の鬼才 河野通勢展」。松濤美術館WEBサイトの紹介によれば、「粘りつくような写実描写」「奇想のイマジネーション」「近代の鬼才」。2月にはNHK教育の「新日曜美術館」でも取り上げられたようです。

 河野の美術的な評価はよくわからないにも関わらず、足を運んだのは、会いたい人がいたからです。母校・長野高校図書館(戦前に作られた木造の図書館で、見事な折り天井を持っていました)で僕らを見守っていてくれた「佐久間象山先生像」が来ている、と聞いたからです。

 この作品は、大正8(1919)年、母校・旧制長野中学(現、長野高校)の求めに応じて描いたもの。3年前の夏、資料調査で母校を訪れたときに久しぶりにお目にかかって以来。それからは、同窓会から頂いた絵はがきの像に見守られて研究をしてきました。

 今回も、この像に見守られていた日々を思い出しながらゆっくりとお話し。他の作品と見比べると、河野らしいみっちりとしたデッサンが、象山の端正ながら剛健な人柄によく合っているように思え、彼が象山を題材に選んだこと、さもありなんと感じました。いつか書いてみたいですね、象山。

 松濤美術館での会期は21日(月)までですが、11月からは長野の信濃美術館にも巡回するようです。お近くの方は、ぜひ。

2008年07月31日

春学期終了!

    DSCF7174.JPG
    2008年春学期のタスクが、ほぼ終了しました。講義を中心に、回顧しておきます。

<総合政策学の創造>
 初めての500人講義。SFCを代表する名物教授から、元気バリバリ若手の会までが登場。
 そうそう、加藤寛・相磯秀夫両初代学部長や安西塾長にもお越し頂きました。いずれも名演。
 最大の収穫は、各先生の素顔を見られたこと、新入生の勢いを肌で感じることができたこと。
 政策コーカスも、候補者、ブレーン共によくがんばりました。彼らの笑顔は一生忘れないなぁ。
 講義の運営スタッフのみなさんも、本当におつかれさまでした。

<近代史>
 今年度からは、本格的に「考えて、書く」講義にしました。履修者がリマークを書く時間の分、
 講義はタイトになるリスクがありましたが、期末試験の答案を読んで、この試みの成功を
 感じました。暗記する歴史から、喚起する歴史へ。来年も、さらにさらにひねってみます。

<ライティング技法WS>
 こちらも今年度から本格的に「オーラル・ヒストリー実践講座」に。
 組織運営、政策過程、メディア分析、戦時体験、都市文化論、病気治癒、、、オーラルには、
 研究手法に止まらない可能性があることを、履修者のみんなの取り組みから体感させて
 もらいました。ありがとう。
 この成果、このままにしておくのはもったいないかも。

<研究会>
 JPD(Japanese Political Development)を標榜した2008年春学期。日本政治の歴史と現在を
 理解するためのコースワークをイメージして行いました。まあ、みなさん、よく読み、よく学び、
 よく考えました。秋の個別テーマ研究が楽しみです。まずは合宿ですね。

 7月もあと1日。夏本番ですね。みなさま、お元気で、よい夏をお過ごし下さい。

 清水 拝

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