札模様
〜歌留多のある風景〜
本稿は、「競技かるた」を正面から取り上げた小説がないという声を
聞いて、「ならば、私が……」と実験的に書いた「かるた小説」であ
る。なにせ、私にとって、小説を書くという作業は初めてである。す
でに読まれた方からは、「時代設定があいまい」とか「錬りが足りな
い」など、ご意見・ご批判を頂戴している。いつかは、再構成したい
と考えているが、そのためにも、こうした様々なご意見・ご批判をい
ただきたくここに発表する次第である。
目次
「序」
第1章: 四月 ―さくらとともに―
第2章: 十二月 ―内弁慶にさよならを―
第3章: 五月 ―緑のなかで―
第4章: 九月 ―季節のかわりめに―
第5章: 六月 ―梅雨入り―
「破」
第6章: 一月 ―シーズン到来―
第7章: 八月 ―夏に燃える―
第8章: 七月 ―めぐりあひて―
第9章: 十月 ―光と蔭―
「急」
第10章: 三月 ―卒業(わかれ)―
第11章: 二月 ―理由(わけ)―
第12章: 十一月 ―運命(さだめ)―
「千秋楽」
本文中の競技かるたに関する用語・用字において、社団
法人全日本かるた協会で通常使用する表記と異なる表記が
ありますが、ご了承ください。
この小説はフィクションであり、登場する人物・団体、設定などは
架空のものですので、実在の人物・団体等とは関係がありません。
著者
高野 仁
Copyright:Hitoshi Takano(1998)
E-Mail:takano@sfc.keio.ac.jp
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