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Januar 29, 2004

time out

もうどこにも行けないし
どこにも行きたくない

世界の果てはあの日消してしまった
どんなに走っても
そこはただの世界のどこかでしかない

ただの通過点としての毎日を
僕らは消費してゆくだけで
ぼやけるように生きて消えていくんだろう

街を通り過ぎる
窓を開けたままの車で
やけに遠くに見える地平線と副都心

孤独の夜はあの日終わったけれど
いつかは追いつかれる
時代さえも飲み込む時間という渦

明日も当たり前に終わってしまうだろう
守るべきものを失くしたままで
生きていける僕は壊れてしまったのかな

風が通り過ぎる
街を素通りしていくだけ
やけに悲しく見える名前さえも失くした空

街を通り過ぎる
意味を失くしたままの心で
やけに遠くに見える地平線と副都心

もうどこにも行けないし
どこにも行きたくない

投稿者 POE : 11:05 EM | コメント (0) | トラックバック

あれから。

ぎゅっと握りしめた奇跡
守るつもりがいつの間にか壊してしまったようだ

崩れてゆくビル越しの空
離れてしまったあの街でも
まだ空は見えるはずだ
たとえどんなに切り取られ、汚され、意味を剥ぎ取られても。


口にすることで
はじめてわかる悲しみや喜びや嘘や決別や真実
もしもさびしいという言葉を知らなければ、
こんなにもさびしくはなかったのに

言い当てる言葉は
やがて弱さを覆い隠し、
強さと呼ばれる実体の知れない概念に埋もれてゆく


強くなろうと思ったのは弱さを守りたかったから
でも弱さに対しての強さしか此処にはない

とまらずに零れ落ちる世界
「ここが世界の果てだとしたら、
そこは世界の果てではない」。
いつまでも君の嘘の中で生きていたかったな

またひとつ、世界を終えて、寄り添えるものを失くしてゆく
だけど、当たり前だけれど、
窓をあければいつもそこには外の世界があって
テレビをつければいつもそこには違う世界があって
電話をかければいつもそこには知っている声があって

複雑に重なった場所でいくら切っても、消えそうにない繋がりとして
まだここで歩いている

まだ覚えているかな
壊してしまった奇跡

壊れても、失っても、消滅ではない

そんなちっぽけなかけらとしての今。

まだ覚えているかな。
まだここにいるのに。

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Januar 27, 2004

永遠

幽玄とはモノが出来上がる前の状態の美しさ。
侘びはモノの生成過程の美しさ。
寂びはモノが終わっていく美しさ。

簡単に言いすぎだけど、この3つは変化を前提としている点で同じだと思う。物事は移ろい行く。で、どれもそのプロセスをとどめておく為の芸術。

永遠ってのはこの前までは嘘だと思っていた。何一つとして終わらないものなんてない。永遠の定義がはじまりも終わりもないことなのだとしたら、時間さえもはじまりが理論的に証明されている世界で永遠なんて簡単に信じられるわけない。

でも、永遠ってのは普通僕たちが考える過去、現在、未来っていう時間軸の垂直線としてなら存在できるんじゃないかなって思った。
それがまさに幽玄の発想だったりするんじゃないかな。物事は時間とともに逆らえない流れにいる。でもその要素のひとつを取り出して、要素として存在させることで、時間とは別の軸に存在させることで、永遠と呼んでもいいような新しい軸を獲得する。

投稿者 POE : 07:49 EM | コメント (0) | トラックバック

ふっふふ

無邪気なフリして
知らないフリして
歩いていかないと
こんな毎日生きていけないと思ってた
でも
それが誰かを傷つけてしまうことも
あるんだね、って今更気付いても、
きっと明日も知れないフリをしてしまうんだ。

臆病な時代に
強さを演じる意味に気付いて。

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Januar 26, 2004

フーコーの思想を説明しなさい

注釈 ただし講義で扱った内容でないと評価しない。

今日のビジョンと社会システムのテスト問題。参考文献読んだ僕はどうなりますか。どこからが授業でやって、どこを授業でやってないんですか。

投稿者 POE : 10:33 EM | コメント (0) | トラックバック

テスト勉強

いつも見てきたハビトゥスはもしかしたら、僕の些細な実践によって変容してしまったのかも知れないね。だって世界は一枚岩じゃない、こんなにもたくさんのchampによって多重的に出来ているのだから。
ところで今日、オリエンタリズムの秘密を見たよ。西洋と東洋が一瞬に出来てしまう瞬間をキミは見たかい?ポストコロニアル論と同じさ。いつまでも僕が僕であり続けるための秘密の連続。中心が変わり行く世界システム論みたいだろ?グローバルシティ論もそうだけど、もはや国家なんていう枠は必要ないのかも知れないね。だってあくまでもすべては関係性の中だけで見出されてきたことだろ?
近代国家の中で生きてる僕ら。母性は近代以降の誕生。だって近代以前は何もかも、たとえば教育から生産からすべてが家で行われていたからね。でも時はたったんだ。生産手段を持たない労働者として、生産から結果的に疎外され、そしてシミュラークルとシュミレーションによるハイパーリアルの世界をこうして歩いています。
ヘゲモニーを知らないうちに持っていた僕のたわごとは誰に届くのだろう。構造主義で考えた僕のアイデンティティはただの社会の結節点で、誰かの視線によってできる権力構造でもあるみたいなんだ。でも文化研究によるとさ、僕が僕になるまでの生産過程や意味づけを重視するらしいよ。
こんな意味のわからないたわ言。でも大丈夫。ここに意味はなくていいんだ。意味はこのENCODINGじゃなくて、キミのDECODINGにかかっているのだから。気楽にいけばいいさ。そう、その意味が出来る過程が大事らしいよ。そう、キミしだい。

投稿者 POE : 12:37 FM | コメント (2) | トラックバック

Januar 24, 2004

テスト

中学校、高校、大学とあがるにつれ、テストに対する真剣さの度合いが変わっている。

中学校
指定されたワーク、プリントなど全問題を消化した上で、理科や社会などの教科に対して予想問題を作成、どんな些細な語句ももらさない勉強。

高校
教科ごとのむらがでてくる。
国語系 前日に漢字、ワーク・教科書の斜め読み
数学系 前日にワークの例題と大事そうな問題を読む。夜中なのにいまさら人に聞く。
日本史 完全なノート。時系列順に整理。重要語句は()にし、次のページに答え。人物画は写真や予想図を書く。古代歴代天皇の全予想図を描いたり。 
理科系 地学、生物には予想問題作成(色つき)
保健  予想問題を作成。

大学
あさって、テスト。
今、プリントを探してる。

投稿者 POE : 10:49 EM | コメント (0) | トラックバック

Januar 22, 2004

あたすしぃ日本語という番組。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040122-00000009-cnc-l23

たとえばドライヤー<度(接頭語・強調)ライヤー<うそつき)>→超うそつき
たとえば明子様(巨人の星の星明子が影で見守っていた事から)→こっそり熱い視線を送ること

別の言葉で完全にあらわせることが出来る言葉は本当に新しい?というか既存の単語を組み合わせた言葉や、既存のキャラクターを言葉におきかえた言葉。

こんなのも。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040122-00000009-cnc-l23

投稿者 POE : 02:29 EM | コメント (0) | トラックバック

Januar 19, 2004

ねえ。

決まって思い出す君の顔は

雑踏で背中に感じた

見てもないすまし顔

どんなに歩いても

どれほど時を諦めても

相変わらず掌で転がされているだけだ

でも指と指の隙間は

時に恐怖で時に心地よくて

結局甘え続けるしかない

もう振りほどくべくもない

確かな昨日。

確かな不甲斐なさ。

投稿者 POE : 10:49 EM | コメント (0) | トラックバック

Januar 18, 2004

今日はセンター試験です。

気が付くと夜六時。
太陽を見ずに終わる一日。
それは地下に暮らした彼らと何の違いもない。
更新されない体内時計。
あれから止まってしまったストーリー。
終わったセンター試験。
一年前のタイムラグ。
あの人たちはどんな笑顔で今頃、明日を語り合っているのだろう。
どんな後悔で一年間を振り返り、
そして僕はここで霜月騒動と宝治合戦にさえうまく選択の照準を合わせられず。
何を覚えて何を忘れて、何に期待して、何が適って、何を叶えて。
誰を忘れて。誰を忘れたふりして。
不甲斐なさに戸惑って、他者のそれに委ねてしまった弱さ。

投稿者 POE : 09:10 EM | コメント (0) | トラックバック

雪。

立ち向かうべき術を失くして
それでも縋りつけるものは思い出くらいで

喩えるべき流れはもう見えない

消え入りそうな声で自分を励ます声も心許ない
殆どが嘘だった
でもシアワセだと感じてた僕は否定できない
角度変えれば空しいけれど
もういいよ

面映い笑顔だけ残して
雑踏に混じる気配を背中で感じる

投稿者 POE : 12:03 FM | コメント (0) | トラックバック

雪。

立ち向かうべき術を失くして
それでも縋りつけるものは思い出くらいで

喩えるべき流れはもう見えない

消え入りそうな声で自分を励ます声も心許ない
殆どが嘘だった
でもシアワセだと感じてた僕は否定できない
角度変えれば空しいけれど
もういいよ

面映い笑顔だけ残して
雑踏に混じる気配を背中で感じる

投稿者 POE : 12:03 FM | コメント (0) | トラックバック

Januar 14, 2004

A HAPPY BIRTH DAY TO ME

プレゼントをくれたみなさん、どうもありがとうです。うれしいです。

遠ざかる昨日の足跡
寂しさの痛みを紛らすことを
一人で生きてゆくことに
置き換えようとしていた

本当に欲しいものを知っていたのに
目の前をそれが通り過ぎると見えないふりをしていた
手に入れるよりも
失くすことに怯えている自分を知っていたから

はじまりの黄昏は
もう幾度も巡った

分かち合える軌跡じゃない
喜びはひとりだけのもの
だけれど時に連鎖するそれにすがるように
こんな日を迎えてる

見切りをつけるふりをしながら
いつだって探しているのは
ここにとどまる理由

変わってゆくまわりの景色
でも一日の終わりはいつだって同じ場所
巡る自分
終わる昨日

変わらない流れは
今日も続いてゆく
それに駆けてみるちっぽけな今日の約束

怯えてた出会いも
いつか日常に埋もれてゆく
新しいのは
きっと他人じゃなくて


あまりにもありふれた
あまりにもちっぽけな
それなりの価値を信じる
それなりの明日を願う
どこにでもありふれた存在として

いつからか歩いてた


あまりにもありふれた
あまりにもちっぽけな
それなりの価値を信じる
それなりの明日を願う
どこにでもありふれた自分

投稿者 POE : 05:29 EM | コメント (0) | トラックバック

Januar 12, 2004

ゲーム

FLASHを使った単純なゲーム。面白くないんだけど、やってしまうような。しかも果てしなくレベルが続いていきそう。あなたもどうですか。

http://www.telescope-game.com/

それにしても手軽に出来るゲームはいいよね。プレステはタイトル画面までに30秒、さらにロード時間などもあって、ゲームが出来るまで一分。手軽って大事。

だから本も好き。
だからパソコンのスタンバイが好き。
だからテレビが好き。
だから現実世界は好き。
だから映画は嫌い。
だからDVDは怖い。
だから電子辞書が好き。
だからウォーククマンが好き。
だからコンポは少し遠い。
だから携帯が好き。

投稿者 POE : 09:01 EM | コメント (0) | トラックバック

Januar 10, 2004

急がなきゃ 急がなきゃ 早くいかなきゃ って、どこへ?

一月なのにこんなにのんびりしていていいのかなあ。
SFC生は忙しくないといけないらしいのに。。。。

って!本当にSFCは忙しいのか!?
確かに図書館に一日中こもっている人や、研究室に泊まりこんでいる人もいる。
でも、そんな人一割未満じゃないのかな。

必修科目がほとんどないSFCは、卒業のしやすさで言えば一番だし。

でも、忙しい人はかっこいい。
忙しがっている人はかっこ悪い。

投稿者 POE : 06:22 EM | コメント (0) | トラックバック

Januar 09, 2004

i am here now .

ぼくはいまここにいる。

それ以上の答えもそれ以下の答えもない。
結局、たどりつく先はそこ。

未来は今にならないと体現できない。
過去は今の上でしか焼きなおせない。

今が楽しければそれでいいよね。
でも今が楽しくなかったら?

投稿者 POE : 12:27 FM | コメント (0) | トラックバック

Januar 06, 2004

断片

Seventeenでやってた「あたしが感動した言葉」みたいな企画。ほとんどが小説からワンフレーズだったりしたんだけど、こういう言葉って文脈から切り離されても力があるものなのかな。たいてい、言葉は場に依存しなければ存在できない上、小説という独自の物語としての場を持つ本体からの離脱は言葉にとって致命的であって、それらの言葉は他者と共感できうるものなのか、と考えてみたり。

でも考えたら日常生活の中でも物語ってのは喪失されきって、断片断片ばっかりだからいいのかなあ。ところでこの物語の喪失って問題が60年前のニイミナンキチのエッセイにもあって、ちょっとほのぼのした。

って、何が問題ってSeventeen読んでる自分?

投稿者 POE : 03:32 EM | コメント (0) | トラックバック

Januar 05, 2004

新聞で見かけた平和そうな言葉

「市民が大喜び」
これほどまでに平和でほのぼのした言葉の組み合わせはそうあるものではない。ただの喜びではなく「大喜び」なのである。そのヘッドラインのとなりに、老人がゲートボールを楽しむ姿が映し出されている。

「若手が電話相談」
曹洞宗の20~40代の若手僧侶32人(うち女性1人)が毎週、電話で青少年の悩みを聞くというもの。その内容はさておき「若手」という言葉とその「若手」が実は若年僧だったという内容はまさに平和。殺伐とした世間を電話相談によって救おうとする気鋭の試み。カッコつきで記載された「(うち女性一人)」というのも見逃せない模様。

「みやげ手にUターン 」
ここでのポイントは「みやげ」です。この「みやげ」という言葉は帰郷などのノスタルジックなものと結びついたとき、最大の威力を発揮する言葉です。付属した言葉が「手に」というのもいいものです。隣に掲載してあった写真はどう見てもキャリーバッグなのだけれども、それももはや関係ないでしょう。

「物忘れ受診2・4倍増」
なんてことはない、痴呆症の診断の記事。タイトル負けです。医者が患者の病状を忘れたまま診断してしまう物忘れだと思ったのに。

「ザ・村長③ 先生 上小阿仁 」
こんな連載やっているんだ、朝日新聞秋田版。「腕力に自信があった。悪さをすれば軍隊流の共同責任。いま思えば暴力教師だった」。未来だけが明るかった頃の日本の話しでしょうか。嫌いです、この人。ちなみに村民の35パーセントがこの人の教え子らしいです。
教え子で、村議6期目の斉藤博臣さんは「現状維持で政策を先取りできない」とこの村長を批判。村長選に立候補したかったが「勝ち目がないから」やめたというこぼれ話まで載っていました。

投稿者 POE : 03:36 EM | コメント (0) | トラックバック

県民性

いまTvでやっていた「大晦日河口湖に爆音。警察VS暴走族」。暴走車のナンバーの地名が「熊谷」「大宮」などと埼玉の地名続出だった。
これは池袋に埼玉県民が多いことと何か関係しますか。

投稿者 POE : 12:21 EM | コメント (0) | トラックバック

Januar 04, 2004

カケガエ

生きる理由が自分以外に帰結してしまうことが怖い。
誰かのために生きる。それじゃその人にとって、代わりになる人がいつか存在してしまいそうだから。

投稿者 POE : 09:19 EM | コメント (0) | トラックバック

t.A.T.u.

すっかり人気が廃れたかと思ったt.A.T.u.(きっちりちゃんとした表記で書いている自分が嫌)。でも不覚にも癒された。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040104-00000033-nks-ent

投稿者 POE : 07:15 EM | コメント (0) | トラックバック

Januar 03, 2004

ずんぶり

目覚めるといつだって太陽は西へと傾いている。そんな日々。あんなに嫌っていたショーガツ的な生活。どうしようもなくどうしようもない。

もう何も残せるものなんてないのかも知れない。
いつか使ったような言葉。いつか感じたような刺激。

新しい気持ちを現すために、あとどれくらいの言葉を覚えればいいのだろう。

投稿者 POE : 10:28 EM | コメント (0) | トラックバック

Januar 02, 2004

?

「全てが何かの比喩だと否定されたらどうしましょう。」

ところで、外国語を俳句に入れる場合カタカナ読みにした場合の音素が採用されるのか、それとももとの言語に忠実になるのか、30秒前から気になって仕方がない。でも3分後には同でも良くなるからいい。あーあ、アトランティスは字余りになるのか、どうなのか!

投稿者 POE : 11:37 EM | コメント (0) | トラックバック

Januar 01, 2004

2004

2004という数字が想起させる突き抜けるような未来は、きっと今年も訪れない。いくつかの未来予想には穏やかながら回復に向かう世界経済?や存在感を増すEU?といった言葉が並ぶばかり。混迷と呼ばれるほど劇的ではない毎日。薄靄のかかったような景色。いつか見たような新製品、言葉、感覚、色彩。このままどこまで行ってももう何もないような、どうしようもない感覚の下にまだいる。


操縦桿を握る君の手は もうとっくに誰とすり替わって
音を追い越して 聞こえなくなった泣き声はどこへ消える

とりあえずの毎日を越えていくだけじゃ
いつまで経っても更新されないキャッシュ

字幕だらけの画面をぼんやりと眺めてる幾つもの瞳
とっくに失くした言葉を埋める刺激的なやさしい学者の夢

寄りかかれる肩はもうない
見せ合う笑顔はいつだってあの日の焼き直し

袖触れ合うだけで避けて痛がるスクランブル交差点
一人と一人じゃひとつにはなれない

行き先はなくしたまま
それでも歩いたまま

投稿者 POE : 03:24 EM | コメント (0) | トラックバック