情報社会学を構築する: 2005年12月アーカイブ
昨日、ある研究会で久しぶりに木村忠正先生の話を聞いた。日本、フィンランド、韓国の若者がどうやって情報技術を使っているのかを積極的に調査されている(各国の頭文字を録ってJFK調査というそうだ)。キーワードはEUなどで使われ始めているeInclusion。日本の学生のネット利用のキラー・アプリケーションは日記なのだそうだ。
日本はネット普及が遅れたといわれているが、人口構成比で高齢者人口が多い日本では、比率としてはどうしても低くなる。言われてみればその通りだ。韓国は朝鮮戦争のためにベビー・ブームが遅れ、人口構成が日本より若い。
たくさんあった論点のうち、興味深かった一つはSNSのとらえ方。SNSを積極的なコミュニケーションの場ないしツールとしてとらえるか、あるいはネット版のwalled gardenととらえるか。私は後者のように思うのだけど、どうなのだろう。