クリエイティブ・コモンズ: 2004年4月アーカイブ
Internet Archive、こいつはすごいプロジェクトだ。人類のすべての知識にユニバーサルにアクセスできるようにするという。(今のところアメリカ中心だけど)全世界の出版・公表された本、音楽、映像、ソフトウェア、ウェブページを収集して公開している。
クリエイティブ・コモンズのライセンスは使ってないけど、思想は知っているらしい。CFPのとりで講演したBrewster Kahle氏は、レッシグ教授に言及していた。
SYさんが教えてくれた。
もともとコラボレーションしていた二人だけど、レッシグ教授の新著『Free Culture』の前書きではFSFのストールマンのことをたくさん書いている。より関係が密接になったということかな。
知人から聞いたのだが、家を建てる時の設計図は著作権を無視して使われることがあるらしい。例えば、大手の住宅メーカーに行って相談に乗ってもらう。その過程で設計図を書いてもらう。しかし、そのメーカーに建築は依頼せず、別の工務店に設計図を持ち込んで家を建ててもらうということがよくあるらしい。
下記のリンクにもあるように、著作権上は明記されていないが、設計図にも、建築物にも著作権がある。
http://www.jia.or.jp/activity/s_committee/kensetu_jia/2003/05_cals.htm
建築業界では著作権に関してルーズな慣行があるのだろうか。
いい建築物や家具などいろいろなものの設計図にクリエイティブ・コモンズのライセンスを付けてくれればいいのにと思う。文章や絵の複製というのも重要だが、設計図に基づいて何か作ってみるということもまた、クリエイティビティを刺激する営みだと思う。
http://www.linux-magazine.com/issue/42/Linux_World_News.pdf(pdfファイル)
Linux-magazineにクリエイティブ・コモンズの日本での活動について紹介記事が出た。「日本ではブログに使われている例が多くて、大手が商用利用している例はあまりない」とやや否定的に書かれてしまったので少し反省。メディアへのコメントは難しい。