荘内大祭、本番。
こんばんは。
荘内大祭を終え、遅い夏休みのはじまりは地元で休むことなく遊びまくり、ふらふらの藤田@大阪実家です。
blogどうなった?
お祭り成功した?
熱中症で倒れたんかと思った・・・・等々、更新が遅すぎたため多くの方に個人的にメッセージいただきました。
ハイ、まったりしてる場合じゃなかった。
やっと、更新です。
それでは、8月15日に戻って、はじまりはじまり。
天気は快晴。
いいお祭り日和になりそうな予感です。
早速準備が始まりました。
まずはこちらISAK。
地元の高校生、大学生の皆さんにボランティアで参加していただきました。
今日は、エアチューブ建築×3つくります。
コンプレッサーと手動で空気をどんどん注入していき・・・・
この状態までつないだものを・・・
立ち上げて完成です!
お次は、浮きのぼり。
今日もテンセグリティユニットを作るところからスタート。
M1のお二人、もう慣れた手つきです!
これを両川岸から引っ張って吊ります。
浮かせようと調整中。けっこう力技なのです。
突如現れた不思議な物体に通りかかった人もじっと見つめています。
我らがボス、池田さんも真剣な表情。
青いつなぎがトレードマークです。
この張力の調整はとても難しくなかなか上手くいかなかったようで、浮きのぼりのテンセグリティが完全な縦姿勢にならないうちに万が一を考えてお客さんが増える前に作業を中止しお祭りに関わる人の安全性を優先することに。
もう少し高くあがるはずだったのは残念ですが、なんとか完成です!
お次は、マチ舞台!
マチ舞台は前日に土嚢(どのう)と一部の床ユニットの搬入を終えていたので、残りの床をひいたあとは細かい調整に入ります。
人が立った時の安全が第一!
隙間を埋めたり麻紐で柵をつくったり。
素足で川床を歩くこともできるよう掃除もしっかりです。
お昼休憩中のチーム宮澤家。
やっぱり藤田は寝ています。
徹夜明けはつらかった・・・
鶴岡に来て以来、どこでも寝れる体質に磨きがかかったようです。
夕方が近づくと、だんだんお祭りが盛りあがっていきました。
今回のプロジェクトは、慶應大学がハードの部分(空間づくり)、公益大がソフトの部分(お祭りのプログラム)を提案しコラボレーションを行うというもの。なので、ここからは公益大のプロジェクトも合わせてご覧ください。
ISAKの中では、内川BAR(by Bar ChiC)とクラフト販売(By よつばの里)の準備が進められています。
私たちの川床の反対の岸では何やら楽しそうなことが行われています!
これはなんでしょう!?
正解は、箱舟に子供たちを乗せて川を1周し、普段は見えない川の中からみた街の風景を体感してもらう水遊びです。
皆楽しそう!
大人もOKでした。
ゆうちゃんカップルも挑戦!
私もちゃっかり乗ってきました。
舟をひいてくれたおじさんが、内川のことを説明してくれました。
昔はこのあたりに飲み屋街があったから、川の中にキレイな陶器が落ちていたりするとのこと。
お宝が眠っているらしい。
「内川でお祭りのとき川床つくるんです!」
と言うと、地元の人には
「あそこの川けっこう汚いんじゃないの?」
とよく返されていたのですが、実際はそんなに汚くないんです。
藻が水の中でゆらゆら揺れてとってもきれい。
内川のいいところを体感できました。川の中から見ると、空も広ーく感じます。
さて、この水遊びゾーンで人気者を発見!
このカモさん(♀)です。
カモが箱舟についてずっと泳いでいるなあ、人懐っこい、と思っていたら、山形大学農学部で飼われているカモでした。
しかし!
愛嬌があって素敵な彼女ですが、実はなかなかの曲者でした。
仲良く交流したかったのですが、女と男を見分け、女には攻撃を仕掛けてきます。
隣にいたおだには、お腹を触らせていたのに、私が触ろうとするとくちばしで突かれました。
おいおい、仲良くしようぜ・・・・・
完成した川床の上には、子供たちがやってきました。
「よく見たら中にメダカがいるよ!」
子供たちに語りかけるのは伊藤の兄貴。
川床には段差がつけてあり座ることもできます。
普段は、川に降りてくることはほとんどないそうで、このお祭りを初めての経験として楽しんでもらえたら嬉しいです。
当日はTVやラジオ等メディアの方々も来られていたようで、取材を受けているのは「浮きのぼり」隊長のよしのさん。
荘内神社からやってきた大名行列が鶴園橋を通りました。
こっちは1周して戻って来た行列が三雪橋を渡っているのを、川の中から見た様子。
先ほどの箱舟に乗せてもらいました。特等席!
大名行列の登場で一気にお祭りムードに。
17:30から音楽プロジェクトもスタートしました。
地元音楽家の皆さんによる演奏が行われています。
こちらISAKcafeの前の路上での演奏。
お次は、マチ舞台で和太鼓の演奏。
藻刈舟での演奏では、音楽と舟と共に流れていく風景をダブルで楽しめました。
舟がマチ舞台に到着しました。
19:45まで色々な場所で演奏が繰り広げられ、走り回っていた私たちスタッフも働きながらずっと音楽に耳を傾けていました。
鶴園橋と三雪橋の間に点在するお祭り会場が音楽でまさに一体化していました。
大盛況の様子です。
ライトアップしたISAKの中で行われてた、内川BARも人気上々。
私もカクテルをいただきました。
「藻 インナー リバー」というカクテルと「だだちゃ豆カクテル」の2種類を飲んだのですが、
どちらも初めての味でとってもおいしい!
特に、だだちゃ豆カクテルは初めて聞いた時からどんなんだろうと気になっていたのですが、
カルーアの甘さの中にだだちゃ豆の甘さがにじみでて2つの味がマッチしていて飲みやすかったです。
お気に入り。
無事にISAKカフェを組み立て終わったおがさまと若葉さん。
徹夜のおがさまも相当お疲れです。
夜になると、ライティングプロジェクトによる照明がお祭り会場を照らしました。
三雪橋の橋脚が照らされ水面に光がうつしだされ、幻想的な風景です。
マチ舞台へ降りる階段の手すりに置かれた照明はひとつひとつ模様が違います。
あたたかい光の演出、なかなか評判よかった模様。
夜は浮きのぼりに張っていた幕にプロジェクターで光を映しました。
昼間とはまた違った表情です。
お祭りの最後には灯籠流し。
たくさんの光が流れていきます。
マチ舞台からその様子を見つめる人々。
実は私はこの時マチ舞台の隅で爆睡してしまい、灯籠流しの記憶がありません・・・・
直前は和太鼓の演奏も行われていたはずなのに一体何故・・・すいません・・・・・すいません。
こうしてお祭りは大盛況のうちに、幕を閉じる時間を迎えました。
これから最後のひと頑張り。後片付けです。
ここで大活躍だったのが男性陣。
マチ舞台の土嚢(どのう)を大きなかけ声と共に川からトラックに運びます。
お疲れさまでした!
おなじみの青いトラックを志藤さんにだしていただきました。
ISAKもお片づけ中。
空気を抜いていきます。
片付けはあっというまです。
今日という日のためにずっと動いてきたから1日だけで終わってしまうのは残念な気持ちも少し。
けれど、大きな事故もなく大盛況のうちにお祭りを終えられることができてホッと一安心。
このプロジェクトは成功したといって良いのではないでしょうか!?
ここまで来ることができたのは、本当に多くの人々の協力があったからです。
ありがとうございました!
活動を通してたくさんの人と知り合えたことが一番嬉しいと池田研一同思っています。
そして、深夜0時、セミナーハウスに戻り打ち上げが始まりました。
プロジェクトの成功を祝って乾杯!
池田先生、高谷先生の言葉や全員一言ずつ挨拶等々。
疲れきっているけど皆一仕事終えた達成感で笑顔です。
さて、最後の締めはゆうちゃん心の俳句vol.4です。
「終わったと 思った瞬間 始まります
みんな今から それぞれの道」
・・・・・・・・泣いてもいいですか??
それぞれの道を行きつつも、ここで出会った皆さんにいつの日かまた会えることを楽しみにしています!
関係者の皆様、blogをご覧の皆様、blogへのコメント、メッセージ(mf1125@sfc.keio.ac.jpマデ)等どしどしお待ちしております。
(おまけ)
宿舎に戻った宮澤兄妹。
同じポーズで向かいあってのご就寝。
やっぱり兄妹ですね!
ちなみに今日の日記の写真は、当日の写真担当の小田切くんのものをお借りしてます。
細長いのがそうです。
おだありがとう!