井庭崇のConcept Walk

新しい視点・新しい方法をつくる思索の旅

2016年の自分を形づくる3つの言葉

あけましておめでとうございます。

新しい年を迎えた日、2016年の自分を形づくる3つの言葉を考えました。


Nature」、「World」、「Philosophy」の3つです。



まず、Nature

より「自然」のなかで「自然」に生きたいと思います。

ここ数年、野菜や果物を育て、昨年はお米づくりにも挑戦しました。
自然と触れ合うとともに、食についても考え始めました。

最近また走り始めたし、今年は久々に山登りも再開したいと思っています。

さらに、外なる自然だけでなく、内なる自然=身体の声をきちんと聞きながら、
アクティブに動くだけでなく、睡眠や休息も大切にし、よい循環を心がけます。

昨年はちょっと仕事を詰め込み過ぎた感があります。
もう少しうまく調整して、Artificialな日々ではなく、Naturalな日々を生きます。



そして、World

自分たちの研究が「世界」に出て、少しずつ影響を持ち始めています。
僕のつくった方法が海外で使われていたり、いろいろな方と共鳴を起こし始めています。

今年は視野を世界レベルに持って行って、
自分たちに何ができるのかを考え、発信し、流れをつくっていきたいと思います。

今年は英語での井庭研や、英語でパターン・ランゲージを教える授業にも挑戦します。
自らの英語力も高めたいと思うし、これまで以上にいろいろな視点や考え方に触れたいと思います。

グローバルな「世界」に触れるとともに、自分たちの「世界」も育てていきます。



最後に、Philosophy

人類がこれまで構築してきた「哲学」の流れを学び直し、
自分たちがやっていることをしっかり位置づけたいと思います。

いま書いている本で、パターン・ランゲージの研究・制作・実践が、
哲学のなかでどのあたりに関係し、一体何をしていることになるのかが、少しずつ見えてきました。

それをさらに探究し、自分たちが今やっていることが、
哲学においてどのような付加価値を生み出せるのかを意識して、がんばっていきます。



これまで数年、新年に「今年は書く」と書いてきましたが、
ようやく「書くことは手段である」という境地に達しました。
今年もしっかり「書く」ことは続けますが、その目的が見えた気がします。


また、新しい領域でのパターン・ランゲージもつくり続けますが、
それらはこの3つの言葉のもとで位置づけられることになると思います。


ということで、

2016年の僕は、「Nature」、「World」、「Philosophy」を軸とした一年にします。

みなさん、今年もどうぞよろしくお願いします。

井庭 崇
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