国際関係論: 2008年7月アーカイブ

もうすぐ渡米4ヵ月になる。生活が軌道に乗ってしまうといろいろ忙しくなる。あっという間に一日が過ぎていく。夢中で時間が過ぎていくのは良いことなんだけど、もっとじっくり味わって時間を過ごしたい気もする。

先日、ふと丸一日空いている日があったので、車に乗ってポーツマスまで出かける。まずはポーツマスを少し通り過ぎて大西洋を見てくる。日差しは強いのに涼しい風が吹いていて心地よい。

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ポーツマスは言わずとしれた日露戦争の講和条約が結ばれたところである。先日ポーツマスを訪れたSさんとOさんがとても良かったと言っていた展示を見に行く。確かにここの展示は良くできている。いわば、政策過程分析を詳細にやっているのだ。国際交流基金日米センターの支援があったそうだが、良い仕事を支援しているなと関心。講話成立は両国政府代表団の努力だけでなく、米国政府やポーツマス市、ポーツマス住民の支援があって初めて可能だったのだということが分かる。

出口のところで売っている資料を物色しているうちに私は出口をふさいでしまっていた。アメリカ人のおじさんがやってきて、「ちょっと失礼」と言う。それも日本語。おじさんはそのまま出て行ってしまった。買い物が終わって外に出てトイレに行こうとすると、さっきのおじさんが出てきて、「左です」とまた日本語。話をしてみると、早稲田に留学したり、同志社で先生をしたりしたこともあるアメリカの大学の先生だった。コロンビア大学で日本政治の博士号をとり、今はバージニア州の大学で先生をしていて、専門はなんと公明党の政治。いやはや恐れ入ります。

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