映画・テレビ: 2004年5月アーカイブ
日本からドイツへ。機内で見た映画『半落ち』には泣けてしまった。骨髄移植のドナー登録は重要なので検討してみたい。
『半落ち』の著者がさりげなく(いやかなり目立つ形で)裁判の傍聴席に座っていたのには笑ってしまった。
「「フレンズ」最終回放映、10年のロングランに幕」(CNN.co.jp)
『フレンズ』最終回見たかった。アメリカ出張がもう少しずれていれば見られたのに。アメリカにいた頃はあまり見なかったが、日本に帰ってきてからCSでよく見ていた。『Xファイル』の英語は難しいが、『フレンズ』の英語は比較的分かりやすいしユーモアもある。
その3は「Something's Gotta Give」(よく考えるとPaycheckを見たのはサンフランシスコからワシントンDCに行く機中だったかもしれない。帰りの機中は映画を2本見て、本を1冊読んだからほとんど眠っていなくて、おかげで時差ボケがひどい)。
「ええ加減にしろエロ親父」という感じのする映画。主人公のハリーは30歳以上の女性と交際したことがないという独身貴族。ジャック・ニコルソンは悪役顔なのに最近こういう役柄を好んでいるらしい。
『マトリックス』のキアヌ・リーブスが脇役で出ている。007シリーズのロジャー・ムーアのように、キアヌ・リーブスはマトリックスのネオしか演じられなくなるのではないかといわれていたけど、そうでもなかったようだ。
ヒロイン(?)のエリカは劇作家という設定。海辺の豪邸で執筆に励む。アップルのパワーブックG4(15インチ?)を使っている。欲しい。なぜ映画に出てくるパソコンはアップルが多いのだろう。アップルが強力にプロモーションしているか、映画関係者がアップル好きか。
その2は『Paycheck』。
ベン・アフレック扮するリバース・エンジニアが危険な発明に手を貸すのだけど、記憶を消されてしまう。おまけに命をねらわれてしまう。記憶が消される前に何があったのかを追いかけるというストーリー。タイトルのペイチェックは仕事の報酬でもらえる小切手のこと。
やや設定に無理があるかなあ。脳内に発射するレーザーで記憶のペプチド結合を破壊して記憶を消してしまったり、未来がのぞけるレンズなんてちょっと考えにくいなあ。
帰りの飛行機で見た映画その1。「Chasing Liberty」。
現代版『ローマの休日』といったところ。しかし、お姫様はアメリカ大統領の娘になり、お姫様が旅するのはプラハ、ベネチア、ベルリンなど。そしてお姫様に身分を隠して旅をともにし、恋に落ちるのはなんとCIAエージェント。といっても切迫感はぜんぜん無くて、のほほんとした映画。それなりに楽しい。
大統領一家にはコード名が付く。シークレット・サービスは大統領のことを「イーグル」と呼ぶように、大統領の娘のことは「リバティ」と呼ぶ。主人公は権威的な大統領の目から逃れて自由(リバティ)が欲しくて仕方ない。主人公は自由を求めて(chasing liberty)旅に出て、追いかける側のシークレット・サービスはリバティ(大統領の娘)を探し求める(chasing liberty)という二重の意味がタイトルにはある。
『ローマの休日』のアイデアに従っているところからすると一種の二次著作物なんだろうけど、怒られないのだろうか。エンドロールにクレジットが入っていたりするのかな。