井庭崇のConcept Walk

新しい視点・新しい方法をつくる思索の旅

井庭研卒業合宿2011(スキー/卒業式/人生プレゼン/サファリパーク)

先日、井庭研の卒業合宿に行ってきた。

井庭研の卒業合宿というのは、卒業する4年生を送り出す「追いコン」合宿のことで、井庭研恒例の行事。毎年春休みに、お世話になった4年生にプレゼントするつもりで、在校生と僕で(密かに)準備をする。

井庭研では普段から相当な時間を研究につぎ込んでいる分、こういう遊びの時間も大切にしていて、存分に楽しみたい。そう思っている。そうしないとバランスがとれないものね。

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今年の卒業合宿の1日目は、Yetiでスキー&スノボ。Yetiはゲレンデの数は少ないけれども、半日くらい楽しむのにはちょうどよい規模だった。

僕はショートスキー。ショートスキーというのは、かなり短いスキー板のことで、ストック無しで滑る。足の取り回しが楽だし、両手が自由になるのでいろいろなことができる。今回は、滑りながら、みんなが滑っている映像を撮影したり、一眼レフで写真を撮りまくったりした。

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こういうときって、結構性格がでるもので、お昼も食べずにずっと滑っている人もいれば、早々に休憩に入って、お昼やおやつを食べてくつろぐ人もいる(僕は前者のタイプ)。こういう遊び企画は、そういうのがわかるから面白いよね。

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そして、合宿の1日目の夜は、「井庭研卒業式」と「人生プレゼン」。

井庭研卒業式では、まず、井庭研卒業証書の授与。これは、在校生たちが、卒業する4年生ひとりひとりに個別に文面を考え、きちんとした賞状の紙に印刷してつくる。この文面が結構面白くて、素敵。それを僕が読み上げ、井庭研を卒業する卒業証書の授与する。そして、4年生へのプレゼントも、それぞれの人に合わせて考えて用意する。これがまた、いい。

僕は、この数年間かなりの時間をともに過ごし、活動してきたメンバーへの思いを込めて、「思い出ビデオ」映像を制作して上映する。そんな感じで、笑いあり、(ちょこっと)涙ありの卒業式となる。

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「人生プレゼン」は、卒業する4年生が、各自のこれまでの人生を振り返り、今後を語るというものだ。みんな写真をたくさん載せた、魅力的なスライドをつくってくる。それを、研究室から持って来たプロジェクターでスクリーンに映して、人生についてのプレゼンをする。

子どものときからどんなことをしてきたのかや、研究室で見る姿とはまた異なる一面を見ることができ、その人の理解が深まる。そして、今後、どのような人生を歩んでいきたいかなど、なかなか普段は聞くことができない深い話も出てくる。いつものとおり、質疑応答やコメントの時間もしっかりある。真面目な内容だけでなく、みんないろんな手を使って笑わせてくるので、楽しくて、あっという間に時間が流れていく。

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合宿2日目は、富士サファリパークへ行った。みんなで動物をみながら、「うぉー、ライオンだ!」とか「あれ、かわいい!」とかいいながら、車でワイワイ。大人になっても楽しいものだね。

こんなふうにして、卒業する4年生との最後の時間を過ごした。

今年井庭研を卒業した4年生は3人。

それぞれの道を、しっかりと歩いていってほしい。

卒業おめでとう。
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