慶應義塾大学SFC「ワークショップデザイン」2021シラバス
ワークショップデザイン2021
慶應義塾大学SFC総合政策学部・環境情報学部(基盤科目-共通科目)
担当教員:井庭崇
開講:2021年度秋学期(後半)
曜日時限:金曜4・5限※
※ 学期前半には、同じ曜日時限に「創造社会論」(井庭)が開講されます。併せてどうぞ。
実施形態:完全オンライン開講(Zoom)
【科目概要:主題と目標/授業の手法など】
「対話による学び」や「つくることによる学び」の場をどのようにつくればよいのでしょうか? 本講義では、その場のひとつのかたちとして「ワークショップ」(workshop)の可能性を考えます。
現在、いろいろな種類のワークショップが開かれていますが、それらのワークショップの背後にはどのような設計意図や工夫があるのでしょうか? また、自分たちがワークショップをつくるときには、何をどのように考えればよいのでしょうか? そして、ワークショップのファシリテーションにおいては、何に気をつければよいのでしょうか?
これらのことを考え・学ぶために、授業と並行して、ワークショップを考案・設計するグループワークを行います。授業の後半では、他の履修者を対象に、自分たちの考案・設計したワークショップを実施します。これにより、「ワークショップデザイン」の感覚・スキルを実践的に高めたいと思います。最終的には、履修者ひとりひとりがつかんだワークショップ・デザインの秘訣を、パターン・ランゲージの形式でまとめ、自分たちの実践につなげる準備を行うことにします。
今年度は、完全オンライン開講のため、みんなでいろいろなツールを試しながら、オンラインでのワークショップ(広義の参加型オンライン授業やオンライン・イベント等)の可能性を探究します。
考えを深めてもらうために、授業と並行して文献を読む宿題を出すので、授業初回までに早めに、書籍『プロジェクト・デザイン・パターン』と 『おもてなしデザイン・パターン』を入手しておいてください。
【授業計画】
第1回(12/3):イントロダクション
授業の内容、進め方について理解します。
第2回(12/3):ワークショップ体験#1
オンラインでのワークショップを体験してみます。
第3回(12/10):ワークショップ体験#2
オンラインでのワークショップを体験してみます。
第4回(12/10):「全体性のたまご」アプローチによるデザイン
全体性を考慮しながら、部分をつくり込んでいく「全体性のたまご」アプローチによるデザインについて学びます。
第5回 (12/17):ワークショップ実践 #1
グループで考案・設計したワークショップを、他の履修者を対象に実施します。
第6回 (12/17):振り返り・ディスカッション #1
実施したワークショップについて振り返り、議論します。
第7回 (12/24):ワークショップ実践 #2
グループで考案・設計したワークショップを、他の履修者を対象に実施します。
第8回 (12/24):振り返り・ディスカッション #2
実施したワークショップについて振り返り、議論します。
第9回 (1/14):ワークショップ実践 #3
グループで考案・設計したワークショップを、他の履修者を対象に実施します。
第10回 (1/14):振り返り・ディスカッション #3
実施したワークショップについて振り返り、議論します。
第11回 (1/21):ワークショップ実践 #4
グループで考案・設計したワークショップを、他の履修者を対象に実施します。
第12回 (1/21):振り返り・ディスカッション #4
実施したワークショップについて振り返り、議論します。
第13-15回:ワークショップ・デザインのパターン・ランゲージ作成 #1-3 (授業時間外)
授業でつかんだワークショップ・デザインのコツを、パターン・ランゲージの形式で記述していき、最終レポートを作成します。
【履修条件】
授業外のグループワークと授業中の活動・議論にしっかり参加するつもりがあること。
【履修選抜課題】
受入学生数(予定):約60人
選抜方法:課題提出による選抜
以下の(1)(2)を合わせてA4で1ページに収め、PDFファイルにして提出してください。
最初に、名前、学籍番号、SFCのメールアドレスを明記
(1)これまでに自分が「経験」した(受けた・参加した・行った)オンラインの授業やセミナー、ワークショップ、習い事、イベントなどで、よいと思ったやり方、仕組み、ツール、工夫があれば教えてください(誰がいつ行った何の場だったのか、授業名やセミナー/ワークショップ/イベントの情報や、使用したツール名なども、わかる範囲で書いてください)。
(2)自分がオンラインで実施するとしたときの、ワークショップのやり方、仕組み、ツール、工夫についての「アイデア」を考えて書いてください。複数思いついたら、すべて書いてください。
提出の際には、必ず1ページのPDFファイルを提出してください。
【提出課題・試験・成績評価の方法など】
成績評価は、出席と授業中のワークショップや議論への参加(30%)、ふりかえりと文献の宿題(30%)、グループワークへの貢献と期末レポート(40%)から総合的に評価します。
【履修上の注意】
授業時間外にグループワークの活動をすることが求められます。
毎週、授業の直後3時間の間に、出席確認の提出物を出してもらいます。
毎週、授業から自分が学んだことをまとめる宿題とともに、文献(教科書)を読んでまとめを提出する文献読解宿題も出ます。
本授業では、コミュニケーションツール「slack」を用いて、授業に関するアナウンスややりとり、「ふりかえり」などの提出を行います。こまめにアクセスして、参加するようにしてください。
学期前半には、同じ曜日時限に「創造社会論」(井庭)が開講されます。併せてどうぞ。
【教材・参考文献】
教科書
参考文献
慶應義塾大学SFC総合政策学部・環境情報学部(基盤科目-共通科目)
担当教員:井庭崇
開講:2021年度秋学期(後半)
曜日時限:金曜4・5限※
※ 学期前半には、同じ曜日時限に「創造社会論」(井庭)が開講されます。併せてどうぞ。
実施形態:完全オンライン開講(Zoom)
【科目概要:主題と目標/授業の手法など】
「対話による学び」や「つくることによる学び」の場をどのようにつくればよいのでしょうか? 本講義では、その場のひとつのかたちとして「ワークショップ」(workshop)の可能性を考えます。
現在、いろいろな種類のワークショップが開かれていますが、それらのワークショップの背後にはどのような設計意図や工夫があるのでしょうか? また、自分たちがワークショップをつくるときには、何をどのように考えればよいのでしょうか? そして、ワークショップのファシリテーションにおいては、何に気をつければよいのでしょうか?
これらのことを考え・学ぶために、授業と並行して、ワークショップを考案・設計するグループワークを行います。授業の後半では、他の履修者を対象に、自分たちの考案・設計したワークショップを実施します。これにより、「ワークショップデザイン」の感覚・スキルを実践的に高めたいと思います。最終的には、履修者ひとりひとりがつかんだワークショップ・デザインの秘訣を、パターン・ランゲージの形式でまとめ、自分たちの実践につなげる準備を行うことにします。
今年度は、完全オンライン開講のため、みんなでいろいろなツールを試しながら、オンラインでのワークショップ(広義の参加型オンライン授業やオンライン・イベント等)の可能性を探究します。
考えを深めてもらうために、授業と並行して文献を読む宿題を出すので、授業初回までに早めに、書籍『プロジェクト・デザイン・パターン』と 『おもてなしデザイン・パターン』を入手しておいてください。
【授業計画】
第1回(12/3):イントロダクション
授業の内容、進め方について理解します。
第2回(12/3):ワークショップ体験#1
オンラインでのワークショップを体験してみます。
第3回(12/10):ワークショップ体験#2
オンラインでのワークショップを体験してみます。
第4回(12/10):「全体性のたまご」アプローチによるデザイン
全体性を考慮しながら、部分をつくり込んでいく「全体性のたまご」アプローチによるデザインについて学びます。
第5回 (12/17):ワークショップ実践 #1
グループで考案・設計したワークショップを、他の履修者を対象に実施します。
第6回 (12/17):振り返り・ディスカッション #1
実施したワークショップについて振り返り、議論します。
第7回 (12/24):ワークショップ実践 #2
グループで考案・設計したワークショップを、他の履修者を対象に実施します。
第8回 (12/24):振り返り・ディスカッション #2
実施したワークショップについて振り返り、議論します。
第9回 (1/14):ワークショップ実践 #3
グループで考案・設計したワークショップを、他の履修者を対象に実施します。
第10回 (1/14):振り返り・ディスカッション #3
実施したワークショップについて振り返り、議論します。
第11回 (1/21):ワークショップ実践 #4
グループで考案・設計したワークショップを、他の履修者を対象に実施します。
第12回 (1/21):振り返り・ディスカッション #4
実施したワークショップについて振り返り、議論します。
第13-15回:ワークショップ・デザインのパターン・ランゲージ作成 #1-3 (授業時間外)
授業でつかんだワークショップ・デザインのコツを、パターン・ランゲージの形式で記述していき、最終レポートを作成します。
【履修条件】
【履修選抜課題】
受入学生数(予定):約60人
選抜方法:課題提出による選抜
以下の(1)(2)を合わせてA4で1ページに収め、PDFファイルにして提出してください。
最初に、名前、学籍番号、SFCのメールアドレスを明記
(1)これまでに自分が「経験」した(受けた・参加した・行った)オンラインの授業やセミナー、ワークショップ、習い事、イベントなどで、よいと思ったやり方、仕組み、ツール、工夫があれば教えてください(誰がいつ行った何の場だったのか、授業名やセミナー/ワークショップ/イベントの情報や、使用したツール名なども、わかる範囲で書いてください)。
(2)自分がオンラインで実施するとしたときの、ワークショップのやり方、仕組み、ツール、工夫についての「アイデア」を考えて書いてください。複数思いついたら、すべて書いてください。
提出の際には、必ず1ページのPDFファイルを提出してください。
【提出課題・試験・成績評価の方法など】
成績評価は、出席と授業中のワークショップや議論への参加(30%)、ふりかえりと文献の宿題(30%)、グループワークへの貢献と期末レポート(40%)から総合的に評価します。
【履修上の注意】
【教材・参考文献】
教科書
- 『プロジェクト・デザイン・パターン:企画・プロデュース・新規事業に携わる人のための企画のコツ32』(井庭 崇 , 梶原 文生, 翔泳社, 2016)
- 『おもてなしデザイン・パターン:インバウンド時代を生き抜くための「創造的おもてなし」の心得28』(井庭 崇, 中川 敬文, 翔泳社, 2019年)
参考文献
- 『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語』(井庭 崇 編著, 中埜博, 江渡浩一郎, 中西泰人, 竹中平蔵, 羽生田栄一, 慶應義塾大学出版会, 2013年)
- 『クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育』(井庭 崇 編著, 鈴木 寛, 岩瀬 直樹, 今井 むつみ, 市川 力, 慶應義塾大学出版会, 2019)
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