クリエイティブ・コモンズ: 2004年10月アーカイブ

ショージさんが、この一つ前のエントリーにコメントしてくれたように、経済産業研究所が「e-Life」というブログを始めた。政府機関がブログを始めたというのはおもしろい。それにもまして、政府機関がクリエイティブ・コモンズのライセンスを使っているという点がおもしろい。考えてみれば、経済産業研究所はずっと前からクリエイティブ・コモンズのライセンスを使ってくれていた。実は、ここ数日、世界中のクリエイティブ・コモンズの国際化プロジェクトのリーダーたちの間で、「政府がクリエイティブ・コモンズを使っている例はある?」という質問が出ていた。ここにその例があったんだ。

Lessig Blog (JP)で紹介されていた政治批判の動画。今回の米国大統領選では、政治を風刺する歌や動画がたくさん出てきているのが特徴だろう。新聞の風刺漫画を見る人の方がまだ多いだろうが、インパクトは動画の方が大きいのではないか。

JibJabの「My Land」もおもしろかった(こちらはついにDVDを売り出したらしい)が、新作「Good to be in DC!」もおもしろそうだ。しかし、エラーが出て見られない。

レッシグ教授が昨年日本に来たときに紹介していた「Read My Lips」シリーズは、少なくともオリジナルのあったスウェーデンのサイトからは消えてしまったようだ。残念。

日本でもフラッシュを使った動画のコミュニティが出てきているが、政治風刺ものはあるのだろうか。

同僚の國領二郎先生が講義で使うケース・ブックにクリエイティブ・コモンズのライセンスをつけて配布を始めた。非営利利用についてはクリエイティブ・コモンズのライセンスが適用され、営利利用については指示に従って利用料を払うという仕組みだ。いいアイデアだ!

http://case.sfc.keio.ac.jp/cases/20040001kijo.pdf
http://case.sfc.keio.ac.jp/cases/20040002uservice.pdf

ネットワーク社会論の講義シラバスの第4回からリンクされている。ライセンスの詳細はこちら

HotWired Japanで「音楽を創り、共有する楽しみ──GarageBandとクリエイティブ・コモンズ」という特集をやっている。クリエイティブ・コモンズを使ったミュージシャンがどんどん出てくると楽しいなあ。

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