井庭崇のConcept Walk

新しい視点・新しい方法をつくる思索の旅

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2019年を振り返る:成果発表・活動等一覧

2019年の最初には、僕のこれまでの教育実践・教育論の集大成と言える『クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育』を出版することができました。とても力を注いだので、序章が200ページもある「変」な本になりましたが、この本を世の中に届けることができて、本当によかったと思っています。これからの教育と社会について考えるために、ぜひ多くの人に読んでいただきたい一冊です。

また、夏には、秋田喜代美先生(東京大学教育学部長)たちと一緒につくったパターン・ランゲージの書籍『園づくりのことば:保育をつなぐミドルリーダーの秘訣』を出版することができました。

国際学会では、例年通り、井庭研メンバーと多くの論文を発表しましたが、僕は『クリエイティブ・ラーニング』序章を4本の英語論文として発表しました。今年は、中学生の娘と学会論文を書き、一緒にドイツの学会に参加したのも、よい思い出です。

2019年前半は、2018年夏からのサバティカルの後半戦ということで、単著執筆のための研究に専念しました。この本はいまも鋭意執筆中なのですが、自分にとってもこれまでのパターン・ランゲージ研究の集大成となる大著になります。こちらは引き続きがんばります。

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Books

  • 井庭 崇 編著, 鈴木 寛, 岩瀬 直樹, 今井 むつみ, 市川 力, 『クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育』, 慶應義塾大学出版会, 2019年

  • 井庭 崇, 中川 敬文, 『おもてなしデザイン・パターン:インバウンド時代を生き抜くための「創造的おもてなし」の心得28』, 翔泳社, 2019年

  • 井庭 崇, 秋田 喜代美 編著, 野澤 祥子, 天野 美和子, 宮田 まり子, 『園づくりのことば:保育をつなぐミドルリーダーの秘訣』, 丸善出版, 2019年

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    Pattern Languages

  • 「おもてなしデザイン・パターン:インバウンド時代を生き抜くための「創造的おもてなし」の心得28」(書籍カード

  • 「園づくりのことば:保育をつなぐミドルリーダーの秘訣」(書籍カード

  • 「探究PLカード:創造的探究のためのパターン・ランゲージ」(ベネッセ教材『探究ナビ』付属カード) / 「探究パターン・カード」(クリエイティブシフト一般販売カード)

  • 「アクティブ・ラーニング支援パターン・カード」(クリエイティブシフト一般販売カード)

  • 「感性科学マーケティング・パターン:実践・習得のコツのことば」 ※現在は、オラクルひと・しくみ研究所よりワクワク系マーケティング実践会会員向けに提供

  • 「ともに生きることば:最期までその人らしく生きる支援のためのヒント」(試作版 バージョン0.6)※今年は、Keio SFC Open Research Forum 2019 (ORF2019)にて限定配布

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    Style Language

  • 「日本の楽しみ方のスタイル・ランゲージ」


    Magazine

  • 井庭 崇, 【巻頭インタビュー】「改めて、「対話」とは何か」, 月刊『教職研修』2019年7月号


    Web Interview

  • 井庭 崇 × 市川 力, 「『クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育』 井庭崇氏×市川力氏 出版記念対談 <前編>クリエイティブな時代に向けた新しい教育観、クリエイティブ・ラーニングとは」, CreativeShiftインタビュー, 2019年7月

  • 井庭 崇 × 市川 力, 「『クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育』 井庭崇氏×市川力氏 出版記念対談 <後編>クリエイティブ・ラーニングを生み出すジェネレーター」, CreativeShiftインタビュー, 2019年8月


    Conference Keynote

  • Takashi Iba, “Creating Pattern Languages for Creating a Future where We Can Live Well”, INTERSECTION19 (Designing Enterprises for Better Futures), Lisbon, Portugal, 2019年9月 【スライド

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    Conference Papers

  • Takashi Iba, Konomi Munakata, “Pattern Language and the Future of Education in Light of Constructivist Learning Theories, Part 1: Consideration with Generic Epistemology by Jean Piaget“, 24th European Conference on Pattern Languages of Programs (EuroPLoP2019), 2019

  • Takashi Iba, Aimi Burgoyne, “Pattern Language and the Future of Education in Light of Constructivist Learning Theories, Part 2: The Social Constructivism of Lev Vygotsky”, 24th European Conference on Pattern Languages of Programs (EuroPLoP2019), 2019

  • Haruka Iba, Takashi Iba, “A Pattern Language for Improving Foreign Language Skills when Studying Abroad”, 24th European Conference on Pattern Languages of Programs (EuroPLoP2019), 2019

  • Yuka Banno, Tomoki Kaneko, Takashi Iba, “A Proposal of Modular-Structured Pattern Language: Based on Pattern Language for End of Life Care”, 24th European Conference on Pattern Languages of Programs (EuroPLoP2019), 2019

  • Karin Iwata, Hinako Ando, Takashi Iba, “Patterns for Well-being in Life: 9 patterns for Being with others”, 24th European Conference on Pattern Languages of Programs (EuroPLoP2019), 2019

  • Takashi Iba, Aimi Burgoyne, “Pattern Language and the Future of Education in Light of Constructivist Learning Theories, Part 3: Consideration with John Dewey’s Concept of Pragmatism”, 26th Conference on Pattern Language of Programs (PLoP2019), 2019

  • Takashi Iba, Karin Iwata, “Pattern Language and the Future of Education in Light of Constructivist Learning Theories, Part 4: Consideration with Constructionism of Seymour Papert”, 26th Conference on Pattern Language of Programs (PLoP2019), 2019

  • Ryohei Suzuki, Mitane Umewaka, Yumiko Shimokawa, Takashi Iba, “A Pattern Language for Composing Film Music”, 26th Conference on Pattern Language of Programs (PLoP2019), 2019

  • Ryusei Murasawa, Misaki Yamakage, Rioja Kuroda, Yumiko Shimokawa, Aimi Burgoyne, Hiromu Kasahara, Takashi Iba, “A Style Language for Enjoying Japan”, 26th Conference on Pattern Language of Programs (PLoP2019), 2019

  • Hinako Ando, Karin Iwata, Rei Kono, Kohki Ogawa, Takashi Maeno, Takashi Iba, “Patterns for Well-being in Life - 9 Patterns for Loving the World”, 26th Conference on Pattern Language of Programs (PLoP2019), 2019

  • Yuki Kawabe, Takashi Iba, “An Ecosystem for Collaborative Pattern Language Acquisition”, COINs (Collaborative Innovation Networks) Conference 2019, 2019


    Talk Sessions

  • 井庭 崇, 「パターン・ランゲージがひらく世界観:多様な東洋と西洋の哲学の融合的展開」, 井庭研2018年度最終発表会 基調講演, 2019年1月

  • 村山 慶輔, 井庭 崇, 中川 敬文, 「インバウンド時代のビジネス成功のヒントを「創造的おもてなし」から学ぶ」, 新宿 INBOUND LEAGUE, 2019年2月

  • 井庭 崇 × 市川 力, 「面白がる力を育む:これからの創造的な生き方と世界観」, 有隣堂 アトレ目黒店, 2019年2月

  • 井庭 崇, 「未来をつくる言葉をつくる」, Portland Japanese Garden, 2019年5月

  • 井庭 崇, 「未来をつくることば:創造社会を支えるパターン・ランゲージ」, 人事院公務員研修(3年目フォローアップ研修), 2019年10月

  • Takashi Iba, “Creating Pattern Languages for Creating a Future where We Can Live Well”, Designing SFC Spirits, 慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス), 2019年10月 【スライド / 映像】

  • 井庭 崇, 「探究PLカードを活用し、生徒の『振り返り』を深める」, 探究ナビオンライン勉強会, 2019年10月

  • 井庭 崇, 「クリエイティブ・ラーニング:これからの学びと、学校・書店・図書館の新しい役割」, 図書館総合展2019, 2019年11月 【スライド / 映像

  • 井庭 崇, 「パターン・ランゲージとは何か」, ワクワク系マーケティング実践・習得のコツを掴むセミナー, 2019年11月

  • 井庭 崇, 阿部 有里, 鎌田 安里紗, 長井 雅史, 金子 智紀, 「パターン・ランゲージの使い方徹底解説&体験ワークショップ」, Keio SFC Open Research Forum 2019, 東京ミッドタウン, 2019年11月 【映像】

  • 井庭崇, 熊坂賢次, 田中浩也, 石川初, 市川力, 小阪裕司, ACCI BABA, 小島希世子, 「クリエイティブ・ラーニング(創造的な学び)とは:考え方と実践事例」, Keio SFC Open Research Forum 2019, 東京ミッドタウン, 2019年11月 【映像】

  • 井庭 崇, 「創造社会の学び:クリエイティブ・ラーニングの世界」, DeST - こどもとデザインとまなび, 2019年12月

  • 井庭 崇, 「開かれた対話の心得:オープンダイアローグのパターン・ランゲージを体験する」, 日本コーチ協会 第21回年次大会

  • 井庭 崇, 「探究の学習効果をメタ認知する - パターン・ランゲージの活用」, 第2回ESIBLA教育フォーラム, 2019年12月


    Workshops

  • 井庭 崇+井庭研究室,「「日本の楽しみ方のスタイル・ランゲージ」を用いた観光デザイン・ワークショップ」2019年2月

  • Yusuke Shimoda, Aimi Burgoyne, Shuichiro Ando, Ryusei Murasawa, Misaki Yamakage, Rioja Kuroda, Yumiko Shimokawa, Hiromu Kasahara, Takashi Iba, "Idea Mining Workshop Using A Style Language for Enjoying Japan", 8th Asian Conference on Pattern Languages of Programs (AsianPLoP 2019), 2019年3月

  • Konomi Munakata, Tomoki Kaneko, Takashi Iba, “Pattern Illustrating Workshop”, 24th European Conference on Pattern Languages of Programs (EuroPLoP2019), 2019年7月

  • 井庭研究室, 「CDGs(Creative Development Goals)をみんなでつくろう」, Keio SFC Open Research Forum 2019, 東京ミッドタウン, 2019年11月


    Lectures

  • 「Designing SFC Spirits」(SFCスピリッツの創造), 慶應義塾大学SFC

  • 「ワークショップデザイン」, 慶應義塾大学SFC

  • 「ラディカル・スクール・デザイン」, 慶應義塾大学 政策・メディア研究科


    Conference Committee

  • Program Committee, AsianPLoP2019

  • Program Committee, EuroPLoP2019

  • Steering Committee, COINs2019

  • Program Committee, PLoP2019


    おまけ

  • 「日々の料理をつくる」※夏から、料理を始めました。その記録。
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    「2年後」の決意

    ちょうど2年前の今日、僕は脳出血で救急車で病院に運ばれ、入院した。その日は、なんてことない日だった。自宅の書斎で英語論文の仕上げ修正を行なっていた。そのあと大学で研究会(ゼミ)があり、その後、夕方からイベント登壇して対談の予定だった。その頃、いつものように毎日たくさん仕事し、とても疲れていた。その日、妻は、様子のおかしい僕を見て、もう仕事に復帰できないだろうと感じたという。それほどのひど状態だったということだ。

    脳出血の原因は最終的には特定できていないのであるが、状況から判断するに「疲れて血圧が高めだったところに、ストレスでさらに血圧が上がり出血したのではないか」というのが、最終的な診断だ。右脳の出血だった。僕が得意な領域を司る右脳。

    実は、救急車で運ばれたときも、入院したときも、僕自身はほとんど自覚症状がなく、「今日登壇の予定だったのに、対談相手と来場者に申し訳ない」ということと「来週、楽しみにしていた忘年会の予定があったのに、行けなそうで残念だなぁ」くらいの気持ちだった。でも、周囲に言わせれば、僕が話すとろれつがまわっていない(らしい)し、文字でのメッセージや投稿は、誤字脱字が相当ひどかった(これはあとで自分でも確認できた)。担当医師いわく、出血した箇所がマシだったので「この程度で済んだのだ」ということだった。

    そんなわけで、ことの重大さを自分が本当に実感したのは少し経ってからのことだった。後遺症は、左半身の麻痺、左半空間無視(視野では見えているのに認識の際に取りこぼされる)、高次脳機能障害。舌が思うように動かず、しゃべりは相当ゆっくりになり、元気がない。ちょっとしたことを忘れやすく、同時に複雑なことを並行してすることが困難になった。電車は逆方向に乗ってしまうし、降り損ねたり、違う駅であると気づかずに改札を出てから見知らぬ景色に呆然としたりする。僕の脳のなかでは、出血によってその周囲の脳細胞が死んでしまい、いろいろ不都合が起こっていた。認知症の方とその家族のためにつくったパターン・ランゲージ『旅のことば』が、自分自身と家族にとても役だったし、救いになった。

    その後3ヶ月は仕事は休ませてもらい週5のリハビリに通い、そのあとさらに3ヶ月は、最低限の仕事を再開しながら、週2〜3でリハビリを続けた。半空間無視があったので、運転免許は一度止まり、移動もしんどくなった(その後、リハビリが進んでから、医師の診断と運転試験場での操作検査の結果、許可が得られた)。

    幸いにも、倒れたあと約半年後(2018年8月)から1年間はサバティカル(在外研究)が決まっていたので、日本を離れ、米国オレゴン州ポートランドで研究に集中するという期間に入った。今回は、このような経緯もあったので、自分のペースで、休み休み研究・執筆をした。これも一緒のリハビリのようなもので、少しずつ少しずつできるようにしていった。

    それでも、30分集中して読書したり執筆したら、脳がオーバーヒートして、つっかえた感じで重く(痛く)なり、20分くらい横になって少しうとうとしないといけないような状況は、そのときも、いまもある。2019年末の今でも、そういう状態なのだ。

    ポートランドでは郊外に住んでいたこともあり、日本とはぜんぜん異なり、時間がとてもゆっくりと穏やかに流れていた。そのような環境で自分のペースで仕事ができたのは、僕の身体・精神的にもとてもありがたいことであった。話すことも、以前のようには楽ではないし、うまく舌がまわらない感じが(本人には)するのであるが、スピードはだいぶ戻った。1年間のサバティカルの期間はとても助かった。

    そういう生活を、サバティカル終了後(2019年8月〜)、日本でも心がけなければならない。予定が増えないように結構気をつけていたが、やっぱり実際には難しかった。実は、大学の執行部は、僕のことを心配して、重たい仕事を外してくれている(とてもありがたいことだ)。井庭研のメンバー(学生)たちも、僕のことを気遣ってくれている。みんな本当にやさしく、ありがたい。さっきも書いたが、依然として、後遺症を抱えた身なので。

    しかし、僕の状況を(おそらく)知らない外部の人たちは、どんどん依頼や打ち合わせや相談や面会を求めてくる。僕はもともと、そういうお願いには応えたいという気持ちが根底にある。そんなわけで、以前はすべて受けてきたし、相談にもほぼすべて乗ってきた。しかし、それゆえ、ひどく疲れ、ストレスが高まり、倒れたわけだ。なので、その応えたいという気持ちを抑えて、きちんといますべき対応をしていかなければならない。しかし、実際には、かなり控えるつもりでいた登壇や打ち合わせや相談や面会は、あれよあれよと膨れ上がり、倒れる前のように、ひどく疲れる生活に逆戻りしてしまった。このままでは本当にもたない。かなり厳しい状態だ。

    いまは薬を飲んでいるからとはいえ(入院後から2年間、血圧を下げる降圧剤を毎日飲んでいる)、以前と同じような生活をしていたら、また倒れてしまう。「二度目は一度目のようには軽くはなく、致命的になりやすい」と言われているし、本当に気をつけなければならない。このままでは、本当に死んでしまう。このような生活をしていてはだめなのだ。

    倒れてから2年目の今日。改めて心に誓う。来年は、本当に自分が疲れるような仕事・予定を入れないようにする。徹底的に排除する。たとえば、人に会うのはとても疲れるのだ。そして、予定にがんじがらめにならないように、ざっくりとしたスケジュールだけにして、細かく予定を入れ込まない。これは本当に死守しなければならない。

    そのことで「自分勝手な人だ」と思われても構わない。そんな人にそう思われないということよりも、死なずに生き続けることの方が圧倒的に重要だからだ(本当に近く理解してくれている人ならば、そんなことを思わないだろう)。「嫌われてもよい」という覚悟が今の僕には必要だ。そもそも八方美人的に誰にでもよい顔はできないのだ(つい、そうしようとしてしまって、自分の事情を後回しにしたりしわ寄せしてしまったりするが)。

    つまり、みんなに「いい人」であるのをやめようと思う。「いい人」であろうとして、死んでしまっては、「いい人」の「人」が抜けて、ただの「いい」だけになる。そんなこと、ぜんぜん意味がない。

    幸い、なんでも自分でやってしまおうとしがちな僕も、倒れてからは仲間により頼ざるを得なくなり、その結果、いろいろなことを仲間に委ねることができるようになった。そして、よいことに、それがかなりよい感じだということだ。だから、僕がこれまで一人でやってきたようなことも、いまはチームでしているし、そのことに新しい可能性を感じている。

    それゆえ、来年は、こういうことにしたい。

    講演やワークショップの機会自体はありがたいものも多いのだか、以上の理由により、講演やワークショップは僕自身がするのではなく、チームで受け、仲間にしてもらうようにする。さらに、僕やメンバーが予定でがんじがらめにならないように、講演に向けての打ち合わせは一切やらない。そういう事前打ち合わせをしないと不安な人・うまく実施できない組織からの依頼は受けないことにする。要望があるなら、メールでもらえれば十分。相談・面談なども、僕は受けない。仕事になるなら、チームですることになるので、僕でなくメンバーと打ち合わせてもらう。その人に応えたいとは思うが、それによって、本を書く時間が減れば、多くの人に届けることができなくなってしまう。だから、僕がやるべきことの全体を踏まえると、そうさせてもらいたい。

    得意なことはストレスを感じないし、疲れもたまりにくい。そのため、これからは、自分の得意なこと(周囲から見て得意そうなところではなく、僕がやりたいと思える得意なこと)に特化して、仕事を相当コントロールしていく。正直なところ、いまどんな小さな仕事でも、自分の命を削って差し出している気持ちが強い。みなさんにとってはたいしたことのない打ち合わせだとしても。だから、自分の時間と労力をどこにかけるべきかをかなり厳選し、大切にしていきたいと思う。

    このことを、自分自身、改めて決心するとともに、周囲・つながりのある人にも、しっかり伝えておきたい。みなさん、よろしくお願いします。

    p.s. なお、料理をしたり家事をしたり家庭菜園をしたりというのは、根を詰めることのないようにするための手段になっていて、集中していた頭を休め、身体の姿勢・動きを変えるためによい。「仕事」ばかりの日々に、ちゃんと「生活」を入れることは、今の僕にとってよいことだと感じている。どれも僕が疲れる対人的なものではなく、一人作業であるというのが、またよい。
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    慶應義塾大学SFC「クリエイティブ・ラーニング・ラボ」スタート!

    慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)に「クリエイティブ・ラーニング・ラボ」(Creative Learning Lab)を立ち上げます! 慶應義塾大学SFC研究所の正式なラボラトリー※ として設置承認されました。

    SFCの3学部・2研究科にまたがる多様な分野の、最高に魅力的なメンバーとともに取り組み、僕が代表を務めます。

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    【クリエイティブ・ラーニング・ラボ 構成メンバー】

  • 井庭 崇(総合政策学部 教授:創造実践学, パターン・ランゲージ, システム理論)*ラボ代表
  • 鈴木 寛(総合政策学部 教授:教育政策, コミュニティ・ソリューション)
  • 今井 むつみ(環境情報学部 教授:認知科学)
  • 村井 純(環境情報学部 教授:インターネット, グローバル・インフラ)
  • 田中 浩也(環境情報学部 教授:パーソナル・ファブリケーション, ソーシャル・ファブリケーション)
  • 石川 初(政策・メディア研究科 教授:ランドスケープ・アーキテクチャ, 地理教育)
  • 小林 博人(政策・メディア研究科 教授:建築・都市地方設計, まちづくり, Student Build Campus)
  • 宮川 祥子 (看護医療学部 准教授:ヘルスケア情報学, FABナース)
  • 堀田 聰子(健康マネジメント研究科 教授:ケア人材政策, 人的資源管理, 地域包括ケア)
  • 熊坂 賢次(慶應義塾大学 名誉教授:ライフスタイル論, ネットワーク社会論)
  • 小林 正忠(慶應義塾大学SFC 特別招聘教授, 楽天株式会社 常務執行役員CPO (Chief People Officer))
  • 江渡 浩一郎(慶應義塾大学SFC 特別招聘教授, メディア・アーティスト, 産業技術総合研究所 人間拡張研究センター 主任研究員)


    「クリエイティブ・ラーニング」(創造的な学び)は、「つくることによる学び」(learning by creating)、そして「つくるなかでの学び」(learning through creating)です。何かを生み出す創造実践に取り組むなかで、対象への理解や自分への理解が深め、新たな発見も得ながら、自分のなかで知識を構成していくという学びのあり方です。

    このような「クリエイティブ・ラーニング」の考え方は、まずは学校教育において、これからのあり方を考えるためにとても重要です。しかしながら、それにとどまらず、家庭、職場、地域、国際関係、物事への関わり・態度、人間関係、well-being、生き方などにおいても、とても重要な変革をもたらすものだと思っています。

    本ラボでは、僕たちの研究のあり方も「クリエイティブ・ラーニング」を体現するような、実際の取り組みのなかで理解を深め、知識を構成していくような実践研究を大切にしていきたいと思います。

    僕自身は、創造実践の理論・哲学とパターン・ランゲージの方法で研究していきますが、それぞれのメンバーはそれぞれのアプローチ、方法論、対象で、「クリエイティブ・ラーニング」のもつ可能性について探究していきます。
    また、世の中における実践・支援を実現・加速させるための試みもいろいろ仕掛けていきたいと思っており、そのための共同研究や、趣旨・活動に賛同していただける方の寄付も受けていきたいと思っています。みなさま、ぜひご紹介・お声がけいただければと思います。
    どうぞよろしくお願いいたします!

    なお、クリエイティブ・ラーニングについては、今年出したこの書籍をご覧ください。

    『クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育』(井庭 崇 編著, 鈴木 寛, 岩瀬 直樹, 今井 むつみ, 市川 力, 慶應義塾大学出版会, 2019年2月)

    ※SFC研究所ラボについて
    SFC研究所では2001年から、先端的研究ミッションを持つ研究グループである「ラボラトリ(ラボ)」を設けています。ラボは同じ研究テーマを持つSFC研究所内の研究者により、横断的・融合的に構成された組織であり、研究ミッションの特定により、各ラボの研究活動目標、研究対象、活動領域をより明らかにし、国内外の民間企業や研究所、国、地方自治体、他大学などとの研究交流を促進することを目的としています。
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    自分のなかでの大きな気づき(サバティカル中にポートランドにて)

    サバティカルで米国オレゴン州ポートランドに住んで、ほぼ11ヶ月が経った。明後日から2週間ヨーロッパ出張(ドイツ&オーストリア)で、その後2週間半ポートランドで過ごしたら、おしまい。いよいよ終わってしまう…。子どもたちは夏休みに入り、イレギュラーな生活となり、毎日いろいろな予定・イベントがあり、その送り迎えの日々。

    そんななかで最近特にうれしかったのは、ようやく子どもたちと山登りができたこと。久しぶりに険しくて大変だったけど、素晴らしい時間・体験だった。あと、子どもが好きな絵本『Good Night Oregon』に出てくる場所にすべて実際に行ってみようという試みも、もうすぐコンプリートになる。

    こちらで人に会ったり、帰国準備もあったりで、最近とてもバタバタしていて、単著執筆は中断。続きは日本に帰ってから。並行して取り組んでいた8月頭に出る3冊目の本は、再校も終え、印刷段階へ。
    書斎の2千冊の本は、ごく一部(100冊くらい)を除いて、すべて箱詰め完了。25kg×40箱。なんとか40箱に収ってよかった。明後日からは娘(長女)と初の国際学会へ。その学会に参加する井庭研メンバー9人に会えるのも、楽しみ。

    この11ヶ月を振り返ってみると、僕は、現代の都市生活で欠けてしまいやすい、そして僕自身がこれまで実際に失っていた、「Cosmic」(宇宙・大自然を感じる)、「Communal」(家族・仲間と一緒に過ごす)、「Continuous」(細切れに断片化されていない、ひと続きの豊かな時間とその中での自由さを持つ)を大切にしてきた。

    そして、この3つのC(Cosmic, Communal, Continuous)を、Mindful(心の深層)、Social(不特定多数との社会的な関係)、Creative(発見の連鎖としての創造)にどうつなげ・両立さ得るのかということが、これからの自分のテーマだということが見えてきた。人が人間らしく豊かに暮らし・生きていく上で不可欠なもの。この3つのCなくして、これからの「幸せ」は実現できないのではないか。

    各人がそれを実現することを支援するメディアを整備していき、教育や組織・社会の制度も併せて実装していく、そのことを本気で探究・実践していきたい(これを「宗教」ではなく、「実践的な新しい学問」として取り組みたい)。

    ついに、これからの10年、真剣に取り組みたいテーマについに行き着いたと感じている。これこそが、サバティカルの最大の成果だと言えるだろう。(・・・ということを、自然豊かなOregon Coastからの帰路に、車を運転しながら考えた。)

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    2016年の自分を形づくる3つの言葉

    あけましておめでとうございます。

    新しい年を迎えた日、2016年の自分を形づくる3つの言葉を考えました。


    Nature」、「World」、「Philosophy」の3つです。



    まず、Nature

    より「自然」のなかで「自然」に生きたいと思います。

    ここ数年、野菜や果物を育て、昨年はお米づくりにも挑戦しました。
    自然と触れ合うとともに、食についても考え始めました。

    最近また走り始めたし、今年は久々に山登りも再開したいと思っています。

    さらに、外なる自然だけでなく、内なる自然=身体の声をきちんと聞きながら、
    アクティブに動くだけでなく、睡眠や休息も大切にし、よい循環を心がけます。

    昨年はちょっと仕事を詰め込み過ぎた感があります。
    もう少しうまく調整して、Artificialな日々ではなく、Naturalな日々を生きます。



    そして、World

    自分たちの研究が「世界」に出て、少しずつ影響を持ち始めています。
    僕のつくった方法が海外で使われていたり、いろいろな方と共鳴を起こし始めています。

    今年は視野を世界レベルに持って行って、
    自分たちに何ができるのかを考え、発信し、流れをつくっていきたいと思います。

    今年は英語での井庭研や、英語でパターン・ランゲージを教える授業にも挑戦します。
    自らの英語力も高めたいと思うし、これまで以上にいろいろな視点や考え方に触れたいと思います。

    グローバルな「世界」に触れるとともに、自分たちの「世界」も育てていきます。



    最後に、Philosophy

    人類がこれまで構築してきた「哲学」の流れを学び直し、
    自分たちがやっていることをしっかり位置づけたいと思います。

    いま書いている本で、パターン・ランゲージの研究・制作・実践が、
    哲学のなかでどのあたりに関係し、一体何をしていることになるのかが、少しずつ見えてきました。

    それをさらに探究し、自分たちが今やっていることが、
    哲学においてどのような付加価値を生み出せるのかを意識して、がんばっていきます。



    これまで数年、新年に「今年は書く」と書いてきましたが、
    ようやく「書くことは手段である」という境地に達しました。
    今年もしっかり「書く」ことは続けますが、その目的が見えた気がします。


    また、新しい領域でのパターン・ランゲージもつくり続けますが、
    それらはこの3つの言葉のもとで位置づけられることになると思います。


    ということで、

    2016年の僕は、「Nature」、「World」、「Philosophy」を軸とした一年にします。

    みなさん、今年もどうぞよろしくお願いします。

    井庭 崇
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    2015年につくった野菜・果物・穀物

    今年も庭でたくさんの野菜・果物をつくりました。

    振り返って数えてみると、なんと、35種類!

    温州みかん(初)、デラウエア、ブラックベリー(初)、ブルーベリー、巨峰(初・未)、いちご、ミニトマト、イタリアントマト(初)、なす、きゅうり、ピクルスきゅうり(初)、アスパラガス、すいか、かぼちゃ(初)、ロマネスコ(初)、芽キャベツ(初)、そら豆(初)、じゃがいも(初)、玉ねぎ(初・未)、にんにく(初・未)、らっきょう(初・未)、春菊(初)、わけぎ、レタス(初)、サンチュ(初)、サラダ菜(初)、サラダレタス(初)、みょうが(初・未)、椎茸(初)、パクチー(初)、パセリ、しそ、金柑、ゆず(未)、花桃(初)、お米(初)

    結構つくったなぁ。

    このうち22種類が初挑戦。

    このなかの6つは、まだ収穫の時期を迎えてなかったり、今年は実がならなかったり。

    どれも1〜3株くらい少量ずつを多品種で、そして季節ごとに植えかえて。


    そしてこれらに加えて、今年はお米にも挑戦!
    井上英之さんの紹介で知り合った軽井沢のごいごいさんの田んぼで、初めてのお米づくり。
    田植え、草取り、収穫まで。すばらしい経験だった。


    今年も、日々自然の美しさと成長を感じ、自然の恵みを味わいながら過ごしました。

    来年も楽しみながらやりたいと思います。


    温州みかん(初)
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    デラウエア
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    ブラックベリー(初)
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    ブルーベリー
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    巨峰(初・未)
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    いちご
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    ミニトマト
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    イタリアントマト(初)
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    なす
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    きゅうり
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    ピクルスきゅうり(初)
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    アスパラガス
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    すいか
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    かぼちゃ(初)
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    ロマネスコ(初)
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    芽キャベツ(初)
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    そら豆(初)
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    じゃがいも(初)
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    玉ねぎ(初・未)
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    にんにく(初・未)
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    らっきょう(初・未)
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    春菊(初)
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    わけぎ
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    レタス(初)
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    サンチュ(初)
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    サラダ菜(初)
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    サラダレタス(初)
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    みょうが(初・未)
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    椎茸(初)
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    パクチー(初)
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    パセリ
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    しそ
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    金柑
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    ゆず(未)
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    花桃(初)
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    お米(初)
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    2015年を振り返る:成果発表・活動等一覧(講演・対談・ワークショップ編)

    2015年も、たくさん講演・対談・ワークショップを行いました。

    講演 18件、対談 15件、WS 19件(国際学会での発表やWSを除いた件数)。

    いやぁ〜、実にたくさん話した!


    講演

  • 井庭 崇, 「創造を促す対話のための言語「パターン・ランゲージ」の体験ワークショップ」, 「学びの連携」プロジェクト2014年度 第3回公開セミナー:学生の主体性を育む教育方法の探究, 慶應義塾大学日吉キャンパス, 2015年1月

  • 井庭 崇, 「井庭流 英語プレゼンの極意」, TOEIC presents 英語発信力応援プロジェクト × NHKエデュケーショナル「ゴガクル」協力 「心をつかむ!英語プレゼンの極意」Vol.2, 2015年2月

  • 井庭 崇, 「新ビジネス開発・組織活性のためのパターン・ランゲージ3.0」, Creative City Consortium プラチナエッグ・ハンティング・セミナー, 2015年2月

  • 井庭 崇, 「企業イノベーターのためのパターン・ランゲージ 講座:コラボレーション・パターンで組織の創造性を高める」, 翔泳社 Business Book Academy, 2015年3月

  • 井庭 崇, 「創造社会のシステムとメディア」, 情報システム学会, 2015年3月

  • 井庭 崇, 「よりよいプレゼンテーションのために」, 慶應義塾大学看護医療学部FD講演, 2015年3月

  • 井庭 崇, 「“創造的プレゼンテーション”実践セミナー」, 立命館大学(大学院キャリアパス支援プログラム), 2015年6月

  • 井庭 崇, 「創造的活動のためのパターン・ランゲージ」, 越境リーダーシップ Cross-border Leadership 実践研究成果リリースセッション「企業内で新たな価値を創造する働き方」, ウィルソン・ラーニング イノベーションセンター, 2015年6月

  • 井庭 崇, 「創造社会とパターン・ランゲージ」, オラクルひと・しくみ研究所 人間学ゼミ合宿, 2015年7月

  • 井庭 崇, 「防災にパターン・ランゲージを活かす:Survival Language in Japan & USA」, 減災ソフトウェア開発に関わる一日会議, 2015年10月 【レポート

  • 井庭 崇, 「認知症とともによりよく生きる:パターン・ランゲージ『旅のことば』」, 地域包括ケアイノベーションフォーラム 第10回ワークショップ, 2015年10月

  • 井庭 崇, 「伝え方を磨く:プレゼンテーション・パターンの活用」, 長崎日本大学中学・高等学校 特別授業, 2015年10月

  • 井庭 崇, 「認知症時代を生きる知恵=『旅のことば』というパターン・ランゲージ」, 下北沢B&B, 2015年10月 【レポート

  • Takashi Iba, “Creating Pattern Languages for Good Quality of Life: Collaborative Design of Place, Action, and Communication,” Portland Urban Architecture Research Laboratory (PUARL), the University of Oregon, Oct, 2015

  • 井庭 崇, 「助産教育における教授方法の『ラーニングパターン』からの検討」, 全国助産師教育協議会東京地区研修会, 2015年11月

  • 井庭 崇, 「創造的な未来をつくるパターン・ランゲージ:建築のデザインから人間活動のデザインへ」, 千葉工業大学レクチャーシリーズ, 2015年12月

  • 井庭 崇, 「よりよく生きることを支援する新しい方法」, 第17回東京肝疾患患者指導研究会, 2015年12月

  • ほか国際学会での講演・発表もあり。


    対談

  • 井上 英之 × 井庭 崇 対談, CTW (Change The World) 表参道, 2015年1月

  • 藤村 龍至 × 井庭 崇 × 難波 和彦 対談, 藤村龍至『プロトタイピング』出版記念イベント "デザインプロセス論の今日的意義・アレグザンダーの現代解釈について," LIXIL, 2015年1月

  • 田中 浩也 × 井庭 崇, 「Fab × Pattern Language」, 創造社会論, 2015年4月 【映像:前半/ 後半

  • 松川 昌平 × 井庭 崇, 「Algorithmic Design × Pattern Language」, 創造社会論, 2015年4月 【映像:前半/ 後半

  • 村井 純 × 井庭 崇, 「Internet × Pattern Language」, 創造社会論, 2015年4月 【映像:前半/ 後半

  • 加藤 文俊 × 井庭 崇, 「Community × Pattern Language」, 創造社会論, 2015年4月 【映像:前半/ 後半

  • 小林 博人 × 井庭 崇, 「Self-Build × Pattern Language」, 創造社会論, 2015年4月 【映像:前半/ 後半

  • 今井 むつみ × 井庭 崇, 「Learning & Expertise × Pattern Language」, 創造社会論, 2015年5月 【映像:前半/ 後半

  • 井上 英之 × 井庭 崇, 「Mindfulness & Self-Management × Pattern Language」, 創造社会論, 2015年5月 【映像:前半/ 後半

  • 井庭 崇 × 斎藤 環, 「認知症と新たなアプローチ:パターン・ランゲージを応用する」, ゲンロンカフェ, 2015年10月 【レポート

  • 佐藤 雅彦 × 太田 喜久子 × 岡田 誠 × 井庭 崇, 「『旅のことば』の活かし方:認知症とともによりよく生きることの支援」, SFC Open Research Forum 2015 (ORF2015), 東京ミッドタウン, 2015年11月

  • 廣田 幸司 × 池澤 努 × 吉岡 ひろき × 本田 卓也 × 井庭 崇, 「企業におけるパターン・ランゲージ3.0~ビジネス実装へのチャレンジ~」, SFC Open Research Forum 2015 (ORF2015), 東京ミッドタウン, 2015年11月 【レポート

  • 江渡 浩一郎 × 長坂 一郎 × 難波 和彦 × 諏訪 正樹 × 井庭 崇 × 松川 昌平, 「クリストファー・アレグザンダーの思考の軌跡 – デザイン行為の意味を問う」, SFC Open Research Forum 2015 (ORF2015), 東京ミッドタウン, 2015年11月

  • 槇 文彦 × 河添 健 × 村井 純 × 清木 康 ほか多数, 車座座談会「未来創造塾スタート!そしてその先へ」, SFC Open Research Forum 2015 (ORF2015), 東京ミッドタウン, 2015年11月

  • 井庭 崇 × 岡田 誠 × 川口 恭伸, 「『旅のことば』・『Fearless Change』」, SYNQAブックセレクション, 2015年11月



  • ワークショップ

  • 井庭 崇+井庭研究室, Future Language Workshop @ 東京コミュニティスクール(TCS), 2015年2月

  • Mary Lynn Manns × 井庭 崇, 「Fearless Change: 組織に新しいアイデアを広げるためのワークショップ」, 2015年3月

  • 井庭 崇, 「パターン・ランゲージ3.0研究会」(セカンドシーズン 第1回), Creative City Consortium プラチナエッグ・ハンティング・セミナー2015, 2015年3月

  • 井庭 崇+井庭研究室, Future Language Workshop「理想の放課後の過ごし方(第1回)」, RICOH Future House, 2015年5月【blog記事

  • 井庭 崇, 「パターン・ランゲージ3.0研究会」(セカンドシーズン 第2回), Creative City Consortium プラチナエッグ・ハンティング・セミナー2015, 2015年5月

  • 井庭 崇+井庭研究室, Future Language Workshop「理想の科学学習(第1回)」, RICOH Future House, 2015年6月 【blog記事

  • 井庭 崇+井庭研究室, Future Language Workshop「理想の放課後の過ごし方(第2回)」, RICOH Future House, 2015年6月【blog記事

  • 井庭 崇+井庭研究室, Future Language Workshop「理想の科学学習(第2回)」, RICOH Future House, 2015年6月【blog記事】

  • 井庭 崇, 「パターン・ランゲージ3.0研究会」(セカンドシーズン 第3回), Creative City Consortium プラチナエッグ・ハンティング・セミナー2015, 2015年6月

  • 井庭 崇, 「パターン・ランゲージ3.0研究会」(セカンドシーズン 第4回), Creative City Consortium プラチナエッグ・ハンティング・セミナー2015, 2015年7月

  • 井庭 崇+井庭研究室, Future Language Workshop「未来の遊びや公園」, 練馬区立 こどもの森, 2015年7月

  • 清水 唯一朗 × 井庭 崇, 「政策デザインワークショップ ~リアリティからクリエイティビティをつむぐには~」, SFC未来構想キャンプ2015, 2015年7月

  • 井庭 崇, 「パターン・ランゲージ3.0研究会」(セカンドシーズン 第5回), Creative City Consortium プラチナエッグ・ハンティング・セミナー2015, 2015年8月

  • 井庭 崇 × 岡田 誠, 「『旅のことば』ワークショップ:ワークショップをデザインする」, 認知症フレンドリージャパン・サミット(DFJI summit), 2015年9月 【レポート

  • 井庭 崇+井庭研究室, 「伝える力を学ぼう!~敬老の日に贈る感謝のメッセージカード~」, d-labo湘南, 2015年9月 【レポート

  • 井庭 崇, 「パターン・ランゲージ3.0研究会」(セカンドシーズン 第6回), Creative City Consortium プラチナエッグ・ハンティング・セミナー2015, 2015年9月

  • 井庭 崇, 「パターン・ランゲージ3.0研究会」(セカンドシーズン 第7回), Creative City Consortium プラチナエッグ・ハンティング・セミナー2015, 2015年10月

  • 井庭研究室, 「Self Travel Cafe 親子版(ぼく、わたしの大切なことって何だろう。~こどもも大人も自分をみつめて親子で共有しよう~)」, d-labo湘南 第49回セミナー, 2015年11月 【レポート

  • 井庭 崇+井庭研究室, 「Pattern Concierge」, SFC Open Research Forum 2015 (ORF2015), 東京ミッドタウン, 2015年11月

  • ほか国際学会でのワークショップ6件。


    対談記事

  • 藤村 龍至, 井庭 崇, 難波 和彦, 「パタン・ランゲージの今日的意義──新たなコラボレーションのかたち」, 10+1 web site, LIXIL出版, 2015年3月


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    2015年を振り返る:成果発表・活動等一覧(学会発表)

    2015年も、英語で論文をたくさん書き、国際学会で発表しました。

    国際学術誌 査読論文採択 1件。
    国際学会での基調講演 1件、口頭発表 22件(7本筆頭)、ワークショップ 6件。
    国内学会発表1件。

    M1が2人と学部生たちしかいない研究室とは思えない高い生産性だと思う。井庭研メンバーに感謝!
    来年もがんばっていきたい。

    国際学術誌 査読論文

  • Takashi Iba, Aya Matsumoto, Arisa Kamada, Nao Tamaki, Tomoki Kaneko, “A Pattern Language for Living Well with Dementia: Words for a Journey,” will be appeared in International Journal of Organisational Design and Engineering


  • 国際学会 基調講演

  • Takashi Iba, “Pattern Language 3.0 and Fundamental Behavioral Properties, World Conference on Pursuit of Pattern Languages for Societal Change (PURPLSOC2015), July, 2015


  • 国際学会 論文・口頭発表

  • Sakurako Kogure, Yuma Akado, Alice Sasabe, Jei-Hee Hong and Takashi Iba, 「パターン・マイニング・ワークショップのデザインにおける5つの工夫:Generative Beauty Workshop を事例として」, 4th Asian Conference on Pattern Language of Programs (AsianPLoP2015), 2015

  • Alice Sasabe, Jei-Hee Hong, Sakurako Kogure, Yuma Akado, Keishi Saruwatari and Takashi Iba, 「パターン・マイニングを通じた文化理解方法の提案:Generative Beauty Workshop を事例として」, 4th Asian Conference on Pattern Language of Programs (AsianPLoP2015), 2015

  • Takashi Iba, "Future Language as a Collaborative Design Method," 5th International Conference on Collaborative Innovation Networks (COINs15), March, 2015

  • Takashi Iba, Aya Matsumoto, Arisa Kamada, Nao Tamaki, Tasuku Matsumura, Tomoki Kaneko, and Makoto Okada, "A Pattern Language for Living Well with Dementia: Words for a Journey," 5th International Conference on Collaborative Innovation Networks (COINs15), March, 2015

  • Sumire Nakamura and Takashi Iba, "Collaborative Social Change with Change Making Patterns Workbook," 5th International Conference on Collaborative Innovation Networks (COINs15), March, 2015

  • Sumire Nakamura and Takashi Iba, "Collaborative Initiative for Community Development with Future Language: A Case of Lorega District, Philippines," 5th International Conference on Collaborative Innovation Networks (COINs15), March, 2015

  • Takuya Honda, Keibun Nakagawa, and Takashi Iba, "Collaborative Design of Workplace with Future Language," 5th International Conference on Collaborative Innovation Networks (COINs15), March, 2015

  • Jei-Hee Hong, Yuma Akado, Sakurako Kogure, Alice Sasabe, Keishi Saruwatari, and Takashi Iba, "Exploring Cultures through Pattern Mining: Practices from Generative Beauty Workshops," 5th International Conference on Collaborative Innovation Networks (COINs15), March, 2015

  • Kousuke Suzuki, Takuya Honda, Yuta Kanezuka, and Takashi Iba, "A New Way of Identifying Needs from Multiple Stakeholders," 5th International Conference on Collaborative Innovation Networks (COINs15), March, 2015

  • Shoko Fujioka, Takuya Honda, Ryo Tsukahara, and Takashi Iba, "Chain of Dialogues Involving the Local Residents with Future Language," 5th International Conference on Collaborative Innovation Networks (COINs15), March, 2015

  • Takashi Iba, Norihiko Kimura, Yuma Akado, Takuya Honda, “The Fundamental Behavioral Properties,” World Conference on Pursuit of Pattern Languages for Societal Change (PURPLSOC2015), July, 2015

  • Takashi Iba, Tomoki Kaneko, Arisa Kamada, Nao Tamaki, and Makoto Okada, “Words for a Journey: A Pattern Language for Living well with Dementia,” World Conference on Pursuit of Pattern Languages for Societal Change(PURPLSOC2015), July, 2015

  • Takashi Iba, “Pattern Languages as Pragmatic Media of Thinking, Communication, and Creation,” World Conference on Pursuit of Pattern Languages for Societal Change(PURPLSOC2015), July, 2015

  • Nakamura, Sumire, Takashi, Iba, “Fostering Changemakers with Change Making Patterns: A Conceptual Framework for Social Change and Its Educational Applications,” World Conference on Pursuit of Pattern Languages for Societal Change(PURPLSOC2015), July, 2015

  • Taichi Isaku, Emi Kubonaga, and Takashi Iba, “The Cooking Language: Applying the Theory of Patterns into Cooking,” World Conference on Pursuit of Pattern Languages for Societal Change(PURPLSOC2015), July, 2015

  • Takashi Iba, Arisa Kamada, Yuma Akado, Takuya Honda, Alice Sasabe and Sakurako Kogure, “Fundamental Behavioral Properties, part I: Extending the Theory of Centers for Pattern Language 3.0,” 20th European Conference on Pattern Languages of Programs (EuroPLoP2015), July, 2015

  • Taichi Isaku and Takashi Iba, “Creative CoCooking Patterns: A Pattern Language for Creative Collaborative Cooking,” 20th European Conference on Pattern Languages of Programs (EuroPLoP2015), July, 2015

  • Yuma Akado, Sakurako Kogure, Alice Sasabe, Jei-Hee Hong, Keishi Saruwatari and Takashi Iba, “Five Ideas for Designing Pattern Mining Workshops,” 20th European Conference on Pattern Languages of Programs (EuroPLoP2015), July, 2015

  • Satomi Oi, Tetsuro Kubota, Norihiko Kimura and Takashi Iba, “Sticking Patterns to Interview Transcriptions,” 20th European Conference on Pattern Languages of Programs (EuroPLoP2015), July, 2015

  • Takashi Iba, Norihiko Kimura, Takuya Honda, Sumire Nakamura, Sakurako Kogure, Ayaka Yoshikawa, “Agile Design Process with Patterns for Campus Building: The Keio-SFC Experiment,” 22nd Conference on Pattern Languages of Programs (PLoP2015), Oct, 2015

  • Yuji Harashima, Tomoki Kaneko, Taichi Isaku, Takashi Iba, “Fundamental Behavioral Properties – Part 2: Extending the Theory of Centers for Pattern Language 3.0,” 22nd Conference on Pattern Languages of Programs (PLoP2015), Oct, 2015

  • Natsumi Miyazaki, Rika Sakuraba, Kaori Harasawa, Takashi Iba, "Pattern Illustrating Patterns A Pattern Language for Pattern Illustrating,” 22nd Conference on Pattern Languages of Programs (PLoP2015), Oct, 2015


  • 国際学会 ワークショップ実施

  • Joe Yoder and Takashi Iba, “Generative Processes for Assisting with Quality Collaborative Groups" 5th International Conference on Collaborative Innovation Networks (COINs15), March, 2015

  • Betsy Morris, Takashi Iba, Helmut Leitner, “Pattern Cards Workshop,” World Conference on Pursuit of Pattern Languages for Societal Change(PURPLSOC2015), July, 2015

  • Helene Finidori, Sayfan Borghini, Takashi Iba, and Michael Falkenthal, “Bridging Pattern Languages for Social Innovation via Systemic Patterns,” World Conference on Pursuit of Pattern Languages for Societal Change(PURPLSOC2015), July, 2015

  • Takashi Iba, Hajo Neis, and Helene Finidori, “Pattern Language 1.0, 2.0, 3.0 and 4.0,” World Conference on Pursuit of Pattern Languages for Societal Change(PURPLSOC2015), July, 2015

  • Takashi Iba and Yuma Akado, “Thinking Patterns for Human Actions with the Fundamental Behavioral Properties,” 20th European Conference on Pattern Languages of Programs (EuroPLoP2015), July, 2015

  • Takashi Iba, Joe Yoder, Rebecca Wirfs-Brock, "Generative Processes of Community with the Fundamental Properties,” 22nd Conference on Pattern Languages of Programs (PLoP2015), Oct, 2015


  • 国内学会 論文・口頭発表

  • 井庭 崇, 岡田 誠, 金子 智紀, 田中 克明, 「認知症とともによりよく生きるための実践知の言語化」, 日本認知科学会 第32回大会, 2015年9月


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    2015年を振り返る:メディア掲載

    2015年は、『旅のことば』のことをたくさんの新聞・雑誌で紹介していただきました。このように紹介していただけることで、より多くの方に知っていただく機会になりました。どうもありがとうございます!

    来年は、『旅のことば』の読者の方の語りや、現場での活用、そこからの展開などが取り上げられるようになるとうれしいなぁと思っています。みなさん、ぜひよろしくお願いします。


    ● 2015年1月16日 シルバー新報
    「"認知症と生きる旅" 楽しんで - 本人・家族の工夫を冊子に 慶應大学研究室」

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    ●2015年3月 塾生新聞
    「参加者が体験 『パターン・ランゲージ』」


    ● 2015年6月12日 朝日新聞
    「認知症と生きるヒント :本人も家族も 前向きに過ごす「解決策」出版 (経験者の工夫役立てて)」

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    ● 2015年6月19日 シルバー新報
    「認知症と暮らすヒント:「旅のことば」カード版も」

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    ● 2015年7月3日 産経新聞
    「認知症と生きる「工夫」本に:建築分野の手法を応用」

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    ● 2015年9月1日 おはよう21(2015年10月号)
    「介護の経験知を共有化するパターン・ランゲージの可能性」(巻頭インタビュー)

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    ● 2015年9月17日 HELPMAN●JAPAN
    「認知症は新たな旅のはじまり。仲間とよりよい旅をするための40のヒント集」

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    ● 2015年10月10日 シルバー新報
    「認知症予防で初のアワード 意思表示ノートなど大賞に - オレンジアクト」

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    ● 2015年10月28日 日刊ゲンダイ
    「認知症とともに生きるための工夫や秘訣を「ことば」にまとめた書籍とカードがグッドデザイン賞を受賞」

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    ● 2015年11月6日 月刊福祉(2015年11月号)
    ほんだな●「旅のことば:認知症とともによりよく生きるためのヒント」

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    ● 2015年11月21日 KEIO SFC REVIEW(No.59)
    [おとなりの研究室]井庭研究会

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    ● 2015年12月20日 Wedge(2016年1月号 Vol.28_No.1)
    「認知症の本人の想いを引き出す」

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    2015年を振り返る:成果発表・活動等一覧(「カード」と「受賞」編)

    今年の成果発表・活動等のまとめの「カード」編。

    今年制作・販売開始したのは、以下の3つのパターン・カード。

    ともに、井庭研で作成したパターン・ランゲージを、僕がデザインしてカード化したもの。1枚1枚、僕がAdobe Illustratorでつくっています。

    旅のことばカード(認知症とともによりよく生きるためのヒント・カード)

    サバイバル・ランゲージ・カード(大地震を生き抜くための知恵)

    ラーニング・パターン・カード(日本語版)

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    このなかで、「旅のことばカード」は、2015年度グッドデザイン賞もいただいた。受賞コメントでは、「認知症は人により症状が異なり、家族や周りの人にとって、その不安や精神的負担を外部と共有することが難しい場合もある。この『旅のことば』は、患者によって異なる様々な症状や状況と、その対応策がカード式にまとめられており、利用する人があてはまるカードをセレクトし、自分だけのヒント集をつくることができる。また、カード式であることで、気軽に手に取りやすく、その時々の状況に応じた新しい発見を得やすい。使い手に親身によりそうデザインであり、高く評価した。」と、カードについて高く評価していただいた。どうもありがとうございます。

    これらのカードは、Amazon.co.jpにて販売しています。ぜひご覧ください。
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