井庭崇のConcept Walk

新しい視点・新しい方法をつくる思索の旅

データベース勉強会

database.jpgインターリアリティプロジェクトの番外編として、データベース勉強会を行った。学期中にも何度かデータベースの勉強会をしたが、一日かけて残りをやろうということになった。学期末の研究発表会の翌々日にもかかわらず、共同研究室に集まって、まじめに「勉強」をした。うん、実にまじめだ。

『書き込み式SQLのドリル:ドンドン身に付く、スラスラ書ける』をテキストにして、熊坂研の川崎さんにレクチャーしてもらう。そして、各自、この本の練習問題に取り組み、実際に自分のPCで実行してみる。データベースには馴染みがないので、ごく簡単なところから始めた。どこまで力がついたかはまだ自分でも判断がつかないが、SQL(データベース言語)を用いてデータベースを操作するということが、どういうことなのかは、なんとなくわかった気がする。あとは実践のなかで、もう一度本を片手に、思い出しながらやるしかない。その基盤ができたことが重要だと思う。

book-sql.jpg『書き込み式SQLのドリル:ドンドン身に付く、スラスラ書ける』(山田 祥寛, ソシム, 2006)

この本は、タイトルに「ドリル」という言葉が入っていることからもわかるように、練習問題が多く、考えさせる構成になっている。ほかにもいくつか入門書をみてみたが、どれも「読む」ことがベースとなっていて、自分が「わかった」のか「わからない」のかが、よくわからない。この本だと、練習問題で、自分がいかにわかっていないかを痛感させられるので、立ち止まって考えることができる。タイトルや装丁は軽そうに見えるけど、意外といい。これから学ぶ人におすすめだ。
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