風と窓:近未来からの生活情報メディア史(1991)
序論
1.
狂気に潜む正気 サイバーリアリティと<いま>の小説
2.
トリックの解法:ルールとルーツ
3.
がらくたのウィンドゥ:TVと”孤独な群衆”
4.
細やかなネットワーク 電話と”家族解散”
5.
わがもの顔のポップメディア AVと”ハッピークエスターズ”
サイバーシティ・電脳都市・トロン計画。『ブレードランナー』のような SF的近未来から実現可能性にこだわりを示した近未来まで、その展望はさまざまであるが、脱産業社会のイメージが「情報化」を中心に構想されることでは、かなりの共感がえられよう。その共感の根拠を、技術革新の テンポにいつも戸惑いを示す保守的な生活からクエスト(迷走する探求)することにする。
1991に書いた、こんなでだし、もう風化してしまった。とほほ。