井庭崇のConcept Walk

新しい視点・新しい方法をつくる思索の旅

【春休みの宿題】研究会B1(パターン・ランゲージ)

春学期からの研究活動の準備として、春休み中に、以下の(1)(2)を各自やっておいてください。※(1)(2)ともにレポート提出あり。


(1)アレグザンダーの本『パタン・ランゲージ:環境設計の手引』を読み、パターン・ランゲージの書き方について学ぶ。

『パタン・ランゲージ:環境設計の手引』(クリストファー・アレグザンダー 他, 鹿島出版会, 1984)、もしくは、その原著の『A Pattern Language: Towns, Buildings, Construction』 (C. Alexander, S. Ishikawa, M. Silverstein, Oxford University Press, 1977) を購入し、以下の手順で読んで、レポートを作成する。

まず、「あるパターン・ランゲージ」(邦訳 p.ix〜xiii / 原著 p.ix〜xvii)を読み、パターン・ランゲージの書き方についてのポイントをまとめる(これをレポートの最初に書く)。

次に、「町」(邦訳 p.3〜5 / 原著 p.3〜7)、「建物」(邦訳 p.243〜p.245 / 原著 p.463〜p.466)、「施行」(邦訳 p.495〜497 / 原著 p.935〜938)を読み、全体像をつかむ。

そして、(すべてを読まなくてよいので)パラパラと見て、自分が面白そうだと思うパターンを3つ選ぶ。

その3つのパターンを、形式も真似してそっくりになるように書き写す。そっくりというのは、内容だけでなく、形式も真似るという意味。文字のボールド(太字)、センタリング、スペース、マークなども、ほぼ同じになるように心がける。写真や図もスキャン(あるいは簡単なやり方としては、デジカメで撮るなど)して載せる。(邦訳の二段組みや一行の文字数などは、真似しなくてよい。)

この課題の出題意図は、パターンの書き方/形式について、しっかり意識してもらうこと。単なる読む立場としてでなく、書き手の立場からパターンに接してほしいということ。なので、上述の「あるパターン・ランゲージ」に書かれていた形式の説明との対応関係を確認しながら、書き写してほしい。→ この3パターンの引用記述を、レポートに収録する。


(2)「魅力的」で「優れている」と思うプレゼンテーションを集めて、分析する。

来学期に取り組むパターン・ランゲージ作成のテーマは(広義の)「プレゼンテーション」。そこで、自分がよいと思う(広義の)「プレゼンテーション」を集め、そのどの点がよいのかを分析してまとめてください。

具体的には、「TED: Ideas worth spreading」( http://www.ted.com/ )など、講演=口頭プレゼンテーションの映像のなかから3つ、「魅力的」で「優れている」と思うプレゼンテーションを探して選ぶ。TEDでなくても、YouTubeやiTunesUなどの映像でも構いません。ただし、学期始めにみんなで見るので、長くない方がよい(30分以内)。

選んだ3つのプレゼンテーションについて、そのどこが「魅力的」なのか、またどのような点で「優れている」のかを分析してレポートにまとめる。講演タイトル、講演者、映像URLも明記する。

さらに、講演=口頭プレゼンテーション以外の、広い意味での「プレゼンテーション」=表現で、魅力的なもの、優れたものがあれば、それも加えて紹介してほしい。広告、ポスター、データの可視化、サイエンティフィック・ヴィジュアライゼーションなど、どのような表現でも構いません。


【春休みの宿題レポートの提出】

提出〆切:2011年 4月5日(火)
提出先 :井庭研履修予定者ML
ファイル:PDF形式:ファイル名に半角アルファベットで名前を入れる
メール件名:春休みの宿題B1( 自分の名前 )


【補足】

●2010年秋学期に僕の「パターンランゲージ」の授業を履修していない人は、SFC-GC (Global Campus) にアップされている授業映像を全回分、見ておいてください。ここで話したことを前提として研究会を始めます。

SFC-GC「パターンランゲージ」(担当:井庭崇, 2010年度秋学期)
http://gc.sfc.keio.ac.jp/cgi/class/class_top.cgi?2010_25136


●パターン・ランゲージ作成のプロジェクトでは、創造的なコラボレーションの技法をいろいろ駆使します。そのプロセスやコツについて書いてある次の本も購入し、春休みから春学期末までに読むことをおすすめします。

『発想する会社! ― 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法』(トム・ケリー, ジョナサン・リットマン, 早川書房, 2002)
(原著:『The Art of Innovation: Success Through Innovation the IDEO Way』, Thomas Kelley, Jonathan Littman, Profile Business, 2002)
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