国際関係論: 2006年10月アーカイブ
自衛隊の観艦式予行を見に行った。おそらく9年ぶりではないかと思う(昨年、江田島を見学させてもらったけど)。
観艦式とは、観閲官である総理大臣が海上自衛隊の防衛力を実地で見るというもので、相模湾で行われる。来週の本番までに予行が3回行われる。それぞれ数千人の一般の人々が数十隻の護衛艦などの上から見守る一大イベントだ(写真の護衛艦のデッキにも人がわさわさ乗ってます)。
何とか級何番艦というスペックが全然頭に入らない私はミリオタではないし、自衛隊に強い興味があるわけでもないが、自衛隊を語る前にこういう現場を見ておくことは重要だと再認識する。
それにしても、自衛隊には何も興味ないはずの同僚T氏が、フネオタ(船のオタク)というだけで、高級カメラと一脚を持ってきていたのにはびっくりした。
久しぶりに国際政治学会に行ってきた。ここ数年はいろいろ重なってしまって行けないでいた。自分の発表は初日の最初の部会で終わってしまったので、残りの時間はじっくりと他の部会や分科会を見て回ることができた。
今回は50周年記念大会で、記念シンポジウムが開かれた。基調講演は緒方貞子さん。パネル・ディスカッションでG・ジョン・アイケンベリー教授が「コンサート・オブ・デモクラシーズ」という言葉を使っていたのにはっとした。興味深い言葉だ。報告書が出たばかりのようだ。デモクラシーのように定義する人によって違う言葉を使ってコンサート(調和)が築けるのだろうか。