2005年1月アーカイブ

インターネットの政治学序論@ホットワイアード・ジャパン

こんな大げさなことを言っていいのか若干不安だが……。

といっても翻訳。それも1人ではなく4人でやった。しかし、原文があまりにも難解なためにとても大変だった(原文はFT.comに掲載されたコラム)。出版社の皆様にも大変ご迷惑をおかけした。昨晩は午後9時半から11時半まで出版社の編集部で最後の作業をさせてもらった(その後、別の論文で徹夜)。もう翻訳はやるまい。『スマートモブズ』で懲りたはずだったのだが(1章しかやってないけど)、今回はローレンス・レッシグ教授からの提案だったので引き受けざるを得なかった。来月の日経新聞社の世界情報通信サミットまでには必ず出る。何といっても著者の一人のエリ・ノーム教授が来日(たぶんエリ・ノームの著作の翻訳としては初めてではないだろうか)。情報通信政策のサブリーダーとして最適。乞うご期待。

エリ・ノーム、ローレンス・レッシグ、トーマス・ヘイズレット、リチャード・エプスタイン(公文俊平監修、土屋大洋、砂田薫、霜島朗子、小島安紀子訳)『テレコム・メルトダウン―アメリカの情報通信政策は失敗だったのか―』NTT出版、近刊。

授業が一通り終わったものの、たまった仕事が終わらず、あちこちにごめんなさいメールを出しまくっている。締め切りを守るのだけが私の取り柄だったのに、最近は連戦連敗だ。本当に申し訳ない。

授業は一方で楽しみながらも、やはり負担といえば負担。つくづく向いてないと思う。苦手意識が抜けず、授業が迫ってくると準備で他の仕事ができなくなって締め切りを守れなくなっていく。来年度はましになるのだろうか。三つも新しい授業をやるから無理だろうな。

ところで、昨日、ある研究会で加藤文俊先生と隣り合わせになった。なんと加藤先生はパワー・ポイントを捨てたそうだ。パワー・ポイントはいくらスライドに情報を載せても相手には伝わっておらず、リンカーンの演説をパワー・ポイントを使ってやったらちっとも伝わらなかったとか。

それで、最近、加藤先生はプレゼンテーションをはがき大のカードでやっている。おまけにPOSTプロジェクトというのも始めていて、「プログ宣言」まで出している(「ブ」じゃなくて「プ」)。

これにクリエイティブ・コモンズが応用できそうな気配。コラボレーションができるといいなあ。

ACLU(American Civil Liberties Union)がアメリカ大統領就任式の日にメール攻撃を企画しているようだ。ACLUは"Refuse to Surrender"と題する署名キャンペーンをしていて、その署名者で一斉に議会に電子メールを送るつもりらしい。各人2人をリクルートせよとメールで檄が飛んでいる。

More than 73,000 people have taken our "Refuse to Surrender" pledge to help the ACLU press the President to uphold his oath of office. On Inauguration Day we plan to activate signers of the "Refuse to Surrender" pledge to send a barrage of emails to Capitol Hill to let our elected representatives know that the hundreds of thousands of ACLU members and supporters want them to make sure the President keeps his oath. The more people who sign our pledge, the stronger that message will be.

You can help us reach our goal of 100,000 pledge signers by Inauguration Day, January 20, simply by asking 2 friends to join you in signing the pledge. Send them our "Refuse to Surrender" postcard and ask them to stand with you to defend freedom in 2005:
https://www.aclu.org/team/tell.cfm?orgid=EA011005A&action=108&MX=1839&H=0

ミシガン州が個人情報窃盗法を強化

このニュースは興味深い。ここで書いたように、情報を盗んだ人を罰することは日本の個人情報保護法ではできない。それをできるようになっている。瀧口さん、情報ありがとうございます。

クロアチアでもCCが導入され、イベントがあるようだ。

dear icommoners,

on Jan 14 we're launching Croatian licenses. To mark and publicise the launch, we're organizing "Freedom to Creativity!" - a free culture festival with a plethora of public domain and open content works and producers (mostly local, some international).

the announcement and programme can be found here:

http://www.slobodastvaralastvu.net/FrontPageEn

best,
tom

こんなところで書く話でもないのだが、木久蔵ラーメンというのがあるらしい。笑点でネタになっていて、「まずい」らしい。木久蔵師匠は返品の山と格闘しているという。笑点ファンの父が本当はおいしいに違いないと思って買ってきて食べたら本当にまずかったそうだ。10月の東京駅土産ベストセラーにもなったそうなのだが、なんとなく食べてみたい……。

昨年からの仕事をいくつかやり残しているが、いつもより今年はのんびり正月を過ごした。元旦は実家に行き、2日は茨城県の那珂湊まで行って寿司を食べた。市場には新鮮な魚介がたくさん並んでいた。

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帰りに増上寺に寄って初詣。

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今日は昨年に続いて箱根駅伝を沿道で応援。しかし、速くてうまく写真にとれなかった。

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また明日から仕事だ。

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ちょっと前の話に戻るが、シンガポールは東京の24番目の区だといわれているそうだ。シンガポールにいる外国人としては日本人が一番多いらしい。紀伊國屋書店にも驚いたが、高島屋や伊勢丹にも驚かされる。店内表示は英語と日本語だし、食品売り場には日本食品がずらりと並び、お正月用の食材も完璧に揃う。どれも種類が豊富だ(写真はかまぼこ)。売り場にいる外国人は日本食に興味津々で、「日本食って健康にいいのよね」と寿司を物色している。日本食の量はおそらくワシントンDCのだるまの100倍はあるだろう。ここなら海外生活も苦にならないはず。

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