運動 × 健康長寿 — Winter Sports & Health

ウィンタースポーツと健康Winter Sports & Health

スキーをはじめとする冬の身体活動を、「健康長寿」の視点から見つめます。屋外での有酸素運動・全身運動としての特性に着目し、加齢に伴う変化の予防や、生涯にわたって楽しめるスポーツとしての価値を、健康科学の観点から明らかにすることを目指しています。

ウィンタースポーツは、屋外での有酸素運動であると同時に、全身を使う生涯スポーツでもあります。私たちは、健康長寿との関係を「アンチエイジング(抗加齢)」の視点から検証しています。研究会には、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授で、博士(医学)の三浦豪太氏も参画しています。なお、スキー場そのものの現状分析や持続可能な運営に向けた取り組みは、別テーマ「スキー場の持続的な発展」で進めています。

Academic Background

国の健康政策と、国内外の学術研究を背景に

スポーツ庁は、第3期スポーツ基本計画において、スポーツを通じた健康増進と健康長寿社会の実現を国の施策として位置づけています。また、抗加齢医学は、加齢に伴う変化を基礎医学・臨床医学の両面から科学的に捉え、健康寿命とQOLの維持・向上を目指す学際的な研究領域です。

海外では、60〜76歳の47人を対象に、12週間の指導付きアルペンスキーを検証した無作為化比較試験が報告され、有酸素能力や脚筋力など一部の指標に改善が見られました。一方で、バランス能力など明確な改善が確認されなかった項目もあり、総説では研究数や対象集団の限界を踏まえた追加検証の必要性も指摘されています。本研究室では、こうした先行研究を踏まえ、スキーが身体機能や代謝に及ぼす影響を科学的に検証し、健康長寿への効果を明らかにすることを目指します。

政策・学会の公式資料と査読付き学術論文を掲載しています(2026年7月26日確認)。

取り組みの内容 — Our Focus

冬の運動を、健康長寿の視点からThree Perspectives

01

有酸素・全身運動としての効果

スキーなどの冬季の身体活動が、代謝・身体機能・こころの健康に与える効果を検討します。屋外での有酸素運動・全身運動としての特性に着目し、日々の運動習慣がもたらす健康への影響を、健康科学の観点から明らかにすることを目指します。

有酸素運動全身運動代謝・身体機能
02

抗加齢・介護予防

加齢に伴う身体機能の変化を、運動によっていかに予防・緩和できるかを検討します。バランス能力や筋力の維持など、介護予防の観点も含めて、ウィンタースポーツがアンチエイジング(抗加齢)に果たしうる役割を探ります。

抗加齢介護予防身体機能の維持
03

生涯スポーツとしての価値

ウィンタースポーツは、幅広い世代が長く楽しめる生涯スポーツでもあります。世代を越えて続けられる運動として、また自然の中で心身をリフレッシュする時間として、その健康面での価値を多面的に見つめます。

生涯スポーツ世代を越えて心身のリフレッシュ
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健康への効果の研究とあわせて、私たちはスキーを楽しむ場である日本のスキー場そのものにも目を向けています。現状分析やDX・AX支援、調査レポートの発信など、スキー場の持続可能な発展に向けた取り組みは、別テーマで進めています。

スキー場の持続的な発展を見る