本日、SFC秋山研究会にて生涯利用型パーソナル情報空間プラットフォームの研究について発表を行った。
本研究は、個人を中心とした情報を、「生まれたときから利用する」および「100年間以上継続利用する」を前提とし、実現可能とする情報空間プラットフォームを提案するものである。具体的には、パーソナル・ゲートウェイにより新たな情報空間および情報価値を創造できるプラットフォームのモデルを提案、母子手帳のように生まれる前から発生する情報や亡くなった後に残る情報を含め世代を越えた情報の共有、継承および保護について技術的および意味的に研究するものである。
発表へのフィードバックとして:
・医師モデル、看護師モデルに次いで市民モデルとしての医療の切り口で考えたらどうか。
・データだけでは意味がない、何を目的とするかでデータの意味や粒度も変わる。
→情報の粒度を明確にすること。利用目的を明確にすること。
・データが揃えば、データ検索エンジンに搭載されているようなデータマイニング技術により
アラートを発生させることも可能になるのではないか。
・普段の生活状況から、何を摂取しているからどのようなリスクがあるか分かる
・早く実装して利用してもらうのも良いアプローチかもしれない。
秋山さんからのフォロー:
・今回の発表に近い研究は既にされており、失敗例が多い。なぜ失敗したかを徹底的に調査し、今回のモデルはなぜ上手く行くかを説明できるように。 メディバ、東金病院、宮崎はにわネットなどが前例。最近では東京都も進めている。
・カルテを患者に開示できると良いというが、患者は本当にそれで満足するか
満足度調査ができると良い。(国領先生)
・公衆衛生の分野にあたるのでは。
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