COINs2010 (Collaborative Innovation Networks) 学会報告 その5
The Second International Conference on Collaborative Innovation Networks (COINs2010) の3日目には、もうひとつ、僕らの発表を行った。パターン・ランゲージの制作のプロセスに関する発表だ。
パターン・ランゲージをどうやってつくるかという方法/プロセスについては、これまでほとんど語られてこなかった。Pattern Writingというタイトルのドキュメントでも、実際には、パターンの形式(form)についての説明であったり、パターンとはどういうものかという説明にすぎないことが多い。
パターン・ランゲージをつくるということは、個々のパターンを書くということのみならず、それらの関係性の総体としてのランゲージをつくるということでもある。それをどのようなプロセスで行うのかということを、僕らの学習パターンの経験を踏まえながら紹介した。
この学会では、ポスター発表の場合も、プレビューとして5分間の口頭プレゼンをする。今回は、著者の一人の坂本さんが担当。学部3年生で、初めての学会発表であり、かつ、帰国子女ではなく留学経験もないのに、英語できちんと話していて、素晴らしかった。学生の口頭発表をみて、"I'm proud of you."と思ったのは、今回が初めてだと思う。きっと、この夏休み、研究関連の文献を読みまくり、ずっと考え、日々書いてきた経験が活きているんだろう。素晴らしい。
この発表に対しての反応も非常によかった。なかでも、パターン・ランゲージの新しい動向について有益な情報をくれた人がいて、その人と新しく共同研究が始まりそうな予感。楽しみである。
Takashi Iba, Mami Sakamoto, and Toko Miyake, ”How to Write Tacit Knowledge as a Pattern Language: Media Design for Spontaneous and Collaborative Communities”, The Second International Conference on Collaborative Innovation Networks (COINs2010), 2010
Preview Talk by M. Sakamoto.
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COINs2010, GA, USA, 2010. Photograph taken by Takashi Iba, 2010.
Poster ”How to Write Tacit Knowledge as a Pattern Language: Media Design for Spontaneous and Collaborative Communities” (PDF)
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パターン・ランゲージをどうやってつくるかという方法/プロセスについては、これまでほとんど語られてこなかった。Pattern Writingというタイトルのドキュメントでも、実際には、パターンの形式(form)についての説明であったり、パターンとはどういうものかという説明にすぎないことが多い。
パターン・ランゲージをつくるということは、個々のパターンを書くということのみならず、それらの関係性の総体としてのランゲージをつくるということでもある。それをどのようなプロセスで行うのかということを、僕らの学習パターンの経験を踏まえながら紹介した。
この学会では、ポスター発表の場合も、プレビューとして5分間の口頭プレゼンをする。今回は、著者の一人の坂本さんが担当。学部3年生で、初めての学会発表であり、かつ、帰国子女ではなく留学経験もないのに、英語できちんと話していて、素晴らしかった。学生の口頭発表をみて、"I'm proud of you."と思ったのは、今回が初めてだと思う。きっと、この夏休み、研究関連の文献を読みまくり、ずっと考え、日々書いてきた経験が活きているんだろう。素晴らしい。
この発表に対しての反応も非常によかった。なかでも、パターン・ランゲージの新しい動向について有益な情報をくれた人がいて、その人と新しく共同研究が始まりそうな予感。楽しみである。
Preview Talk by M. Sakamoto.
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COINs2010, GA, USA, 2010. Photograph taken by Takashi Iba, 2010.
Poster ”How to Write Tacit Knowledge as a Pattern Language: Media Design for Spontaneous and Collaborative Communities” (PDF)
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