Research Theme 02
食品成分の研究と応用Functional Food Components
大麦のβ-グルカン、杜仲茶のアスペルロシド、まいたけのMXフラクションなど、身近な食品成分の機能性を科学的に明らかにし、その応用を探ります。「医食同源」を科学的に実現することを目指す研究テーマです。
杜仲茶 / アスペルロシド
杜仲茶配糖体アスペルロシドの抗メタボ作用
杜仲は中国起源の中高木で、その葉から作られる杜仲茶には、血圧降下や抗高脂血作用などが知られています。私たちは杜仲茶に含まれる配糖体「アスペルロシド」に着目し、全身レベルでの代謝の活性化を通じて内臓脂肪の蓄積を抑制するメカニズムを研究しています。
アスペルロシド内臓脂肪抗メタボリックシンドローム
腸内細菌 × 代謝
食成分が腸内細菌を介して代謝を変える
アスペルロシドを高脂肪食とともに与えると、腸内細菌叢が変化し、由来する代謝物を介して、褐色脂肪組織でのエネルギー代謝の亢進、腸管のバリア機能や GLP-1 分泌の改善、白色脂肪の小型化などが起こることが示唆されています。こうした変化を通じて、肥満の抑制と耐糖能・インスリン感受性の改善につながると考えられます。
腸内細菌叢エネルギー代謝GLP-1
食物繊維 / レジスタントスターチ
身近な食品成分を、応用へ
食生活の変化により、現代人は食物繊維が不足しがちです。食物繊維は腸内環境の改善や代謝の亢進、血糖値上昇の抑制などに関わります。私たちは、大麦のβ-グルカン、お米に含まれるレジスタントスターチ、まいたけの MX フラクション、ゴボウ由来の加工食品など、身近な食品成分の機能性を科学的に解明し、その応用(食品開発)にも取り組んでいます。
β-グルカンレジスタントスターチMXフラクションゴボウ加工食品
関連テーマ — Related Topics
食成分に関する学生テーマStudent Topics
01
天然物由来機能性物質による肥満関連肝細胞がん抑制効果の検討
02
健康長寿延伸を目指した最適な栄養素バランスの解明
03
ゴボウ由来の加工食品による抗メタボリックシンドローム効果の検討
04
お米に含まれるレジスタントスターチによる抗肥満効果の検討
05
杜仲茶配糖体アスペルロシドの抗メタボリックシンドローム作用
06
天然物由来機能性物質によるパーキンソン病予防作用の検討